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渋谷を舞台に、廃校寸前の中学校の最後の在校生、エイト(蜂谷詠兎)達がサーティーン・ナイトと呼ばれる闇のイベントを巡って闘う姿を描いたバトル作品。

正式名称
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ふりがな
えいと
作者
ジャンル
バトル
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概要・あらすじ

過疎化が進んで廃校が決定し、3年生6人のみが通う渋谷区立宇田川中学校。かつての在校生のリーダー格・マサト(陸真人)は、半年前に死亡した。その後バラバラになりつつあったクラスに、マサト(陸真人)に瓜二つの転校生・エイト(蜂谷詠兎)が現れる。渋谷では、闇賭博のイベント・サーティーン・ナイトが密かに行われていた。

サーティーン・ナイトはバトル(ストリートファイト)とレース(スケートボードレース)の2つの部門があり、その競技者(プレイヤー)は渋谷区在住の10代に限定されている。マサト(陸真人)は、同級生のトラ(虎木辰巳)の代わりにレースに出場し、命を落としたのだった。

エイト(蜂谷詠兎)の目的はサーティーン・ナイトに参加し、マサト(陸真人)の仇を討つことだった。レースへの参加を目指すエイト(蜂谷詠兎)、バトルのランカー達を狩るトラ(虎木辰巳)など、動き出す渋谷区立宇田川中学校の面々を密かに見て、不気味な笑みを浮かべる影があった。

登場人物・キャラクター

蜂谷 詠兎 (はちや えいと)

初登場時は14歳。渋谷区立宇田川中学校3年に転校してきた。半年前にサーティーン・ナイトと呼ばれる闇のイベントで事故死したマサト(陸真人)に瓜二つの風貌。右手にはドーベルマンのハチがつけた噛み跡がある。渋谷区立宇田川中学校に現れた目的は、マサト(陸真人)の仇を討つことであり、トラ(虎木辰巳)や小笠原圭吾達に探りを入れ始める。 実は転校前からときどき(陸真人)と入れ替わって渋谷区立宇田川中学校に登校していたが、その事実を知っているのはシン(葛西シン)とナナコ(藍染奈々子)のみ。転校後は顔を売ってサーティーン・ナイトのレース部門にエントリーされるべく、シン(葛西シン)にスケートボードを教わるが本来はバトル(ストリートファイト)部門が向いている。 毎日メロンパンを食べているが、その理由は身体と関わりがある。

藍染 奈々子 (あいぞめ ななこ)

黒髪のロングヘアーの少女。中学生ながら男達の目を惹き付ける容姿の持ち主。初登場時は14歳。渋谷区立宇田川中学校3年。マサト(陸真人)が死んで以降は、腑抜けたようになっていたが、エイト(蜂谷詠兎)の出現を境に鋭い瞳が戻る。かつてリーダーであるマサト(陸真人)に対して反発していた時期は先輩のアラン・御国らと遊びまわっていた。 かつて頻繁にクラブ・ジェイコブ(CLUB-JACOB)に出入りし、店のDJ・馬場(DJ-BABA)を師匠と呼ぶ。武術の心得があり、男達も怯む程の手練れ。

葛西 シン (かさい しん)

長髪の少年。初登場時は14歳。渋谷区立宇田川中学校3年。かつて同級生のリーダー格・マサト(陸真人)にスケートボードを教わっており、彼の死後もトレーニングを続け、その腕前は群を抜く。マサト(陸真人)が亡くなってからはトラ(虎木辰巳)とは絶交状態で、一学期の終わりまで学校には来なかった。 エイト(蜂谷詠兎)とマサト(陸真人)が時々入れ替わっていたことを知っており、エイト(蜂谷詠兎)を「ハッちゃん」と呼ぶ。エイト(蜂谷詠兎)と共に渋谷区区長の九藤俊作と、区長秘書主査の蛍原ヒカルに出会う。非常に口が悪く一見好戦的だが、本来は争い事を嫌っている。

虎木 辰巳 (とらぎ たつみ)

初登場時は14歳。渋谷区立宇田川中学校3年。マサト(陸真人)にスケートボードを習った。自分の身代わりで闇のイベントサーティーン・ナイトに出場したマサト(陸真人)が事故に遭い、死亡したことに責任を感じている。次のサーティーン・ナイトにエントリーされるために、バトル(ストリートファイト)部門のランカー狩りを強行し、3人のランカーを倒す。 マサト(陸真人)の仇を取るというエイト(蜂谷詠兎)の言葉は信用せず、独自に動く。その動きに業を煮やした仁唐竜達にナナコ(藍染奈々子)と共に拉致される。

小笠原 圭吾 (おがさわら けいご)

14歳。渋谷区立宇田川中学校3年。渋谷界隈で人気を博しているオリジナルブランドのTシャツ・ASHES TO ASHESをデザインしている。かつて渋谷の支配勢力龍門(ゲート)の構成員に暴行を受けた。普段は前髪で覆っている左目は失明している。同級生の工口ニカからは「オガちゃん」と呼ばれている。 自身のホームページを持ち、インターネットを使って闇のイベントサーティーン・ナイトを巡る動きの情報を収集している。

金子 一志 (かねこ かずし)

坊主頭に眼鏡をかけた男子。初登場時は14歳。渋谷区立宇田川中学校3年。闇のイベントサーティーン・ナイトバトル部門の現ランカー2位で木元亮と決勝を争った。中学生離れした強さを誇るが、金にならないケンカはしないと主張する。マサト(陸真人)がサーティーン・ナイトで死亡した後、渋谷区立宇田川中学校の面々が浮足立つ中で一人冷静に構えている。

工口 ニカ (くぐち にか)

ショートヘアーの少女。渋谷区立宇田川中学校3年。初登場時は14歳。同級生のナナコ(藍染奈々子)に憧れ髪型を真似したりする。身体になんらかの障害がありときどき発作を起こす。家はラブホテル。

九藤 俊作 (くどう しゅんさく)

34歳。現渋谷区区長。15年前、メンバー300人を擁する渋谷最大のチーム十三夜總会の初代總長だった。闇のイベントサーティーン・ナイトも、彼らが始めた遊びが原型になっている。渋谷区役所に隣接する区立宇田川中学校が廃校になった後の跡地利用の権利を賭けて、エイト(蜂谷詠兎)と対決する。

蛍原 ヒカル (ほとはら ひかる)

35歳。渋谷区区長・九藤俊作の秘書主査。かつての渋谷最大のチーム十三夜總会初代メンバーで、總長だった九藤俊作とは昔馴染み。彼を「九ちゃん」と呼ぶ。闇のイベントサーティーン・ナイトで死亡したとされていたマサト(陸真人)をKOK病院に保護した。

仁唐 竜 (にとう りゅう)

両腕に刺青が見え、口から左頬にかけて大きな傷がある。17歳。円山高校2年。円山町の華僑のリーダーであり、渋谷の3分の1を締める龍門(ゲート)の頭。闇のイベントサーティーン・ナイトのバトル部門のランカー達を、道具を使って狩っているというトラ(虎木辰巳)に業を煮やし、彼とナナコ(藍染奈々子)を拉致する。 かつて小笠原圭吾に対する詫びとして、マサト(陸真人)の前で自分の顔をナイフで切り裂いて見せた。

遅阪 剛 (おうさか つよし)

20歳。新日本体育大学レスリング部2年。闇のイベント・サーティーン・ナイトバトル元ランカー5位。サーティーン・ナイトの参加資格が10代であるため、現ランキングからは除外されている。仁唐竜達と共にトラ(虎木辰巳)の前に現れる。

木元 亮 (きもと りょう)

19歳。闇のイベントサーティーン・ナイトバトル(ストリートファイト)部門の現ランカー1位。岩盤のように頑丈な身体で、「ザ・ロック」の異名で呼ばれていた。圧倒的な強さで金子一志を破り優勝するが、2億円の賞金を手にしてからは強迫観念に囚われ、かつての強靭な身体も翳りを見せている。虎木辰巳を名乗る男に襲われる。

陸 真人 (くが まさと)

渋谷区立宇田川中学校のリーダー格だったが、闇のイベントサーティーン・ナイトのレース部門に出場して事故に遭い死亡したとされる。

ハチ・ザ・ブラック

『8』に登場する動物。渋谷区に現れるハチ・ザ・ブラックの名で呼ばれるドーベルマン。足を折って捨てられたところをエイト(蜂谷詠兎)とシン(葛西シン)によって保護された。

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