れもん白書

れもん白書

高校生の滝口早苗と、彼女をとりまく親友や友人たちと恋愛を中心に大人へのステップを踏み出す姿をシャレたタッチで描く青春ラブコメディ。1980年度第4回講談社漫画賞・少女部門を受賞。

正式名称
れもん白書
ふりがな
れもんはくしょ
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

桜林高校に通う滝口早苗は、ハンドボール部の先輩中尾修一に憧れ、同じハンドボール部に入った。しかし早苗はみんなから「男みたい」と言われ、修一からも「弟のよう」と言われる始末。そんな早苗であったが、同級生の須賀彰とはふざけあう関係ながら相性は良く、須賀彰との距離が縮まる一方で、お互いに関わりをもってくる異性が複数現れて、恋の相手は定まらない。

思春期の性への興味も重なって、早苗は親友の花井かおり渡辺待子と共に大人への階段を登っていくのだった。

登場人物・キャラクター

滝口 早苗 (たきぐち さなえ)

桜林高校の一年生。憧れの先輩中尾修一を追いかけてハンドボール部に籍をおくものの距離は縮まらない。逆にクラスメートの須賀彰とはハンドボール部でも追試でも、いつも一緒で何かと揉めあう仲だが、いつの間にか意識する関係に変っていく。恋多き年頃で大人への好奇心も旺盛な十六歳。

須賀 彰 (すが あきら)

滝口早苗のクラスメートでハンドボール部に籍をおく。がさつでひょうきんな性格だが憎めない。勉強は中の下で早苗とともに追試の常連。早苗に想いをよせているが、他の女性への目移りも止まらない。

花井 かおり (はない かおり)

滝口早苗の親友。友田伸一とつきあっている。とっぽくて大人への興味に積極的で、友田伸一とはホテルまでいくほどの仲。

渡辺 待子 (わたなべ まちこ)

眼鏡をかけていて地味で目立たない女の子。滝口早苗と花井かおりと三人組のように親しいが、惚れっぽいが友田伸一須賀彰教育実習の先生と、次々と恋愛対象が変っていく恋多き性格。

友田 伸一 (ともだ しんいち)

須賀彰の親友。ハンドボール部のレギュラーだがその地位も危ない。花井かおりとホテルへは行ったが最初はあせってうまくはいかなった。

中尾 修一 (なかお しゅういち)

ハンドボール部の3年生。滝口早苗が憧れている長身で美形の男性。追い出し会のときに早苗に告白されるが、弟のようだとあしらっていたが、じょじょに早苗を恋愛対象として意識していく。

黒川 宏 (くろかわ ひろし)

滝口早苗のクラスメート。髪が金髪でキザな性格。その美貌に高校内でもファンクラブが出来ている。芸能界の仕事をしていてドラマにも出ている。本気かどうかはわからないが早苗に迫ってきたりすることで須賀彰をムカつかせる。

篠江田 明 (しのえだ あきら)

桜林高校ハンドボール部の新入部員。関西弁で積極的に滝口早苗にアプローチをかけてくる。須賀彰と名前がおなじ読みということで揉めた。

(はじめ)

滝口早苗たちのクラスメート。おかっぱ頭で眼鏡をかけていて目立たない男子生徒。渡辺待子に好意を持っていて積極的にアタックしてくる。

立花 世津子 (たちばな せつこ)

二年花井かおりのクラスメート。ソバージュヘヤーで大人びていて男を惑わすタイプ。須賀彰と映画デートをしてる最中に手をとって胸に触らせたりとトラブル元になりやすい女性。

雪村 梨花 (ゆきむら りか)

星美女学院にバスで通う。滝口早苗と中学校の時の同級生。お金持ちのお嬢さんで頭も良い落ちついた女の子。須賀彰とバスのなかで出会い、一時期彼女のような存在になる。

倉橋 えり子 (くらはし えりこ)

中尾修二の彼女で20歳。須賀彰の妹、信子の家庭教師。ロングヘアーのその落ち着いた物腰をしており、須賀彰は大人の匂いを感じていた。実はキスもしたことがないという奥手な女性である。

須賀 信子 (すが のぶこ)

15歳で中学三年生。須賀彰の妹。年齢的には滝口早苗とひとつ違いだが、初キスは中学2年の時よと告白するおませで早苗をタジタジとさせる。

集団・組織

桜林高校 (おうりんこうこう)

滝口早苗や須賀彰の通う高校。ハンドボールでは都内五位に入ったことがある。これは早苗のあこがれる中尾修一らの活躍が大きかった。

場所

たきぐち薬局 (たきぐちやっきょく)

『れもん白書』に登場する店舗。滝口早苗の家が経営している。両親と兄が住んでいる。早苗はリップクリームなど、度々お店の商品を使い込むこともある。

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