花と落雷

花と落雷

内向的な高校生二村海美帆と四宮詩朗が、愛崎八千代が作った有言実行委員会のメンバーとなり、悩みの解決のために動き、変わっていく姿を描いた作品。

正式名称
花と落雷
ふりがな
はなとらくらい
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

内気な高校1年生・二村海美帆は、同じ学年の南百瀬友見を好きになるが、「後悔したくない」と、告白できないでいた。そこに現れたのは、別のクラスの愛崎八千代。真っ直ぐで強引な彼女は有言実行委員会の委員長と名乗り、彼女の告白を手助けするという。のちに極度の人見知りの転校生・四宮詩朗も加わり、3人で有言実行委員会として人助けのために活動する。

委員会の活動を通して、は少しずつ積極的になっていく二村海美帆四宮詩朗愛崎八千代が有言実行委員会を作ったきっかけは、中学時代に教師の高山三鈴と出会ったことだった。

登場人物・キャラクター

二村 海美帆 (ふたむら うみほ)

天然パーマのロングヘアの女子。高校1年生。3クラス合同の数学の授業で隣の席になった南百瀬友見に恋をするが、以前の失恋の経験から臆病になっていた。海美帆は、有言実行委員会の委員長を名乗る愛崎八千代に背中を押され告白する。結果はダメだったが、以後、有言実行委員会の活動を助けるようなり、その中で自分が変わり始めていることに気が付く。 転校してきた四宮詩朗の悩みに応えようと奮闘する中で、彼に少しずつ惹かれはじめる。

愛崎 八千代 (あいさき やちよ)

おかっぱ頭の女子。高校1年生。やや強引だが、純粋で真っ直ぐな性格。1人ではできない事を成し遂げようとする人の手助けをする有言実行委員会を発足させ、委員長を名乗るが、メンバーは彼女1人。変な人という噂の女子。二村海美帆と同じ学年だが、違うクラス(特進クラス)に所属している。二村海美帆の前に、告白の後押しをすると突然現れ、以後、一緒に行動することが多くなる。 中学時代は内向的で孤立しがちだったが、教師・高山三鈴との出会いをきっかけに、人を助け、後悔をしない生き方をしようと自分を変えた。

四宮 詩朗 (しのみや しろう)

高校1年生。二村海美帆、愛崎八千代の通う高校に転校してきた。二村海美帆と同じクラス。無口でそっけない態度のため一匹狼と誤解されていたが、実は極度の人見知りで、みんなと話したいという気持ちは持っていた。同じクラスの市川大智の犬探しをきっかけに、強引に愛崎八千代に有言実行委員会のメンバーにされる。 愛崎八千代と二村海美帆の協力で少しずつ積極的になる。

高山 三鈴 (たかやま みすず)

長めの髪の男性。愛崎八千代の回想に登場する。当時29歳。愛崎八千代が中学生の時の教師だが、別のクラスの担任で担当授業も無かったため、彼女は名前も知らなかった。人との関わりを煩わしく思い一人でいた愛崎八千代の前に現れ、愛崎を支える会会長を名乗る。

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