まほらば

まほらば

絵本作家を目指して上京した主人公白鳥隆士が引っ越し先のアパート鳴滝荘の住民たちとドタバタを繰り広げるハートフルラブコメ漫画。

正式名称
まほらば
ふりがな
まほらば
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

絵本作家を目指し、デザイン専門学校の絵本作家コースに通う主人公白鳥隆士は、通学時間を減らすために上京を決意。母親の従姉妹が営むアパート鳴滝荘に入居する。落ち着いて絵の勉強をするんだと意気込んだのも束の間、 一癖も二癖もある鳴滝荘の住人たちに、引越し初日から振り回される。先行きを不安がる隆士だが、鳴滝荘の大家である蒼葉梢との再会は、彼にとってこの上なく喜ばしい出来事だった。

登場人物・キャラクター

白鳥 隆士 (しらとり りゅうし)

絵本作家になるという幼いころからの夢を追って、デザイン専門学校の絵本作家コースに通っている。実家から学校までの通学時間を短縮するために上京し、母の知り合いが営む鳴滝荘2号室に住むことになる。中性的でかわいらしい容姿をしており、桃乃恵や茶ノ畑珠美によって女装させられた際には、同級生に一目ぼれされるほど。 性格は優柔不断で流されがちだが、人を思いやる気持ちが強く、周囲の人間からの信頼は厚い。蒼葉梢とははとこ同士であり、鳴滝荘で再開してから徐々に交流を深め、後には恋人関係に至る。

蒼葉 梢 (あおば こずえ)

鳴滝荘の大家を務めるかたわら、女子高に通う高校生。温和で優しく、いつも笑顔を絶やさない美少女だが、実はかなりの天然。幼少時、両親から受けた虐待がもとで解離性同一性障害になり、赤坂早紀金沢魚子緑川千百合紺野棗という4つの別人格を持つようになった。精神的なショックを受けるといずれかの人格が出て来てしまうが、一度眠ると元に戻る。 幼いころに自分を救ってくれた白鳥隆士に憧れを抱いており、彼と鳴滝荘で再開してからは徐々に交流を深め、後に恋人関係に至る。

赤坂 早紀 (あかさか さき)

蒼葉梢の別人格のひとつ。赤い瞳とポニーテールが特徴。温和な梢とは対照的に、男勝りで攻撃的な性格。口より先に手が出るタイプで、情けない人間を見ると容赦なく鉄拳制裁を食らわせることから、白鳥隆士に恐れられている。反面、不正やいじめなどに強い反感を示す正義感の強いところも。

金沢 魚子 (かなざわ ななこ)

蒼葉梢の別人格のひとつ。金色の瞳が特徴。精神年齢6歳程度の幼女の人格で、様々な出来事に興味・疑問を持つ好奇心旺盛な性格。子供なので行動にためらいがなく、常に全力で行動するが、体は成人女性のため、白鳥隆士をはじめ一緒にいる人間は振り回されてしまうことが多い。興味津々の時は目が丸くなる「くりくり」状態になり、興味が満たされたとき、疑問が解消されたときは、時は肌がつやつやになる「つやつや」状態になる。

緑川 千百合 (みどりかわ ちゆり)

蒼葉梢の別人格のひとつ。黄緑色の瞳とサイドポニーテールが特徴。その人に合った服飾を見つけ出すことが生きがいで、相手の服を奪って強引に自分の選んだ服に着せ替えてしまう。自分のコーディネートに満足すると、「Correct!(正しい)」と叫ぶのが口癖。可愛い女の子が大好きだが、一方でかなりの男嫌い。 白鳥隆士と相対するときは、彼が女装した状態でないと、赤面して逃げてしまう。

紺野 棗 (こんの なつめ)

蒼葉梢の別人格のひとつ。紺色の瞳にツーサイドアップの髪型が特徴。引っ込み思案かつ人見知りな性格で、他の住人と上手くコミュニケーションが取れずにいたが、白鳥隆士と仲良くなったことをきっかけに少しづつ鳴滝荘の住人たちとも打ち解けるようになった。趣味は手品で、何もないところから花を出す手品を得意としている。

茶ノ畑 珠実 (ちゃのはた たまみ)

鳴滝荘1号室の住人で、女子高に通う女子高生。蒼葉梢とは幼馴染にして親友。間延びしたしゃべり方から一見物腰柔らかに見えるが、実はかなりの腹黒で毒舌家。少しかじっただけで何でも出来てしまう天才型の人間で、幼いころはその才能のせいで人生に充実感を感じられずにいた。蒼葉梢と出会ったことによって救われ、以来梢を守るために能力を駆使するようになった。 桃乃恵とは悪友のような間柄で、ケンカも多いが2人でつるんで悪事を働くこともしばしば。学校ではオカルト研究部に所属しているが、幽霊部員である。

桃乃 恵 (ももの めぐみ)

鳴滝荘3号室に住む美人女子大生。現在は自主休学中で、年中鳴滝荘でゴロゴロしている。快活な性格で、イベントやお祭りごとが大好き。連日のように宴会を開いては、白鳥隆士に辟易されている。実は両家のお嬢様だが、高校時代に喧嘩別れをし、以来家族仲は冷え切っている。そのため高校時代はグレていたが、現在の彼氏の影響で更正し、今でも彼とは遠距離恋愛を続けている。 茶ノ畑珠実とは悪友のような間柄で、ケンカも多いが2人でつるんで悪事を働くこともしばしば。

黒崎 沙夜子 (くろさき さよこ)

鳴滝荘5号室の住人で、黒崎朝美の母。娘と共に、いつも貧乏暮らしをしている。無気力かつネガティブな性格で、少し嫌なことがあると自殺してみせようとする生粋のダメ人間。娘の朝美に対する愛情だけは本物だが、お嬢様育ちで生活能力皆無のため、家事や収入などは殆ど朝美頼りになっている。チェス・バイオリン・彫刻といった、生活に関係のない芸術方面には造詣が深い。 実家は大富豪だが、家族の反対を押し切って亡夫と駆け落ちし、両親と絶縁状態になってしまったため、夫が他界してから女手一つで朝美を育ててきた。

黒崎 朝美 (くろさき あさみ)

鳴滝荘5号室の住人で、黒崎沙夜子の娘。母と共にいつも貧乏暮らしをしている。真面目かつ頑張り屋な性格で、気遣いもできるしっかり者。生活能力の無い母に代わり、食べられる雑草を摘んで来たり、ダンボール箱で家具を作ったりと、黒崎家の生活を一手に支えている。全く働かない母に困らされながらも、女手ひとつで育ててくれたことに感謝と愛情を抱いている。 恋愛話には弱く、刺激の強い話を聞くと真っ赤になって卒倒してしまう。

灰原 由起夫 (はいばら ゆきお)

鳴滝荘6号室の住人で、職業は小説家。いつもタバコをくわえ、庭の池に釣糸を垂らして小説のアイデアを練っている。非常に無口で、他者との会話はパペットの流星ジョニーを使った腹話術でのみ行う。個性の強い鳴滝荘メンバーの中では存在感が希薄で、他の住人から忘れられることもしばしばだが、実は蒼葉梢の過去と、鳴滝荘の成り立ちに深く関わっている。

部長(ぶちょう)

茶ノ畑珠実蒼葉梢と同じ高校に通う女子高生。オカルト研究部の部長であり、茶ノ畑珠実の先輩に当たる。普段からマントを羽織り、「悪魔崇拝者(サタニスト)」を自称したり、破滅的な言動を好んだり、黒ミサを開催したりする重度のオカルトマニア。タロットカードも得意で、鳴滝荘メンバーを占ったこともある。 言葉責めに弱いマゾヒストで、茶ノ畑珠実になじられていつも喜んでいる。一方で急に真面目な助言をしたり、人生論を語ったりすることもあり、シリアスモードの彼女については珠実も一目置いている。

水無月まひる (みなづきまひる)

黒崎沙夜子の実の妹で、黒崎朝美の義理の叔母。14歳の中学生で、ずっとイタリアに留学していたために日本語が片言な部分がある。無口で表情の変化に乏しいが、本当は寂しがり屋で涙もろい女の子。生き別れになっていた姉沙夜子を発見し、無理やり実家へ連れ帰った。

場所

鳴滝荘 (なるたきそう)

『まほらば』に登場する架空のアパート。住所は東京都港区双葉台2-3-13。「ロ」の字型をした木造の平屋で、中庭には木々や池、畑などがある。炊事場・トイレ・浴室は共同。住人用の部屋は1~6号室まであり、白鳥隆士をはじめ個性的なメンバーが住み着いている。大家兼管理人は、蒼葉梢。

アニメ

まほらば ~Heartful days~

主人公の白鳥隆士は、東京にあるアパート鳴滝荘に住むことになった。そのアパートの住人はみな個性的だが、その中でも一番個性的なのは管理人の蒼葉梢だった。彼女には、精神的なショックを受けると別人格に変わって... 関連ページ:まほらば ~Heartful days~

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