お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局 幽冥推進課~

お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局 幽冥推進課~

国土交通省にある「幽冥推進課」。地縛霊と接触し、説得や交渉をする仕事に就いた女性臨時職員の朝霧夕霞が主人公。さまざまな事情で霊としてこの世にとどまる人々を、幽冥界に案内していく、オカルトヒューマンドラマ。集英社文庫でヒットした、竹林七草の同名小説のコミカライズ。集英社「少年ジャンプ+」2019年34号より連載を開始。

正式名称
お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局 幽冥推進課~
ふりがな
おむかえにあがりました こくどこうつうしょうこくどせいさくきょく ゆうめいすいしんか
原作者
竹林 七草
漫画
ジャンル
お化け・妖怪
 
ヒューマンドラマ
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊2巻
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概要・あらすじ

朝霧夕霞は、国土交通省国土政策局幽冥推進課の臨時職員として働く女性。幽冥推進課は、この世に未練を残して地縛霊となった元国民を、国土から退去するように説得、交渉することが仕事。辻神課長、経理担当の百々目鬼、教育係の火車、そして新人の夕霞で構成されており、夕霞以外はみな、妖怪であった。そんな不思議な環境だったが、倒産や派遣切り、事業縮小などさまざまな理由でクビになり、貧乏を味わい尽くした夕霞にとってはありがたい安定した職場であった。そんな彼女に、今日も辻神課長からひとつの案件が回ってきた。それは「トンネル工事の怪異」。トンネルに不法滞在している地縛霊への退去要請だった。締切が4日後とせまっていたが、特別手当が出るという言葉にのせられ、夕霞は仕事を引き受けた。さっそく火車と共に、車でトンネルに向かう夕霞。するとトンネルから、スーツ姿の明るい男性が手を振りながら走り寄ってきた。彼こそが、長期出張の帰りにトラックと正面衝突して亡くなった、トンネルの地縛霊だった。にこやかな表情と丁寧な言葉で「家まで送ってください」という地縛霊を車に乗せ、夕霞は彼の自宅を目指す。彼には妻がいて、出産予定日に出張で家に帰れなかったのだという。だから初めて会う子供の顔を早く見たいと笑顔で話した。彼を家まで送り届けるだけという簡単な仕事だと思った夕霞だったが、そんなに単純な案件ではなかった。自宅に着く直前に、なぜか地縛霊は姿を消してしまう。それは何回やっても同じで、どうしても家の手前で彼は消えてしまうのだった。翌日、翌々日も同じで、やはり霊を家に連れて帰ることができない。そしていよいよ期限当日。夕霞は、彼を家族に再会させるある方法を試すことにした。

登場人物・キャラクター

朝霧 夕霞 (あさぎり ゆうか)

国土交通省国土政策局幽冥推進課の臨時職員。セミロングストレートの髪が特徴の女性。まだ新人で、火車という妖怪の上司が教育係として行動を共にする。倒産や派遣切りなど、さまざまな理由で仕事をクビになった過去を持ち、公務員という安定した職業に満足している。まじめでひたむきな性格で、いろいろな事情を抱えた死者と、懸命に向き合う。牛丼が好物。

火車 (かしゃ)

国土交通省国土政策局幽冥推進課の職員。見た目は太めで不機嫌なオス猫だが、実は妖怪。朝霧夕霞の教育係を務め、彼女と行動を共にする。抜け毛が激しい。

辻神 (つじがみ)

国土交通省国土政策局幽冥推進課課長。センター分けとメガネが特徴の男性だが、じつは妖怪。人当たりはよいが仕事には厳しい。ニコニコしながら、朝霧夕霞に難しい案件を回すくせ者。

百々目鬼 (どどめき)

国土交通省国土政策局幽冥推進課の職員。経理担当。髪の長い美女だが、腕にいくつもの「眼」を持つ妖怪。朝霧夕霞にとって優しい先輩。ただし精算書の計算がまちがっているなど、金銭がらみの話になると豹変し、たくさんの「眼」で夕霞をにらみつけてくる。

クレジット

原作

竹林 七草

キャラクター原案

雛川 まつり

書誌情報

お迎えに上がりました。 〜国土交通省国土政策局 幽冥推進課〜 2巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第2巻

(2020-03-04発行、 978-4088822709)

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