ベルとふたりで

ベルとふたりで

少女と大型犬の仲良しコンビの日々を描いた4コマコメディ漫画。

正式名称
ベルとふたりで
ふりがな
べるとふたりで
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
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概要・あらすじ

7歳の少女すずと7歳のメスのグレートピレニーズベル。姉妹のように仲良しな、一人と一匹の騒がしい日常を描いた4コマコメディ漫画。竹書房とライブドアが共同で行った新人発掘企画「Y-1グランプリ」でグランプリを受賞し、作者伊藤黒介の連載デビューの契機となった作品。

登場人物・キャラクター

すず

7歳の少女。ベルとは赤ん坊のころから一緒に育ち、どこへ行くにも一緒で、意思の疎通も出来ている。あまり物事を深く考えず、能天気で図々しい性格。勉強は苦手だが、音楽に関しては天性の才能を持ち、幼いころに足で「ネコふんじゃった」を弾いてのけるほど。好物はコロッケ。

ベル

7歳のグレートピレニーズ。子犬のころユキにすずの家に連れて来れられ、赤ん坊だったすずの手をくわえて離さなかったため、そのまま飼われることとなった。二足歩行で歩く、安来節を踊るなど芸達者でのりのいい犬。すずと同じくコロッケ好き。

沖田 夏美

すずの母。奔放なすずとベルのブレーキ役。

沖田 邦長

すずの父。世界中を旅する写真家兼ライター。すず以上に奔放な性格。なかなか家には寄りつかないが、家族のことは愛しており、すずとベルからも好かれている。

アキ

すずの親友。黒目がちな瞳が特徴の少女。無表情で冷静な性格ながら、すずとベルの奇行には付き合っている。また、家では仕事で忙しい母に代わって弟・ハルトの面倒を見ている。秀才だが、運動は大の苦手。

レイコ

すずの友人。裕福な家庭に育つ少女。常識人で、すずとベルのツッコミ役となることが多い。高飛車な性格だが、思いを寄せているひかるのこととなると豹変する。ペットはコロネという名のシャム猫。

ひかる

すずのクラスメイトの少年。端正な顔立ちで、すずやレイコをはじめ女子からの人気が高いが、本人は特に関心がない。異常な犬好きで、特にベルを溺愛している。

ののか

すずのクラスメイト。ツインテールが特徴の少女。かわいこぶっているが、性根は腹黒く、普段の言動も計算ずく。男子を従えしたたかに生きている。合気道道場に通っているが、クラスメイトにはイメージが壊れるという理由で秘密にしている。ペットはトイプードルのもも。

ユキ

すずの叔母で、沖田夏美の妹。犬飼動物病院で働く獣医。姉に似ずおおざっぱな性格で、巨乳。高校生のころ、捨て犬だったベルを沖田家に連れてきて、すずとベルが出会うきっかけを作った。犬飼院長と交際中。

川越 陽子 (かわごえ ようこ)

すずのクラスの担任教師。生徒を甘やかしがちで、学校にベルを連れてくるすずにも一応の注意はしているものの、ほぼ聞き入れられていない。

兵藤 (ひょうどう)

すずの小学校の教師。厳格な教育者で、学校にベルを連れてくるすずにも厳しい態度で接している。しかし、ベルには机の上に糞をされるなどの反撃を受けることが多い。ペットはダックスフンドのジロ。

沼井 征次郎 (ぬまい せいじろう)

すずの近所に住む老作家。何かとすずとベルにちょっかいをかけられており、そのたびに大人気なく一緒になって遊んでいる。そのため、締切りは遅れがち。

沼井 和美 (ぬまい かずみ)

沼井家の嫁。何かと理由をつけて仕事をしない沼井征次郎に手を焼いている。

沼井 寂光 (ぬまい じゃっこう)

沼井征次郎の孫娘。征次郎以外からは「じゃこちゃん」と呼ばれており、本人も「じゃこ」と名乗っている。すずからは「カエルみたいだから」という理由で「げろこちゃん」と呼ばれている。徘徊癖がり、征次郎らを心配させることが多い。

弓子 (ゆみこ)

すずの近所に住む女子高生。琴子とは同じ学校に通う友人。犬嫌いだが、犬に好かれる体質である。ベルにも道で出くわすたびに飛び掛られている。後にブルドッグの子犬・プルを飼うこととなり、プルを溺愛するようになった。ただし、他の犬は依然として苦手である。

琴子 (ことこ)

盲目の女子高生。弓子とは友人同士。パートナーである盲導犬のビリーがベルに一目ぼれされたことで、すずたちと親交を持つようになった。バンドをやっており、担当はベース。すずの音楽の才能には一目置いており、バンドに加えようとしたこともある。名前の由来は谷崎潤一郎の『春琴抄』から。

犬飼院長 (いぬかいいんちょう)

ユキが働く犬飼動物病院の院長。妻を亡くしており、ユキとの再婚を考えているが、娘の犬飼アカネは納得していない。田中邦衛似。

犬飼 アカネ (いぬかい あかね)

犬飼院長の娘の女子中学生。父とユキの再婚には反対というわけではないが、ユキのことはまだ認めていない。沼井征次郎のファン。

辰政 (たつまさ)

スキンヘッドでサングラスをかけた強面のヤクザ。犬好きで、愛犬はドーベルマンの竜。竜を連れて縄張りのボスを気取っていたが、ベルに敗北、すずからもナメられ気味である。倒したお相手に竜のおしっこをかけることから、「犬ションの辰政」の異名を持つ。

トシ坊 (としぼう)

辰政の舎弟。辰政のことを損得抜きで尊敬している。元野球少年。

スミレ

すずのクラスメイト。ふくよかな体型の少女。食堂を経営している両親もともにふくよかな体型。痩せると美少女になるが、ぬけがらのようになってしまう。ペットは猫のゴエモンで、やはり太っている。

ヒデ

すずのクラスメイト。気弱な性格の少年。星に詳しい。ペットはチワワのチャド。

リョーマ

すずのクラスに転校してきた少年。金髪碧眼で両親もアメリカ出身だが、生まれも育ちも大阪で、英語は話せず会話も関西弁。歯に衣を着せぬ物言いが多い、すず同様のトラブルメーカー。実家はタコ焼き屋。ペットはミニチュアブルテリアのカツ。

KIRARA

人気急上昇中のミュージシャン。琴子の通う学校のOGで、文化祭にゲストとして登場。そこで琴子と共にライブに出たすずの才能に、マネージャーの九条共々仰天した。

九条 (くじょう)

KIRARAのマネージャー。芸能プロダクションに勤める。すずの才能に目をつけ、スカウトに訪れるも、夏美に追い返された。しかし、まだあきらめてはいない。人相が悪いことで損をしている。

ジョエル・バルビエ (じょえるばるびえ)

骨董商を営む資産家。九条に紹介され、すずに会いに訪れ、自身が出資する音楽学校への見学を進めた。すずの才能は認めているものの、芸能界には向いていないと考えている。

エマ

イギリス出身の少女。すずが見学に訪れた音楽学校で出会い、友人となった。犬に嫌われる体質で、ベルからも攻撃され続けている。

イヴ

すずが見学に訪れた音楽学校の教師。ベルとは気が合い、意思の疎通も出来ている様子。同作者の『イブ愛してる』からの友情出演。

おばあちゃん

すずの祖母で、沖田邦長の母。夏美に対しては口うるさい姑。すず、邦長同様イタズラ好き。

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