SWAN -白鳥- モスクワ編

SWAN -白鳥- モスクワ編

有吉京子による『SWAN -白鳥-』の続編で、前作から登場する人物も多い。北海道の無名バレエ学校からトップダンサーとなった聖真澄の、さらなる成長が描かれている。また、名作バレエ作品の見所なども紹介されている。

正式名称
SWAN -白鳥- モスクワ編
ふりがな
すわん はくちょう もすくわへん
作者
ジャンル
バレエ
 
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概要・あらすじ

公演「アグリー・ダック」への客演要請を受けてモスクワを訪れた聖真澄レオンハルト・フォン・クライスト(レオン)。そこで真澄は、師であるアレクセイ・セルゲイエフリリアナ・マクシモーヴァの婚約を知る。だがリリアナは、「アグリー・ダック」の初日公演の幕が下りたところで、大喝采のなか息を引き取ってしまう。

アレクセイの婚約、リリアナの死という大きすぎる出来事に動揺する真澄だったが、レオンの力添えによって気持ちを取り戻し、2人は結ばれるのだった。そして心を通わせた真澄とレオンは「アグリー・ダック」を大成功へと導く。

登場人物・キャラクター

聖 真澄 (ひじり ますみ)

アレクセイ・セルゲイエフに才能を見出された日本人の女性トップダンサー。心情的にもろいところがあり、アレクセイとパートナーのレオンハルト・フォン・クライスト(レオン)に複雑な感情を抱いている。友人であり、ライバルでもあったリリアナ・マクシモーヴァの死を目の当たりにしたことで動揺するが、レオンの存在に救われたことで自分の本当の気持ちに気づき、彼を受け入れた。 だが、アレクセイへの想いは、その後も彼女とレオンにとって大きな試練となる。

レオンハルト・フォン・クライスト (れおんはるとふぉんくらいすと)

シュットガルト・レオンバレエ団ソリスト。自意識が強くやや勝手な性格だが、それに見合うだけの実力も兼ね備えている。聖真澄のことをバレエパートナーとしてだけでなく、1人の女性として愛しているが素直に表現することができず、その想いは彼女にはなかなか届いていない。

アレクセイ・セルゲイエフ (あれくせいせるげいえふ)

聖真澄の才能を見出してトップダンサーへと導いた存在。謎めいた部分が多分にある紳士。真澄とは互いに師弟を超越した想いを抱きあっている。子供時代から知っているリリアナ・マクシモーヴァと婚約するが、彼女が公演直後に息を引き取ったことで、自らが手がけた「アグリー・ダック」を自身が踊ることを封印した。リリアナの死後、さまざまな想いを込めて真澄とレオンに創作バレエ「アダージェット」を贈る。

リリアナ・マクシモーヴァ (りりあなまくしもーゔぁ)

アレクセイ・セルゲイエフのダンスパートナーであり、婚約者。繊細なお姫さまタイプ。聖真澄の友人で、互いにその力を認め合うライバルでもあった。アレクセイの手がけた公演「アグリー・ダック」を真澄とWキャストで踊ることになるが、初日公演の幕が下りるなか、大喝采を浴びながら息を引き取る。

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