プロレス悪役シリーズ

プロレス悪役シリーズ

悪役レスラーたちの怒りや悲哀の人間ドラマを描いた、プロレス・セミドキュメンタリー。

正式名称
プロレス悪役シリーズ
ふりがな
ぷろれすあくやくしりーず
原作者
真樹 日佐夫
作画
ジャンル
自伝・伝記
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概要・あらすじ

1950~60年代のプロレス黄金時代を舞台に、怪奇レスラーや悪役レスラーたちの悲しみや怒りの人間ドラマを、1話完結形式で描いたセミドキュメンタリー。

登場人物・キャラクター

ブロンコ・キッド (ぶろんこきっど)

銀色の仮面を被ったメキシコのマスクマン。不慮の事故で亡くなった、メキシコの闘牛士ブロンコの生き返りだと主張する。関節技の達人で、相手の体中の骨という骨を外してしまう。その正体は、リカルド・モレスというケンカ好きの医学生だった。

ダラ・シン (だらしん)

「魔術師」の異名を持つインドのプロレスラーで、異常なスピードと強さを誇る。その強さの秘密は、針の上に横たわるなど、ヨガの秘法を取り入れた秘密訓練や、ワニとの格闘訓練など。同名の実在人物がモデル。

アントニオ・ロッカ (あんとにおろっか)

「人間戦闘機」などの異名を持つプロレスラー。人間離れした跳躍力を活かした空中戦が得意。悪役王と言われたキラー・コワルスキーを倒し、史上最大の悪役を名乗る。マットで残虐なファイトを見せる一方、リング外では身体障がい児の施設を訪ね、子供たちを励まし指導している。同名の実在人物がモデル。

リプス・コンブ (りぷすこんぶ)

黒人のプロレスラー。人種差別の末に殺されてしまった父を持ち、白人への復讐に燃える。プロフットボール出身で、猛烈な殺人タックルで連戦連勝する。人種差別のためリングに上がれない、子供連れの黒人レスラーと戦い、自らの過去を思い出し、唯一の敗北を喫する。同名の実在人物がモデル。

グレート・アントニオ (ぐれーとあんとにお)

髭と長髪が特徴の巨漢プロレスラー。鎖で繋がれたバス5台を引っ張る、超怪力の持ち主。正体は、イタリアの元プロボクサー、ジル・ブーバーで、26連続KOの記録を持つ殺人パンチャー。同名の実在人物がモデル。

ザ・シーク (ざしーく)

アフリカのサハラ砂漠でスカウトされたプロレスラー。不可思議な技でアメリカマットを席巻し、魔法博士などと呼ばれる。しかし実際は、香で煙幕を焚いている間に、吹き矢で痺れ薬を打ち込むなどの卑怯な手段を使っていた。同名の実在人物がモデル。

ザ・マミー (ざまみー)

プロレスのプロモーターであるスターリングバスターが取り寄せた全身包帯姿のミイラ。船便で棺桶に入ってやってきた。KOした相手の血をすする不気味な怪人。

アスラム・パールワン (あすらむぱーるわん)

インドから1歩も外に出たことがないプロレスラー。2mを超す巨漢。アスラム・パールワンとの対戦を求めて訪れる欧米人レスラーをすべて退けているという幻の強豪。必殺技は、ボール状にした相手を空中で蹴り続ける「死の空中ボール」。同名の実在人物がモデル。

キラー・オースティン (きらーおーすてぃん)

元プロレス世界チャンピオンである実力派プロレスラー。必殺技・回転地獄特急で相手が死んでしまったため、必殺技を封印した。相手が死んだ日に、偶然息子が溺死してしまったことから更なる後悔の念に苛まれ、泥酔しては暴れる毎日だったが、原作者である真樹日佐夫に救われる。 同名の実在人物がモデル。

カール・ゴッチ (かーるごっち)

全米プロレス界で最も強いと言われたプロレスラー。必殺技はジャーマン・スープレックス・ホールド。強すぎるために、試合は短時間で終わり、客の不満を生む。また、対戦相手に逃げられてしまい、試合ができなくなってしまう。どん底に落ちていたある日、ルー・テーズの試合を見て、自分に欠けていたものを感じ、人間修行のために、ゴミ回収の仕事に就く。 同名の実在人物がモデル。

コンビクト

214cm、180kgの超巨体を持つプロレスラー。囚人服に身を包んだマスクマン。刑務所に収容されていたが、脱獄の予告状を新聞社に送り、予告通りに脱獄する。超怪力を誇り、石頭世界一の黒人レスラーであるボボ・ブラジルに頭突きで勝つ実力者。実在の同名プロレスラーがモデル。

スカイ・ハイ・リー (すかいはいりー)

ラスベガスのカジノで、不死身の肉体を活かしたショーを行っていたところを、元ギャングのプロレスプロモーターにスカウトされる。人間離れした腕力の持ち主で過去に殺人を犯している。牧師にもらった十字架で、自分を抑制していたが、対戦相手に十字架を外され、狂ったように暴れまわる。同名の実在人物がモデル。

大山 倍達 (おおやま ますたつ)

超人的な力を持つ空手家。神の手(ゴッドハンド)の異名を持つ。アメリカで武者修行中、レンガやコーラの瓶、氷柱などの試割りを実演するが、ペテン師よばわりされる。ある日、強豪プロレスラーであるタム・ライスとの対戦で、一撃でKO勝ちを収め、やっと観客たちに認められる。 同名の実在人物がモデル。

真樹 日佐夫 (まき ひさお)

泥酔して暴れるキラー・オースティンと出くわし、兄の梶原一騎と共に取り押さえて事情を聞く。自分が殺した対戦相手の呪いを信じるキラー・オースティンを、霊媒師の元に連れていく。同名の実在人物がモデルで、本作の原作者。

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