国家の猫ムラヤマ

国家の猫ムラヤマ

人間がほぼ絶滅し、動物が政治を行うようになった未来を舞台に、投票率0%のムラヤマ総理と、彼を支える派遣秘書のイトウ、オブチたちの日常を描いた2ページのショートギャグ漫画。動物に置き換えているが、時事風刺ネタが多い。

正式名称
国家の猫ムラヤマ
ふりがな
こっかのねこむらやま
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
ブラックコメディ
 
動物擬人化
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概要・あらすじ

2×××年、絶滅しかけている人間に代わって動物達が政権を握るようになった。ツシマヤマネコのムラヤマ総理は、投票率0%の中総理続投となる。投票率を改善しようと考える総理は、20歳まで生きる動物が少ないうえに、海洋生物は陸に上がれないということに気づくのだった。

登場人物・キャラクター

ムラヤマ

ツシマヤマネコの総理大臣。所属政党は「平和愛国党」。支持率0%だが、総選挙での投票率も0%だったため、続投が決定した。破天荒な言動の秘書イトウ、オブチたちに比べれば常識的な考え方の持ち主。

イトウ 一郎 (いとう ふぁーすとちるどれん)

人間の青年。ムラヤマの私設第一秘書。派遣社員で、様々なバイトと掛け持ちしながら秘書の仕事をしている。屈折した性格の持ち主。数少ない人間の女性議員オザワを繁殖相手として狙っている。

オブチ

オコジョ。ムラヤマの私設第二秘書。冬毛は真っ白だが、夏毛は『デビルマン』のような模様となる。性的にだらしなく、あちこちに子供がいる様子。

オザワ

人間の女性。ムラヤマ内閣の官房長官。ムラヤマのだらしない態度に容赦なく喝を入れる。美女。母親は女性初の総理大臣田中百英。イトウや秘書のハヤカワに思いを寄せられているが、意に介しない。

ハヤカワ

人間の青年。オザワの秘書。祖父がオザワの母・田中百英の代から秘書を務めていたが、認知症が進行したためその後を引き継いだ。有能だが、オザワに対してマゾ的な好意を寄せている。

田中 百英 (たなか ひゃくえい)

人間の女性。オザワの母親。人間の女性で初めての内閣総理大臣を務めた実績を持つ。破天荒だが残した業績は大きい。苛烈なエピソードから、「ドリルつきブルドーザー」というあだ名をつけられていた。

カメヤマ

ガラパゴスゾウガメ。ムラヤマ内閣の防衛大臣。自分しか守れない気弱な「自衛隊」の長。寡黙な性格で、ガードが硬い。

アブラ谷 (あぶらたに)

少子化対策担当大臣。太って大柄、かつ不潔な見た目のどうぶつ。豊富な知識を買われて少子化対策担当大臣に就任したが、実際は実践したことがない。

チンアナゴ

チンアナゴ。文化庁長官。web版でのスピンオフ作品である1コマ漫画『文化庁チンアナゴ長官』の主人公を務める。行政に関わる仕事をしている様子はない。「拙者」「ござる」などの時代劇風の喋り方をする。

マスモリ

チスイナミコウモリ。ムラヤマ内閣の厚生労働大臣。生き血が主食だが殺傷能力はない。しかし伝染病の媒介をしている。オブチを「スイーツ」として生き血を吸おうとする。

トラガミネ

虎。ムラヤマ内閣の農林水産大臣。肉食であるため、農作物にあまり関心がない。食物連鎖の頂点の立場から物事を見ている。

クマザサ

ツキノワグマ。ムラヤマ内閣の環境大臣。冬眠する動物であるため、その期間は議会に来ることができない。冬眠直後は非常に空腹となっている。

モリ

イリオモテヤマネコ。「売国好戦党」の新党首。ムラヤマの政敵。絶滅危惧種として知名度が高いことを鼻にかけており、ムラヤマをバカにしている。

牛川 (うしかわ)

牛の議員。自己紹介の時に必ず「特技は牛歩戦術です」と言うが、実際に投票本番になると機敏に動くことで笑いをとるという鉄板ネタを持っている。

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