あんみつ姫

あんみつ姫

江戸時代を思わせる中世日本を舞台に、主人公であるあまから城のお姫様あんみつ姫が巻き起こす騒動をコミカルに描く、一話完結の時代劇ギャグ少女漫画。戦後の昭和初期に発表された、漫画家倉金章介の代表作。後にこの漫画を原作とした多くの映画、テレビドラマが製作される。また、アニメ化、ゲーム化に加え、竹本泉作画によるリメイク漫画も発表される。

正式名称
あんみつ姫
ふりがな
あんみつひめ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
時代劇
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概要・あらすじ

あまから城のお姫様あんみつ姫は、お転婆ではねっかえりな元気な女の子。時に茶坊主のまんじゅうをお供にお城を抜け出したり、家庭教師のカステラ先生をからかって授業をさぼろうとしたり、姫の行くところ騒動が絶えない。

登場人物・キャラクター

あんみつ姫 (あんみつひめ)

あまから城に住むまだ幼いお姫様。お転婆ではねっかえりで、少々わがまま。運動は得意だが、勉強、お裁縫は苦手。城下へお忍びで遊びに行くのが楽しみ。いつも振袖を着用している。

あわのだんごの守 (あわのだんごのかみ)

あんみつ姫の父であり、あまから城の城主。のんびりとした温和な性格。鬚が薄いのを気にしている。三色串だんごの紋入り羽織を着用している。

しぶ茶 (しぶちゃ)

あんみつ姫の母。良妻賢母ではあるが、少し口うるさいところもある。お転婆なあんみつ姫に手を焼いている。

甘ぐりの助 (あまぐりのすけ)

あわのだんごの守の小姓。あんみつ姫と年が近く、遊び相手でもある。真面目で努力家。栗の紋入り裃を着用している。

まんじゅう

茶坊主。あんみつ姫の遊び相手であり、騒動に巻き込まれることが多い。城下に父が住んでおり、休みには親孝行をしに家へ帰る。姓は「甘井」。

しお豆 (しおまめ)

まんじゅうの弟で、茶坊主見習い。召し抱えられてからまだ間もないため行儀作法がなっておらず、まんじゅうに気を遣わせる。

カステラ先生 (かすてらせんせい)

あまから城城下に滞在するアメリカ人で、あんみつ姫の英語の先生として迎え入れられる。英語を教えるだけでなく、本国から送られた品々で異国の文化を教えることも。金髪と高い鼻が特徴。勉強のみならず運動も得意で、実は腕力も強い。

せんべい

あまから城の門番。大柄で腕っ節が強い。いつもは城門で見張りに立っているが、力仕事の際には駆り出されることもある。

おはぎの局 (おはぎのつぼね)

あまから城の腰元を束ねるお局。まんじゅうの父に頼まれ、しお豆を茶坊主として迎え入れるなど、面倒を見ている。

きなこ

あまから城の腰元の一人。あんみつ姫がお忍びで城下へ抜け出す際に、身代わりにされることもある。腰元は他に、だんごしるこかのこあんこ等が存在する。

小倉ようかん (おぐらようかん)

あまから城城下に住む行儀見習いの先生で、かつてはあわのだんごの守も教えていた。立派なひげが特徴。妻おこしとともに、あんみつ姫に行儀作法を教える。

イタチョコ

パルパルン国からやって来た異国の発明家。嵐によりあまから城城下に流れつき、国から迎えの船が来るまでの間、しばらく城下に滞在する。不思議な発明品であまから城に騒動を起こす。日本語は話せず、通訳兼助手のカリントウを連れている。

場所

あまから城 (あまからじょう)

あんみつ姫らの住む、架空の城郭。漢字表記は甘辛城。モデルは江戸城。

あまから城下 (あまからじょうか)

あんみつ姫らの住むあまから城の城下町。だんご屋やおしるこ屋などの甘味処が多く登場する。モデルは江戸城下。

アニメ

あんみつ姫

昔々、とある藩のあまから城に住むお姫様のあわのあんみつ姫は、勉強も花嫁修行も大の苦手だけど、好奇心旺盛なおてんば娘。家庭教師のカステラ夫人の目を盗んで、お城を抜け出し、お小姓の甘ぐりの助をお供に御城下... 関連ページ:あんみつ姫

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