道徳戦士超獣ギーガー

道徳戦士超獣ギーガー

動物の着ぐるみに身を包んだ謎の主人公が、不道徳な人間たちを怪物の姿で無残に裁いていく姿を描いたブラックコメディで、制裁の際に、無関係の善人が巻き込まれて殺害される不条理な場面もたびたび見られる。主人公のギーガーが独自に街中を歩き回って不道徳者を裁く「第一部道徳的パトロール編」と、ハガキで届いた依頼に応えて制裁を行う「第二部道徳的出張サービス編」の二部構成になっている。タイトルは、鳥羽僧正覚猷の『鳥獣戯画』と、映画『エイリアン』のデザイナーであるH・R・ギーガーをかけ合わせたもの。また『鳥獣戯画』にならって、登場人物はいずれも動物を擬人化したものばかりとなっている。各話の間には、物語中で描かれた不道徳の解決方法についてのコラム「道徳白書」が掲載されている。「MANGAオールマン」平成8年2月号から平成9年5月号にかけて連載された。

正式名称
道徳戦士超獣ギーガー
ふりがな
どうとくせんしちょうじゅうぎーがー
作者
ジャンル
ブラックコメディ
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

不道徳に苦しむ人々を救うため、謎の生物ギーガーは日夜パトロールを続けていた。だが、街中を歩き回るだけでは不道徳は一向になくならないと気付いたギーガーは、貼り紙で依頼を募集することを決意する。彼のもとに持ち込まれる依頼は途絶えることはなく、ギーガーの手により世の中からは次第に不道徳を行う者たちが減っていくのだった。

登場人物・キャラクター

ギーガー

人に迷惑をかける不道徳な行為を何よりも嫌い、世の中から不道徳な存在を一掃するために活動している謎の生物。犬と熊を合わせたような着ぐるみを常に着用しているが、不道徳者に制裁を加える際は着ぐるみを脱ぎ捨てて巨大な異形の怪物に変貌する。基本的に「ギー」や「ガー」といった言葉しか話せないが、依頼のハガキが届いた際には「ハガキがギガ!」と発していた。 どんな地域にも姿を現すが、移動手段は不明。

場所

道徳の森 (どうとくのもり)

ギーガーが住んでいる森。依頼ハガキによるとギーガーが住んでいるのは3丁目らしいが、ギーガー以外の人物が住んでいる様子は一切見られない。なおギーガーの住まいは森の奥にあるが、郵便屋は難なく自転車で訪れている。

その他キーワード

ギーガーポスト

ギーガーへの依頼ハガキが届くポスト。届くハガキの大半は首都圏からのものだが、極稀に鳥取県や熊本県といった地方からの依頼が届くこともある。

SHARE
EC
Amazon
logo