チョコボのふしぎものがたり

チョコボのふしぎものがたり

スクウェアより発売された、『ファイナルファンタジー』シリーズのスピンオフ作品、『チョコボの不思議なダンジョン』をもとにした作品。小さいが力強いチョコボと、がめついが根はやさしいモーグリの冒険を描いたファンタジー漫画。

正式名称
チョコボのふしぎものがたり
ふりがな
ちょこぼのふしぎものがたり
作者
ジャンル
アドベンチャー
 
ファンタジー
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概要・あらすじ

父親を探すために旅に出た、小さなチョコボ。空腹のために砂漠で行き倒れてしまうが、そこに偶然に通りかかったモーグリが落とした命の木の実によって元気を取り戻し、以降モーグリのことを命の恩人として慕うようになる。狡賢いモーグリは、チョコボを利用して世界中の宝を手にしようと目論み、チョコボと旅をすることになる。

そうして二人の大冒険が始まるのだった。

登場人物・キャラクター

チョコボ

素直で優しい心を持ち、正義感も強いチョコボ。体毛は黄色。行方不明の父親、ファズチョコボを探すために旅をしている。砂漠を横断中に空腹で行き倒れていた時に通りがかり、元気の実を落としていったモーグリを命の恩人と思い、また彼がついた嘘である奇跡の実の存在を信じて彼と共に旅をすることになる。 小柄ながら強靭な脚力と体力の持ち主であり、飛ぶことは出来ないが強力なキックを得意とするほか、鋭い嘴も武器の一つ。口癖は「キュピ」。

モーグリ

チョコボの旅のパートナー。真っ白な体に小さな翼を生やし、大きな赤い鼻が特徴。宝物を好み、世界中の宝を探すために旅をしている。途中砂漠を横断していたところ、空腹で行き倒れたチョコボの側を通りがかり、その時に元気の実を落としたことで彼から恩人と慕われるようになる。 その後、チョコボの身体能力を見て彼を利用することを思いつく。狡賢く自己中心的な性格をしており、正体を知るものからは軒並み嫌われている。しかし、悪人に徹しきれない所があり、更にチョコボと共に旅をする中で徐々に性格が優しくなっていく。過去のトラウマから水への恐怖心が強く、また飛ぶことが出来るが高所恐怖症という弱点がある。

ファズチョコボ (ふぁず)

行方不明になっているチョコボの父親。チョコボよりも二回りほど体が大きく、それに比例した強さを持つ。強い正義感の持ち主だが、モンスターのグズグズの魔の手にかかり彼の配下にさせられてしまう。その後、チョコボとモーグリの手によって助けられるも、チョコボ一族の掟によって、チョコボが一人前になる前に顔を合わせる訳にはいかないと、彼が気絶している間に再び姿を消してしまう。

シロマ

岬の上に立つ不思議のダンジョンの秘密を解き明かすことを目的としている少女。職業は回復魔法を得意とする白魔道士。白を基調とした大きめのローブを身に纏い、水晶が付いた杖を装備している。不思議のダンジョンで倒れていたチョコボを介抱する。

デブチョコボ

シロマに好意を寄せ、彼女と行動を共にする、チョコボ。体毛は白であり、名前の通り体型は肥満気味。臆病な性格であるが、巨大な体格を生かした攻撃の威力は高い。後から現れてシロマと仲良くしているチョコボのことはあまり快く思っていない。

グズグズ

臆病で力も弱く、モーグリから弱虫と呼ばれている。仲間が悪者に襲われたため、チョコボとモーグリに助けを求めた。実際にはそれは演技であり、チョコボの持つ強い心を手に入れて最強のモンスターになるために様々な策を用いている。作成した、他人を操ることが出来るブラックグラスは、ファズチョコボにさえ効力があるほど強力。

シーフ

各地から宝物を盗み出し、アジトに多数の宝物を蓄えているクールな盗賊。チョコボやモーグリとは度々遭遇し、時に敵対し、時には協力することもある。

場所

不思議なダンジョン (ふしぎなだんじょん)

『チョコボのふしぎものがたり』に登場する場所。岬の上に建っている建物で、中は複雑な迷路となっており侵入者を防ぐ罠も多数設置されている。世界中のお宝を求めるモーグリにとって、目的地の一つ。

モンスター村 (もんすたーむら)

『チョコボのふしぎものがたり』に登場する村。不思議なダンジョンに一番近い村であり、住人は全てモンスターであるが、心優しい者が多い。

その他キーワード

奇跡の実

使えば使用者の望みをなんでも叶えてくれると言われる伝説の木の実。チョコボがファズチョコボを見つけるために探している。しかし、本当はモーグリがチョコボを仲間に引き入れるためについた嘘であり、実在しない。

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