概要
『ニーベルンクの指輪』の主人公のひとり。ヴェルズンク族のジークムントとジークリンデの息子。自らの両親を知らないままニーベルンク族のミーメに育てられた。自らの出自を知ってなおミーメと暮らそうと決意していたが、異世界から来た男・アドルフにミーメを殺害されたことから、敵討ちのために外界へ赴く。その旅の途中で戦乙女ブリュンヒルデが眠る山の頂きに登り、彼女を目覚めさせて妻とした。
ブリュンヒルデが残った神の力によって祝福を与えたため、背中以外は傷を受けない。アドルフとの戦いの中で、彼が持っていたニーベルンクの指輪を奪うがライン川に転落し、ブルグント王国に流れ着く。大臣ハーゲンに助けられ、一命を取り留める。
しかし記憶を失い、王グンテルの妹であるクリームヒルトと恋に落ちてしまう。ジークムントが手にした英雄の剣ノートゥンクを自らの手で鍛えなおし、受け継いでいる。