タイムボカンシリーズ ゼンダマン

タイムボカンシリーズ ゼンダマン

『タイムボカン』と『ヤッターマン』のヒットを受けて制作された『タイムボカン』シリーズの第3弾。シリーズの楽曲をこれまで手がけてきた山本正之が、ゼンダライオン役として声優に挑戦。以降、後続の『オタスケマン』と『ヤットデタマン』にも出演するようになった。

正式名称
タイムボカンシリーズ ゼンダマン
ふりがな
たいむぼかんしりーず ぜんだまん
原作者
制作
タツノコプロ
放送期間
1979年2月3日 〜 1980年1月26日
放送局
フジテレビ
話数
52話
ジャンル
アクション
 
ギャグ・コメディ
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

世界のどこかの時代にあると言われる不老長寿の秘薬「命のもと」を捜索し、人類に役立てるため、紋者博士はタイムトンネルを発明。しかし「命のもと」を私利私欲のために使おうと、ムージョらアクダマトリオがタイムトンネルに侵入。

鉄ちゃん紋者博士の孫娘さくらちゃんはゼンダマンに変身し、アクダマトリオに戦いを挑む。

登場人物・キャラクター

鉄ちゃん (てっちゃん)

紋者博士の助手を務める13歳の少年。アクダマトリオの悪巧みを知り、紋者博士に隠れてゼンダマン1号に変身し、戦いに挑む。

ゼンダマン1号 (ぜんだまんいちごう)

鉄ちゃんが変身した姿。剣玉を模した拳銃ケンダマコルトと、扇子状の手裏剣センスソーサーを武器に戦う。ゼンダライオンやゼンダゴリラがピンチのときには、愛のムチを振るって発憤させ、反撃の契機とする。

さくらちゃん

12歳の紋者博士の孫娘で、鉄ちゃんのガールフレンド。ゼンダマン2号に変身し、鉄ちゃんとともにアクダマトリオと戦う。

ゼンダマン2号 (ぜんだまんにごう)

さくらちゃんが変身した姿。伸縮式の差し棒のような剣ペンシングを主な武器として戦う。

アマッタン

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場するロボット。ゼンダマンの2人が開発したマスコット役で、主にメカの整備や運用を担っている。その名の通り、余り物の部品で作られているため、システムメカを組み立てる際、部品を余らせてしまうという欠陥がある。

紋者博士 (もんじゃはかせ)

タイムトンネルの発明者にして、さくらちゃんの祖父。いつもアクダマトリオに騙されて「命のもと」の手がかりを奪われたり、ゼンダマンの正体に気づかなかったりと、お人好しな性格。

ムージョ

世界一の美女を自称する24歳。紋者博士の研究所の隣に住んでおり、いつもさくらちゃんと美貌を競っている。アクダマトリオのリーダーで、戦いの際には露出度の高いコスチュームとお色気ポーズで、ゼンダマンのメカすら魅了する。

トボッケー

女学生が大好きな25歳の男。落ちこぼれの科学者であったが、天才的な頭脳の持ち主で、ムージョにスカウトされてアクダマトリオのメカニックマンに。毎回知恵を絞って戦闘メカを開発している。

ナニワヤ・ドンジューロー (なにわやどんじゅーろー)

30歳の屈強な男。プロレスラーや歌舞伎役者をやっていたが、身体を壊して引退。その後ムージョにスカウトされてアクダマトリオへ参入。その怪力をもってゼンダマンを圧倒するが、いつも最終的には相手の技量にやりこめられている。

ニャラボルタ

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場する、人語を解する猫。突如アクダマトリオの前に千両箱を持って現れ、資金援助をし、仲間となる。普段はムージョの忠実な下僕として振る舞い、トボッケーやドンジューローが彼女の気分を損ねると、顔面を爪で引っ掻いてお仕置きする。

ゼンダライオン

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場するロボット。ライオンを模した機関車のような外見をしており、ゼンダマンを乗せてタイムトンネルを航行し、時間と空間を自由に移動できる。のど自慢を自称しており、台詞にメロディをつける、独特の節回しで喋る。 武器はたてがみの部分から放つライオンビームや、鼻からの蒸気熱噴射。基本的に戦いは好まず、そのせいですぐピンチに陥り、行動不能になる。このときゼンダマン1号の「愛のムチ」を受けると復活。 トランクからシステムメカを放って逆転勝利を得る。

システムメカ

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場するロボット。普段はゼンダライオンのトランクに部品の状態で格納されており、いざというときはアマッタンによって組み立てられ出撃する。部品は日用品や食品など、毎回異なり、部品にちなんだ形態に組み上げられ、アクダマトリオのメカを粉砕する。 ゼンダゴリラ搭乗後は、その戦場となるリングや土俵として組み上げられるようになった。

ゼンダーメカ

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場するロボットの総称。アマッタンが笛を吹くと、基地からタイムトンネルを経由して現れ、救助を担当する。

サイバンマシーン

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場するロボット。アクダマトリオのアジト内に設置されており、彼らが敗走して帰還すると、戦況を分析し、敗北の原因となった者にさまざまな処罰を与える。その基準はいささかいい加減で、不当な裁定が下されることも多い。

その他キーワード

ゼンダモグラ

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場する、モグラ型のゼンダーメカ。浪花節を歌いながら登場する。先端のドリルで地中を掘削できるほか、羽根を広げれば飛行も可能。

ゼンダビーバー

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場する、ビーバー型のゼンダーメカ。両手には円盤ノコギリ、背中にはチェーンが装備されており、森林や水中で活躍する。出番のときにはジーン・ヴィンセントの『ビー・バップ・ア・ルーラ(\"Be Bop A-Lula\")』を模した歌を歌う。

ゼンダシロクマ

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場する、白熊型のゼンダーメカ。寒冷地戦用のメカで、爆弾や、胸に仕込んだ磁石で敵を吸い寄せるといった能力で戦う。

ゼンダゴリラ

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場する、ゴリラ型のゼンダーメカ。戦闘嫌いのゼンダライオンの難点を補うため、戦闘に特化したメカとして開発された。システムメカによって組み立てられたリングを舞台に、アクダマトリオのメカとプロレスで戦う。 美人に弱く、毎回ムージョのお色気に魅了され、「春の目覚め」状態となり、戦闘不能に。ゼンダマン1号の「愛のムチ」を受けて「野生の目覚め」状態になると、発憤して逆転勝利を収める。

ゼンダコトラ

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場する、虎の子供型のゼンダーメカ。つま先にミサイルを仕込んでおり、戦闘もこなすが、メインの仕事は戦いで破損したゼンダゴリラの補修である。

ゼンダワン

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場する、ダックスフント型のゼンダーメカ。直立して腹部から燃料タンクを射出し、ゼンダゴリラの胸に撃ち込む補給担当。

シャレコウベメカ

『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』に登場する乗り物。ゼンダライオンと同様にタイムトンネルを航行できる、アクダマトリオの基本メカ。外見は頭蓋骨の形をしており、装甲や武装をくっつけることで、様々な姿のロボットとなり戦う。

クレジット

原作

タツノコプロ企画室

総監督

脚本

山本優

作画監督

音楽

神保正明 , 山本正之

アニメーション制作

タツノコプロ

SHARE
EC
Amazon
logo