ねこわっぱ!

ねこわっぱ!

神社に捨てられ、猫の神様によって神々の世界で育った少女タマが、一人前の神様になるため人間の世界で人々の願いを叶えようと奮闘するコメディ作品。

正式名称
ねこわっぱ!
ふりがな
ねこわっぱ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

猫の神様を祀る寂れた神社「猫又の森神社」に捨てられた人間の少女タマ。神々の世界「高天原」で育てられた彼女は、一人前の「神様」になるため、人間の世界に戻ってきた。その目的は、人間の願い事を叶え、その証拠となる絵馬を集めること。タマは偶然神社にいた小学生の織田信太郎羽柴豊助と仲良くなり、早速街に「見学」へと向かうが、その途中で大金持ちの子息である信太郎が誘拐されてしまう。

豊助の信太郎を助けたいという「願い事」を聞きとげたタマは、超常的な身体能力で誘拐犯たちを追いかけ始める。

登場人物・キャラクター

タマ

赤ん坊の頃、「猫又の森神社」に捨てられていた人間の少女。猫の神様であるパパ上とママ上に拾われ、神様の世界「高天原」で育てられた。数年後、一人前の神様になるため人間の世界に戻り、人間たちの願いを叶えるため奔走するようになる。願い事を持つ人間に出会うと、首に下げた絵馬に願い事が浮かぶ。車と同じ速度で走ったり、電柱よりも高く飛び上がるなど、凄まじい身体能力を持つ。 また猫の神に仕える様々な能力をもった猫の姿の「神使」を呼び出したり、神通力を使うことができる。人間界の常識は無いが、人のために一生懸命になれる優しさを持った性格。人間の世界の小学校に転入し、織田信太郎や羽柴豊助と同じ1年3組になった。その際は「猫森」という苗字を名乗っている。

織田 信太郎 (おだ のぶたろう)

小学1年生男子。大企業織田グループの御曹司。弱冠ながら様々な習い事をこなしており、文武両道の天才少年。「子分」の羽柴豊助といつも一緒に遊んでいる。我が強いが、本来的には他人を思いやる優しい性格であるため、豊助には強く慕われている。執事から逃れて「猫又の森神社」に隠れていたとき、タマと出会い、以降彼女の友だちとしてよく一緒にいるようになった。 豊助のことは「トロ助」と呼んでいる。

羽柴 豊助 (はしば とよすけ)

小学1年生男子。織田信太郎を「おやびん」と呼んで慕う、一見気弱な少年。だが信太郎との絆は強く、信太郎がピンチの時には彼を助けるため勇気を振り絞ることができる。信太郎と共に「猫又の森神社」に隠れていたとき、タマと出会い、以降彼女の友だちとしてよく一緒にいるようになった。

パパ上 (ぱぱうえ)

「猫又の森神社」に祀られている猫の姿の神様。人の背丈ほどある二足歩行の三毛猫で、人間の言葉を話す。葉巻をよく咥えている。赤ん坊の頃神社に捨てられていたタマの育て親。大変な親バカで、何かというと記念写真を撮って成長記録をつけている。人間の姿に変身すると、なぜか頭がバーコードハゲのおじさんになる。ママ上、じじ上と共に暮らしている。

ママ上 (ままうえ)

「猫又の森神社」に祀られている猫の姿の神様。普通の猫より少し大きい二足歩行の白猫で、尻尾が二股に分かれている。赤ん坊の頃神社に捨てられていたタマの育て親。人間の姿に変身すると、美女となる。パパ上、じじ上と共に暮らしている。

じじ上 (じじうえ)

「猫又の森神社」に祀られている猫の姿の神様たちの長老。普通の猫より少し大きい二足歩行の白猫。顎の下の毛が長い。若い頃は恐れられる存在だったようだが、現在は加齢のため常にプルプルしている。パパ上、ママ上と共に暮らしている。

石田 六花 (いしだ りっか)

小学1年生女子。タマたちと同じ小学校に通っている。子役アイドルをしている美少女で、お菓子のCMに出るなど、売れっ子の模様。学内でも人気が高い。武田先生に片思いをしているが、子供であるためまともに相手をされていない。タマに子供でいる時間を楽しむべきと説得され、気持ちを新たにする。

武田 (たけだ)

タマたちが通う小学校の男性教諭。1年3組の担任。若くハンサムだが、性格は大雑把で適当。だらしのない生活をしており、常に髪の毛がボサボサ。石田六花に思いを寄せられているが、まったく気づかない。

狐火 キミマロ (きつねび きみまろ)

「狐火山神社」に祀られている狐の姿をした神様。人前に出てくるときは、基本的に人間の少年の姿に化けている。平安貴族風の喋り方で、よく台詞が七五調になっている。タマの活躍により、狙っていた人間の「願い事」が横取りされたと考えており、タマを出し抜いて「願い事」を叶えようとするが、やり方は乱暴。慈英呂無をはじめ、狐の姿の「神使」を呼び出したり、狐火を操る神通力を使うことができる。

慈英呂無 (じぇろむ)

狐火キミマロに仕える狐の姿をした「神使」。「狐火山神社」最強の「神使」で、その姿は巨大で筋肉質。ふんどしのようなものを締めており、「安全な所(ゾーン)」として護衛対象をふんどしの中に入れて守ろうとする。

前田 陽弥子 (まえだ ひみこ)

女子学生。強力な憑代体質を持っており、霊や神を見ることができる。高天原の神々が、彼女が悪霊に乗っ取られないようにと「鬼手」と呼ばれるボディガードをつけていたが、過剰反応しやすい鬼手が暴走してしまうこともしばしばあった。タマとアメノウズメに鬼手の暴走を止められてからは、「猫又の森神社」の巫女となった。

アメノウズメ

「高天原」に住む神々のひとりで、かつて天照が岩戸に引きこもったとき、踊りを踊って彼女を誘い出した女神。前田陽弥子につけていたボディガードの「鬼手」が暴走しているのを感知し、自ら陽弥子の体に降りてこれを止めた。

場所

猫又の森神社 (ねこまたのもりじんじゃ)

猫又町一丁目にある猫の神様を祀った神社。狐などに比べるとマイナーなせいか参拝客が少なく、本殿も参道も荒れ放題になっている。タマ、パパ上、ママ上、じじ上の住処。

狐火山神社 (きつねびやまじんじゃ)

神座町一丁目にある神社。狐の神様を祀っている。格式高く、伝統ある神社。狐火キミマロの一家が暮らしている。

その他キーワード

絵馬 (えま)

神社に用意されている願い事を書いて奉納する木の札。タマは首から提げている。人間の願い事が板の上に文字として浮かび上がり、それを叶えると「済」のマークがつく。「済」マークのついた絵馬を集めると、枚数に応じて神様専用のグッズと交換することができる。またこの枚数が多ければ多いほど、神社の格が上がることになっている。

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