妖怪人間ベム

妖怪人間ベム

科学によって生み出された3人の妖怪人間が、悪者を退治する姿を描いた怪奇アクション。

正式名称
妖怪人間ベム
ふりがな
ようかいにんげんべむ
作者
ジャンル
アクション
 
怪談・伝奇
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概要・あらすじ

科学によって生み出された、妖怪人間と呼ばれる3人の生物が、正義の為に戦う姿を一話完結形式で描いた怪奇アクション。同名のTVアニメに先行して描かれたメディアミックス作品。連載開始時に詳細な設定資料がなく手探り状態だったため、TVアニメ版とは差異が生じている。例えば、アニメの舞台は少し昔のヨーロッパ風だが、漫画版では現代の日本である。

また、アニメ版には無い妖怪人間誕生のエピソードも描かれている。

登場人物・キャラクター

ベム

妖怪人間の一人。人間の姿のときは、タキシード風のスーツに帽子を被っている。様々な超能力の持ち主だが、足の力が特に強く、飛び蹴りで岩をも砕く。鋼鉄の杖が主な武器。

ベラ

妖怪人間の一人。人間の姿のときは、長い黒髪の女性でマントをしている。左腕に腕輪状に巻きつけたムチが主な武器。鉄をも引き裂く爪の他、稲妻を体内に取り入れて口から吐く特殊能力を持つ。

ベロ

妖怪人間の一人。人間の姿のときは全身タイツの少年。とても身軽で、ベムやベラよりも速く走ることができる。人間の子供が好きで、友達を欲しがっている。

マンストール博士 (まんすとーるはくし)

妖怪人間達の生みの親。ドイツ軍に、殺人兵士の創造を依頼されるが、正義の心を持った妖怪人間を生み出す。ドイツの敗戦直後に研究所にやってきたゴーレムに撃たれ、その傷が元で亡くなる。妖怪人間たちに「優れた超能力と正義の心で、人間の悪を滅ぼせ」と言い遺す。

ジロー

松上電機社長の息子。身代金目当てに誘拐され、山小屋に軟禁される。たまたま通りかかったベロに助けられて友達になるが、ベロの変身姿を見てしまい怯える。

人くい女 (ひとくいおんな)

とある森の土中に暮らす女性。犬や人間を土の中に引きずり込んでは食ってしまう。戦時中に空腹に耐えかね、自分の子供を食べてしまった過去を持つ。

デストロ

『妖怪人間ベム』「第5話 破壊獣デストロ」に登場するキャラクター。悪者博士によって造られたロボット犬。真っ黒な犬の姿をしている。球状になって猛スピードで飛び回り、東京中のビルや橋を破壊する。

悪者博士 (わるものはくし)

ロボット犬デストロや電人を造った悪い博士。禿げ頭に鷲鼻が特徴的な老人。妖怪人間を捕まえ、その超能力を電人に移し替えようと画策する。

電人 (でんじん)

『妖怪人間ベム』「第6話 電人vs.妖怪人間」に登場するキャラクター。悪者博士に造られたロボット。首が無く、胸に大きな一つ目があり、強力な電撃を放つ。また、妖怪人間たちの攻撃に耐えるよう設計されているため、すごく頑丈。

キンキラ

『妖怪人間ベム』「第7話 雪の怪物キンキラ」に登場するキャラクター。冬になると山からおりてきて子供をさらう怪物。手足の長い河童のような姿をしており、指先からツララを放つ。弱点は頭の皿。

A国の妖怪人間 (えーこくのようかいにんげん)

A国によって造られた妖怪人間で、羽があり空をとぶことができる。体内に世界最大の水素爆弾を埋め込まれており、A国と険悪なC国へ送り込まれる。

その他キーワード

妖怪人間 (ようかいにんげん)

『妖怪人間ベム』の用語。マンストール博士によって生み出された人工生命体。戦時下、ドイツ軍の命令で行われた殺人兵士の研究の産物。ドイツ敗戦と同時に生まれたため、3人しか存在せず兵士として活用されることもなかった。また、マンストール博士はドイツ軍の命令を無視して、姿は醜いが正義の心を持った生命体を完成させた。 妖怪人間たちは博士の遺志を継ぎ、また、いつか人間になれることを信じて日々善いことを行う。普段は人間の姿をしているが、怪物に変身することによって、人間時の数倍の力を発揮する。姿を消す、危険を予知する、稲妻を吐くなど様々な超能力を持つ。銃で撃たれても、細胞の復元能力が高いため死ぬことはない。唯一の弱点は脳で、脳を損傷すると回復することはできない。

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