エリーDoing!

エリーDoing!

アメリカのロサンゼルスに1年間留学することになった日本人高校生のエリーこと川口絵理子。彼女は文化の違いに戸惑いながらも、恋愛に勉強に憧れのアメリカン・ライフを満喫する。日本人にとって海外留学がまだまだ珍しかった1980年代初頭に描かれた、アメリカ留学を題材とした少女漫画。「週刊少女フレンド」1981年第1号から第19号まで連載された作品。

正式名称
エリーDoing!
ふりがな
えりーどぅーいんぐ
作者
ジャンル
ラブコメ
 
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概要・あらすじ

日本人留学生の川口絵理子はロサンゼルス在住のブラウン家で1年間のホームステイをしている。ブラウン家の長女トレーシー・ブラウンは絵理子と同い年で、家でも学校でも何かと世話を焼いてくれる。そんなトレーシーの計らいで、絵理子はバスケットボール部のエースであるビル・フレミングやテニス部のジョン・マッケントニーなどのボーイフレンドたちとデートを楽しんでいた。

しかし、彼らが絵理子とデートをしていたのは日本人が物珍しかっただけという事実を知った時、彼女の心は傷つきホームシックにかかってしまう。そんな傷心の絵理子の前に現れたのはテニス部員のビンセント・メイヤー。彼は日本人の祖母を持つクオーターで、出会った当初から絵理子に好意を持っており、いつしか2人は恋に落ちていくのだった。

登場人物・キャラクター

川口 絵理子 (かわぐち えりこ)

17歳の女子高生でロサンゼルスに1年間の留学に来た。明るく快活な性格で、留学当初からアメリカ人男性との恋に興味津々であった。トレーシー・ブラウンが部長を務めるチアリーディング部に入部する。テニス部のビンセント・メイヤーと恋に落ちる。特技はローラースケート。

トレーシー・ブラウン (とれーしーぶらうん)

川口絵理子(エリー)のホームステイ先であるブラウン家の長女で17歳。日本から来たエリーと姉妹のように仲良く接する。バスケットボール部のビル・フレミングが恋人だが、プレイボーイの彼に嫉妬し何度か別れと復縁を繰り返している。絵理子が日本人ということでクラスメートからバカにされたり、軽い差別を受けた時には自分のことのように怒りだすという勝ち気だがとてもやさしい性格。

ビンセント・メイヤー (びんせんとめいやー)

日本人の祖母を持ち、アメリカ人と日本人とのクオーターである。テニス部に在籍し、なかなかの腕前。特技はイラストで、川口絵理子の似顔絵を描いたことが2人の馴れ初めである。もともと日本語や日本文化に興味があり、いつか日本に行ってみたいという夢を持つ。作者の吉田まゆみによると、連載当時に人気のあったプロテニスプレイヤーのビンセント・バン・パッタンがモデル。

ビル・フレミング (びるふれみんぐ)

トレーシー・ブラウンの恋人でバスケットボール部のエース。気の多いプレイボーイでトレーシーと何度も別れたり付き合ったりを繰り返している。留学に来たばかりの川口絵理子とデートを繰り返していたが彼女が本気になりかけていた矢先、他のガールフレンドを選んでパーティーに出席してしまい絵理子を傷つけた。

シゲル

川口絵理子と同じ高校に留学にきた日本人男子高校生。黒縁メガネでおとなしそうな外見だが、バスケットボールやギターがうまい。最初はトレーシー・ブラウンのことが好きだったがビル・フレミングとの仲を見てあきらめ、オーストラリアからの留学生であるオリーブと付き合う。

オリーブ

オーストラリアからの女子留学生。バスケットボールの試合で活躍するシゲルを見て一目惚れし、自分から交際を申し込んだ。長身でシゲルよりも背が高く、そんな2人を周囲は「ポパイとオリーブのようだ」と微笑ましく思っている。

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