ぱじ

ぱじ

孫と祖父の日常を描いたほのぼのとしたコメディ調の4コマ漫画。平成12年度の第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。

正式名称
ぱじ
ふりがな
ぱじ
作者
ジャンル
家族
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概要・あらすじ

両親を亡くした孫ももちゃんを引き取り、二人暮らしで育てていくことになった祖父の咲田茂吉。二人の日常を主に祖父の視点から見た形で描かれていく。全体的なムードはほのぼのとしたコメディ調だが、高齢者の抱える問題など、扱われている内容はリアルなものが多い。

登場人物・キャラクター

咲田 茂吉 (さきた もきち)

75歳のおじいさん。妻・ウメと娘夫婦を早くに亡くし、孫のももちゃんを引き取って二人で暮らしている。もものためならば何でも頑張れる性格。不況でパートを一度クビになったが、シルバー人材センターに登録して仕事をするようになった。一度脳内出血で倒れて「サルスベリ総合病院」に入院。以降、病院に定期的に通っている。

咲田 もも (さきた もも)

4歳の女の子。両親を早く亡くし、祖父のぱじに引き取られた。パパ代わりのおじいちゃんという意味で、「ぱじ」と呼んでいる。ぱじが大好き。保育園はチューリップ組。破壊的な音痴。

ハル

ぱじの茶飲み友だちで、よく家に遊びに来るおばあさん。ぱじに好意を寄せている。ぱじが入院した際は、ももちゃんを家に預かった。物知り。

伊達 銀二 (だて ぎんじ)

ぱじの家の隣に住むおじいさん。何かとぱじやももちゃんを気にかける。エネルギッシュな趣味人。アイドル春日うららは55歳の時にできた娘で、親子の名乗りをあげていないが、影ながら応援している。

ガメ

ぱじとももちゃんが飼っているミシシッピーアカミミガメ。ぱじが自分よりも長生きしてももちゃんを見守ってくれるようにとペットショップで買ってきた。ももちゃんの歌が苦手。

すみれ

ももが通っている保育園の保育士。優しくて熱い心を持った先生。保育園のお昼寝の時間を友人には「シェスタ」と言っている。

ノリ

ももちゃんと同じ保育園に通っている男の子。元気いっぱいで大雑把。送り迎えはいつもおばあちゃんが来ているが、月に一回お母さんが来る。その時はうれしくて泣いてしまうことも。

南 ヨリ (みなみ より)

ももちゃんと同じ保育園に転入してきた女の子。テレビの“大家族”番組に出ている大家族の子。8人兄弟13人暮らし。ももちゃんとは親友になる。

杉村 (すぎむら)

ぱじが通っている「サルスベリ総合病院」に長年入院し続けている男性。医師や看護師よりも病気のことや病院のことに詳しくなってしまい、「主」と呼ばれている。「おかま」。一日院長に就き、病院を改革する。

木下 豊 (きのした ゆたか)

ぱじが通っている「サルスベリ総合病院」に新しく着任してきた青年医師。患者以上に病弱。現在の病院にも一度入院していたことがあり、入院費用が払えなくなったことから雇ってもらうこととなった。

セルジュ 苔川 (せるじゅ こけかわ)

画家の男性。動物園の写生大会で指導を行った。虎のおなかの模様が知りたいという人がいれば、身体を張って見せてあげようとするような、芸術のためならば命を惜しまない性格。

蛇苺 (へびいちご)

ぱじが通っている「サルスベリ総合病院」の外科医。医療ミスやその隠匿が悪辣であったことから、杉村さんが主催した文化祭の「ミスコン」でその内容を暴露されてしまった。

栗本 幸夫 (くりもと ゆきお)

ぱじの家の近所に住んでいる浪人生。初登場時は三浪。浪人が決まって落ち込んでいるが、浪人するのもやむなしと言えるほど知識がない。

さくら

ぱじの娘で、ももちゃんのお母さん。夫のしげるを早くに亡くし、自らもその後を追うように世を去ってしまった。生前は怪獣などのフィギュアを集めるのが趣味だった。

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