大東京ビンボー生活マニュアル

大東京ビンボー生活マニュアル

フリーターの青年耕助が、貧乏ながらも気ままに楽しく暮らす日常をスケッチ風に描いた作品。

正式名称
大東京ビンボー生活マニュアル
ふりがな
だいとうきょうびんぼーせいかつまにゅある
作者
ジャンル
日常
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概要・あらすじ

大学を卒業後も就職せずにアパートで一人暮らしをしている主人公の耕助は、お金を使わないように食事を工夫したり、彼女のひろ子と遊んだり、知人や親戚から紹介されたバイトに励んだりと、貧乏ながらも気ままに楽しく日常生活を送っている。

登場人物・キャラクター

耕助 (こうすけ)

東京都杉並区の古いアパート平和荘の二階に住むフリーターの青年。大学進学をきっかけに岩手県から上京して一人暮らしを始め、その後も平和荘に住み続けている。基本的に年中貧乏で、家具がほとんどない殺風景な部屋に住んでいる。貧乏であることにこだわりを持ち、お金をかけずに創意工夫して貧乏生活を楽しんでいる。 のんびりした性格で、怒ることはほとんどなく、じっとしているのが得意。近所づきあいがよく、親戚以外にも大家や知人からアルバイトを紹介されることも多い。スポーツは得意ではないが体力はあり、基本的には力仕事に駆り出されている。趣味は読書と古い映画を観ることで、酒には強くない方。

ひろ子 (ひろこ)

耕助の彼女で、芸術家志望の女の子。耕助の部屋を訪れて、耕助を絵や彫刻のモデルにしたり、街へ遊びに連れ出したりしている。耕助からは「カノジョ」と呼ばれているが、散髪をしたり自転車の二人乗りをするくらいの描写しかされず、耕助とどの程度の関係なのかは曖昧に描かれている。 耕助と違って酒に強い。

広田 (ひろた)

耕助の住むアパート平和荘の隣の部屋に住んでいる大学生で新潟県の出身。早稲田大学に通っている。食器類や自転車を始めとして、様々な生活用品を耕助に貸している。耕助から何かを貸し出すことはないため、「ギブ・アンド・ギブとテイク・アンド・テイクで2人あわせてギブ・アンド・テイクの関係」と耕助は称している。

大家 (おおや)

耕助の住むアパート平和荘の大家をしているおばさん。平和荘の隣の家に住んでいる。耕助が部屋でゴロゴロしていると、自宅の庭仕事を手伝わせたり、バイトを紹介してやったりしている。

和尚 (おしょう)

平和荘の大家が壇家になっている寺の和尚。大家の紹介で耕助がよくアルバイトとして、掃除などをさせられている。毎年寺全ての障子の張替えをさせられている代わりに、耕助は12月だけ家賃が免除になっている。人使いが荒い性格だが、気前のいい一面も持っている。

マサボー

耕助のいとこ。大学受験をするために上京し、耕助の部屋に宿泊する。その後、無事合格したようで、耕助といっしょにアパート探しをしに行った。一度に4合半のご飯を食べるほどの大食漢で、好きな食べ物は「ごはんですよ!!」。食事をすると勝負事が強くなるタイプ。

ヒゲさん

ひげを生やした男性で関西出身。耕助とは、交通整理のアルバイトを通して知り合う。耕助と同じく貧乏だが、アルバイト代が入ると耕助を食事に誘ってくれる、気前のいい性格の持ち主。

浪人生 (ろうにんせい)

多浪を繰り返している眼鏡をかけた男性。耕助とラーメンの屋台で知り合う。実家が医者であるため、医学部を受験しているが、本人は文学部を志向しており、数学が苦手。

FUNKY CLUBのママ (ふぁんきーくらぶのまま)

平和荘から歩いて10分ほどのところにある、耕助が行きつけの喫茶店のママさん。オセロが強く、耕助とのかけ勝負で連勝中で、勝つたびに耕助に皿洗いなどの店の手伝いをさせている。

場所

平和荘 (へいわそう)

東京都杉並区にあるアパート。住人たちは大学生が中心で、主人公の耕助は2階の6畳間に住んでいる。トイレは共同で、風呂はなしの、古いアパート。大家は隣の自宅に住んでいる。

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