概要・あらすじ
女子大生・野崎多美は夜中にゴミ捨てに行ったところ、ゴミの中から現れたぬいぐるみに、ゴミ捨てのマナーについて注意される。ぬいぐるみは自分のことをプックンと名乗り、タミの部屋に居候を始めた。プックンと出会ってから、タミの周りには様々なキャラ者が現れるのだった。
登場人物・キャラクター
野崎 多美 (のざき たみ)
H女子短期大学英文科に通う18歳の女子大生。夜中にゴミを捨てに行ったところ、キャラ者であるプックンと出会い、そのまま居候されてしまう。感性は普通の女子大生だが、すぐキャラ者を受け入れるなど、状況に適応するのが早い。田舎から都会へ出てきており、母親からよく荷物が届く。大学卒業後は地球防衛隊で働く。
プックン
野崎多美の部屋に住み着いたキャラ者。性別は男性。年齢は20歳、身長60センチ、体重2キロ、好きな飲み物はペプシのコーラで、特技は速読。眉毛の太いクマのぬいぐるみのような姿をしているが、あまり可愛くはない。キャラ者による秘密結社K・S・S・Dを抜けたため、組織から追われている。戦う時は戦闘モード(ばとるもーど)プックンに変身する。 モーニング娘。の中では飯田圭織が一番好き。
ミミリン
ぬいぐるみのような姿をしたキャラ者の女の子。年齢は18歳、宮城県出身。身長65センチ、体重1.8キロ、好きな飲み物はスターバックスのアイスカフェモカで、特技は料理。ミッキーマウスのような大きな耳をしており、まつげが長い。プックンの恋人。諸事情から野崎多美のとなりの部屋に住む母子家庭の家に、ぬいぐるみとして居候している。
ジゴロー
ぬいぐるみのような姿をしたキャラ者。ニヒルな笑みを浮かべ、ウェスタン・スタイルの洋服を着ている。性別は男性。年齢は19歳。東京都渋谷区出身。身長58センチ、体重2キロ、好きな飲み物はビール、特技はナンパ。キャラ者による秘密結社K・S・S・Dの一員。女好きで写真を見ただけでもスリーサイズがわかる。
死神博士 (しにがみはかせ)
ガイコツのような姿をしたキャラ者。性別は男性。身長65センチ、体重5キロ。好きな飲み物はマムシの血、特技は発明。キャラ者による秘密結社K・S・S・Dの一員。智慧者で、様々なものを発明している。また、鍋にはこだわりがあり、食べる順番などにうるさい、いわゆる鍋奉行である。
子分1号、2号、3号 (こぶんいちごう、にごう、さんごう)
キャラ者の3人組。キャラ者による秘密結社K・S・S・Dの一員。ジゴローの子分で、猫のぬいぐるみのような姿をしている。プロフィールは全員同じで、年齢は18歳、東京都杉並区出身。身長50センチ、体重1.5キロ。特技は組体操。好きな飲み物は1号は牛乳、2号はヤクルト、3号はカルピス。
N君 (えぬくん)
野崎多美と同郷で元恋人の男性。バンドやボクシングなど様々なことにチャレンジし、お金がなくなると多美のもとにお金を借りにやって来る。言葉数は少ない。
皮村 隆位置
野崎多美が知り合った男性。KO大学医学部在学中の大学生。父は総合大学病院の経営者で院長。ルックス抜群でスポーツ万能、愛車はベンツとポルシェと申し分ない。しかし、ぬいぐるみが好きで常に持ち歩いており、声色を変えて会話をしたり、非常に下品な発言も多いため、女性に人気がない。
大家さん (おおやさん)
野崎多美の住むアパートの大家を務める太めの中年男性。カツラを被っている。金髪のカツラや付け鼻をつけるなどアメリカ人風の格好をしたり、肌を褐色に塗ってアフリカやパプア・ニューギニアを思わせる衣装を身につけたりするなど、不思議な格好をしていることが多い。
麗奈 (れいな)
野崎多美のとなりの部屋に住む少女。貧しい母子家庭のため、いつもボロボロの服を着ている。ミミリンをプレゼントされ、いつも持ち歩いている。
弓月 ハルカ (ゆみづき はるか)
野崎多美の住むアパートの同じ階、205号室に住む女性。38歳の独身女性だが、いつもセーラー服を着ており、古い少女漫画の主人公のような言動をする。キャラ者による秘密結社K・S・S・Dに洗脳済みで、部屋にはたくさんのぬいぐるみが飾ってある。独身だが、息子がひとりいる。
桜井 翼 (さくらい つばさ)
弓月ハルカの息子。男子高校生だが、女子の制服を着て学校に通っている。トランスジェンダーというわけではなく、性格は男らしく、鍛えられた体をしている。
集団・組織
K・S・S・D (けーえすえすでぃー)
キャラ者による世界征服を企む悪の秘密結社。かわいいキャラ者を好きになり、K・S・S・Dからの命令をどんなことでも受け入れるようになった人間をどんどん増やしていこうと企んでいる。「山田」という個人宅がアジトとなっている。
その他キーワード
キャラ者 (きゃらもの)
ぬいぐるみのような姿をしたキャラクター。棒のようなもので動かす演者がいるようだが、詳細は定かではない。時折「実家に帰る」と言い、動かなくなることがある。また、家族から嫌われ、居場所を失った父親がキャラ者となり、演者としてぬいぐるみを操っている場合もある。
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