マクロス7 TRASH

マクロス7 TRASH

TVアニメ『マクロス7』のサイドストーリー。エアブレードというホバリングシューズを用いた架空のスポーツT-CRASHを題材としたSF漫画。また歌と恋愛も重要な要素となっている。

正式名称
マクロス7 TRASH
ふりがな
まくろすせぶん とらっしゅ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
その他スポーツ
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概要・あらすじ

西暦2046年、宇宙移民船マクロス7に暮らすシバ・御堂T-CRASHというスポーツの選手。彼に興味を持った軍人マハラ・ファブリオウは、彼のチームにコーチとして入り込む。一方チームのマネージャーエニカ・チェリーニは歌手デビューのためシバ・御堂から離れる。やがてT-CRASHと、感情をエネルギーに変えるマインド・システムを巡る陰謀が動き出し、彼らはその渦に飲み込まれていく。

登場人物・キャラクター

シバ・御堂 (しばみどう)

T-CRASHというスポーツの選手で「黒い爆撃機」の異名を取る。才能がある上に努力も怠らない一方、気まぐれで不真面目な一面も見られる。宇宙移民船マクロス7の艦長マクシミリアン・ジーナスの隠し子ではないかと噂されている。チームのマネージャーエニカ・チェリーニとは恋人のような仲だが、チームのコーチとなったマハラ・ファブリオウにも気がある。 感情をエネルギーに変えるマインド・システムの研究者、御堂醒子という母がいたが、死別している。

マハラ・ファブリオウ

『マクロス7 TRASH』のヒロインの一人。軍人であり階級は中尉。感情をエネルギーに変えるマインド・システムの実験に巻き込まれて部下を失い、それが原因で除隊を考えていた時、偶然T-CRASHというスポーツの選手シバ・御堂と知り合う。その後T-CRASHの選手をパイロットにスカウトするプロジェクトに参加、シバ・御堂のチームにコーチとして入り込む。 T-CRASHにマインド・システムを導入する動きに陰謀を感じ、同僚のケレック・ホイヤー中尉に調査を依頼、シバ・御堂をサポートしつつ謎に迫る。

エニカ・チェリーニ

『マクロス7 TRASH』のヒロインの一人。政府高官の愛人の娘。歌手志望。シバ・御堂の参加するT-CRASHというスポーツのチームのマネージャーであったが、MISS MINMAY VOICEというオーディションに合格しデビューを果たしたことからチームを離れる。芸名はミオン・フランセーズ。シバ・御堂とも恋人に近い仲であったが、次第に疎遠になる。 人気スターとなったものの、歌は必ずしも上手くない。本人もそれを自覚しているため自信が持てず、やがて声が出なくなってしまう。

マクシミリアン・ジーナス

宇宙移民船マクロス7の艦長。才能にあふれる人物であり、常にサングラスを掛けている伊達男。ミリア・ファリーナ・ジーナスというゼントラーディ人の妻を持つ。なお彼女はマクロス7の市民区画CITY7の市長である。シバ・御堂は彼の隠し子ではないか、という噂が立っている。

ケレック・ホイヤー

軍人であり階級は中尉。マハラ・ファブリオウの同僚。アブラハム・ド・バセロン大尉の部下としてT-CRASHというスポーツの選手をパイロットにスカウトするプロジェクトのために動くが、その動向に疑念を感じたマハラ・ファブリオウの願いを受けて裏事情を探るスパイのような活動を行う。 マハラ・ファブリオウには個人的な好意も抱いている。

モバード・服部 (もばーどはっとり)

T-CRASHというスポーツの選手。コーチとしてシバ・御堂のいるチームに加わったマハラ・ファブリオウが、シバ・御堂を刺激するために連れてきた人物。シバ・御堂と互角以上の腕前を持つ。シバ・御堂を挑発する場面もあったが、寺の息子であることもあり、本来はストイックな性格。 ジェビル・ルクソールというゼントラーディ人の選手に強い興味を持つ。

アブラハム・ド・バセロン

軍人であり階級は大尉。マハラ・ファブリオウの上司として、T-CRASHというスポーツの選手をパイロットにスカウトするプロジェクトを動かす。やがてT-CRASHに、感情をエネルギーに変えるマインド・システムを導入。その裏ではマインド・システムのエネルギーを、感情を持たないゼントラーディ人に供給することで、自らの野望を果たそうと画策していた。

御堂 醒子 (みどう せいこ)

ただし劇中では既に死亡しており、容姿は登場しない。シバ・御堂の母親であり、感情をエネルギーに変えるマインド・システムを研究していた。「心のない力など存在価値はない」という言葉を研究仲間に遺している。

ジェビル・ルクソール

T-CRASHというスポーツの選手であり、圧倒的な技量の持ち主。かつて地球人と戦った巨大宇宙人ゼントラーディ人であり、感情に乏しい。マイクローン化により地球人と同じサイズになっている。モバード・服部と交流を持つことにより、わずかな感情の動きを覚えていた。 だが感情をエネルギーに変えるマインド・システムの悪用により感情を流し込まれて戦闘の快楽のとりことなり、麻薬中毒者のような状態に陥ってしまう。

場所

マクロス7 (まくろすせぶん)

新マクロス級7番艦。軍事施設と動力部を備えた戦闘ブロックBATTLE7と居住ブロックCITY7に分かれている。またマクロス7を中核とした移民船団の総称でもあり、船団には霊園や居住区を備えたHEAVEN、工場艦スリースターなどが含まれている。

その他キーワード

T-CRASH (とるねーどくらっしゅ)

『マクロス7 TRASH』に登場するスポーツ。エアブレードというホバリングシューズを用いてコースを周回し得点を競う、ローラーゲームに似たスポーツ。相手選手の妨害が許されているため、走るだけではなく格闘要素もある。後に感情をエネルギーに変えるマインド・システムが導入されると共に一対一の試合形式となり、プロレスや対戦格闘ゲームに近いスポーツへと変貌した。

MISS MINMAY VOICE (みすみんめいゔぉいす)

『マクロス7 TRASH』に登場するキャンペーンガールおよびそれを決めるオーディション。単にミンメイヴォイスとも。かつて地球人とゼントラーディ軍の戦争に終止符を打ったとされる伝説の歌手リン・ミンメイにちなんだもの。選ばれた少女はキャンペーンの中心となり生の声を務める。

マインド・システム

『マクロス7 TRASH』に登場する装置。人間の感情=スピリチュアをエネルギーに変える。そのエネルギーはマインド・プレッシャーという衝撃波として射出できる。また他から集めた感情エネルギーを感情の形で対象者に注入することも可能。アブラハム・ド・バセロンや御堂醒子らによって軍事利用への研究が進められていたが、実験の失敗から一時研究が頓挫。 後にアブラハム・ド・バセロンによってT-CRASHというスポーツに導入される。

ゼントラーディ

『マクロス7 TRASH』に登場する人種。巨大な宇宙人であり、かつて地球人と戦った。外見は地球人によく似ているが、顔など体表の一部が盛り上がった個体や、脳だけになっている個体も見られる。戦闘種族として生み出された人種であり、感情に乏しい。現在は地球人と接触したうちの多くの者がマイクローン化という処置により地球人と同じサイズになり、地球人と共に生活している。 ゼントラーディ人と呼ぶ場合やゼントラと略す場合あり。

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