はなしっぱなし

はなしっぱなし

日常の中の、自然が起こす不思議な物語を描いたファンタジーオムニバス作品。

正式名称
はなしっぱなし
ふりがな
はなしっぱなし
作者
ジャンル
ファンタジー
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概要・あらすじ

子供の頃に感じたことがあるような切ない物語や、ホラー要素のある物語まで、日常の中の、自然が起こす不思議な物語を描く。五十嵐大介のデビュー作で初連載作。

登場人物・キャラクター

人魚 (にんぎょ)

『はなしっぱなし』「六花(むつのはな)」に登場する生物。主人公の少年が、体調不良で学校を欠席し、留守番をしていた際、家に訪れた中年女性から50円で購入。一見普通の金魚のようだが、水に入れると人面魚のような姿になる。人魚を見て気分が悪くなったらすぐに捨てるように忠告される。

クラゲ人 (くらげじん)

『はなしっぱなし』「空気人(くらげじん)たち」に登場する生物。鳥が急に飛び立ったり風の日に倒れる植木鉢など、自然界で起こる事象の原因を作り出している。半透明で、光の具合によって見えたり見えなかったりする。ビニールにも見え、触るとぬるっとした感触がする。人の顔に見えることもあるので「幽霊」と言う人もいる。

ミミズ

『はなしっぱなし』「赤竜昇天(せきりょうしょうてん)」に登場する赤竜(ミミズの異称)。道路で潰れて死にかかっている所を、通りかかった少女と少年に発見される。とても小さな声で人の言葉を話し、「天に昇って天の竜になりたかった」という願いに応えようと、少女と少年が赤竜を気球に乗せた。

虫売り (むしうり)

『はなしっぱなし』「虫売りのはなし」に登場する少年。冬の路地の空き地に、1匹千円で虫を売る少年。この季節には珍しい虫も売っている。入院した父親の代わりに少年が虫を売っていると言うが、真偽は定かではない。

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