エヴァンズの遺書

エヴァンズの遺書

19世紀のイギリス、記憶喪失になってしまったバンパネラの少年エドガー・ポーツネルは、彼が人間だった時の兄オズワルド・オー・エヴァンズの子孫に保護される。萩尾望都の「ポーの一族」シリーズ7作目。

正式名称
エヴァンズの遺書
ふりがな
えゔぁんずのいしょ
作者
ジャンル
その他ホラー・オカルト
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概要・あらすじ

事故に遭い記憶喪失になってしまったバンパネラの少年エドガー・ポーツネルは、彼が人間だった時の兄オズワルド・オー・エヴァンズの子孫に保護される。オズワルドはエドガーとメリーベルという名の二人が再び子孫の前に現れた時には、エヴァンズ伯爵家の財産を彼らたちに渡すよう遺書に書き残していた。そこに兄の行方を捜していたメリーベルが人間の男爵家令嬢を装ってエヴァンズ家を訪れたことから事件が起こる。

登場人物・キャラクター

エドガー・ポーツネル

バンパネラの少年。外見は14歳。家族と離れて単独行動をしている時に事故に遭い、仮死状態となっているところを実兄オズワルド・オー・エヴァンズの孫であるヘンリー・エヴァンズに保護される。この事故によって記憶喪失になっている。

ヘンリー・エヴァンズ

オズワルド・オー・エヴァンズの孫にあたる青年伯爵。事故に遭い、記憶を失ったエドガーを手厚く保護した。若くして先立った妻と同じ青い瞳のエドガーを息子のように感じている。

メリーベル・ポーツネル

エドガーの妹。バンパネラの少女で外見は13歳。単独行動していたエドガーがエヴァンズ伯爵家にいることを待ち合わせ場所のホテルで聞き、養親でやはりバンパネラであるポーツネル男爵夫妻から離れ、独りでエドガーを迎えに来ようとする。エヴァンズ家に入り込むため、リンダ・グリーナウェイの友人となった。

ロジャー・エヴァンズ

ヘンリー・エヴァンズの弟。ロンドンで事業に投資を行っており、借金に負われている。例年冬になるとヘンリーのところへスケートをするためという名目で滞在し、金銭的な助けを借りようとしていた。

リンダ・グリーナウェイ

ヘンリー・エヴァンズの亡妻側の姪。ロンドンに住んでおり、毎冬スケートをするためにエヴァンズ家に滞在しに来ていた。今回はいとこのアーネスト、ロンドンでできた友人のメリーベルと共にエヴァンズ家を訪れる。

アーネスト

リンダのいとこにあたる少年。メリーベルに恋をしている。

エレン

エヴァンズ伯爵家の使用人をしている女性。密かにヘンリーに想いを寄せている。

ドクトル・ドド

男性医師。事故に遭って蘇生したエドガーの診療を行う。エドガーとメリーベルが元々知り合いなのではないかという疑問を抱く。

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「ポーの一族」シリーズ (ぽーのいちぞくしりーず)

永遠の時を生きる吸血鬼の一族となった少年と、彼が巡り合う人間たちの運命を描いた物語。 関連ページ:「ポーの一族」シリーズ

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