風評破壊天使ラブキュリ

風評破壊天使ラブキュリ

宇宙から飛来したデマゴの実に寄生され、怪人化してデマを垂れ流すデマゴーグ怪人。人にデマを流布する4人の怪人を、2人の魔法少女風の少女が論破し、物理攻撃で撃退していく。放射能にまつわるデマを、科学的根拠で論証しようとする作品で、東大病院放射線科の中川恵一が本文でコラムを書いている。単行本の印税の半分は東北の東日本大震災の被災地に寄付されている。

正式名称
風評破壊天使ラブキュリ
ふりがな
ふうひょうはかいてんしらぶきゅり
作者
ジャンル
魔法使い・魔法少女
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

ヤンキー少女の中村七海はある日、不思議な雰囲気の少女十二吋花音と出会う。彼女に連れられた先にいたのは、放射能についてのデマを流す男性だった。中村七海が激しい怒りにかられたその時、十二吋花音から渡されたペンダントが光り、2人は風評破壊天使ラブキュリに変身。デマゴの実に寄生され、デマを流すデマゴーグ怪人の話を論破しながら、物理攻撃で撃破し、デマゴの実を回収しはじめる。

登場人物・キャラクター

中村 七海 (なかむら ななみ)

『風評破壊天使ラブキュリ』の主人公のひとり。ポニーテールの、どこにでもいるフツーのヤンキー少女。普段から木刀を持って歩いている。正義感が強く、気に食わない相手は素手で殴り飛ばす。宇宙人の十二吋花音とメレンゲと出会い、放射能のデマを流す相手への怒りを抱いたことで、風評破壊天使ラブキュリのキュリピンクに変身する。 「ラブリーアッパーカット」「ラブリー七年殺し」など、直接攻撃を得意とする。放射能に関しての知識は特に持ち合わせていない。

十二吋 花音 (じゅうにすん かのん)

『風評破壊天使ラブキュリ』の主人公のひとり。宇宙人。黒髪ロングで、落ち着いた性格をしている。無自覚に口が悪い。故郷を壊滅させ、地球に流出した「デマゴの実」を回収するためにやってきた。放射能の風評被害を広める相手への怒りが強く、風評破壊天使ラブキュリのキュリブルーに変身した後、放射能に対する知識をマイクを握って解説していく。

メレンゲ

十二吋花音と共に、宇宙から地球にやってきた。星形の体に、大きな唇のついた、小さな生物。頭に矢印がついており、デマを撒き散らす人間の居場所を見つけることができる。

メロリン二等兵 (めろりんにとうへい)

デマゴの実に寄生された、「粗野だけど根はいい関西人」役しかできない役者。Twitterで見たデマを人々に撒き散らし、否定されると「政府のインボー」とわめく。

グンマープロフェッサー

デマゴの実に寄生された科学者。放射能汚染地域の米はゼロベクレルではない限り危険だ、と主婦たちにデマを吹き込み、汚染地域の人々が自分たちを殺そうとしている、と叫んでいた。

サプリメントジェントル

デマゴの実に寄生された外国人。居酒屋「酒民」でアジフライを食べた際、放射能汚染されていると文句をいい、「放射能除去サプリ」をぼったくりで売りつけようとした。

ザ・TUBE (ざちゅーぶ)

デマゴの実に寄生された、大学工学部の教授。放射能測定器付きの本を高値で売り、「日本の農産品は危険だから買うな」などのデマを撒き散らした。怪人変身後、恥を恥とも思わない厚さ1メートルのツラの皮になる。

川中 一恵 (かわなか かずえ)

ラブキュリの2人が放射能測定器付きの本を発見した時、キュリブルーに呼ばれてやってきた放射線医の女の子。デマをキュリブルーと共に、ことごとく論破していく。

その他キーワード

デマゴの実 (でまごのみ)

『風評破壊天使ラブキュリ』に登場する用語。十二吋花音の故郷の星から流出した実。人間の脳に入り込み、寄生主がウソをつきたくてしかたなくなるように刺激することで、世界にデマをばらまく。また自己顕示欲が強い人間の快感を増幅させ、快楽のためなら何でもするように人を操る。地球には4つの実が飛来、発芽して小さな種を大量にばらまいた。

風評破壊天使 (でまごーぐぶれいかー)

『風評破壊天使ラブキュリ』に登場する用語。十二吋花音が自分の星から流出したデマゴの実を回収するため、変身する魔法少女風の姿のこと。中村七海を巻き込み、2人で活動する。ペンダントにデマへの怒りをこめることで変身できる。地球人のヤンキー中村七海はキュリピンク、十二吋花音がキュリブルーとして変身。 キュリピンクは攻撃を増幅させ、武器に変えるなどの力を持っている。

SHARE
EC
Amazon
logo