葬送船団

葬送船団

火星への移住計画に仕組まれた、移民船団への残酷な陰謀。巻き込まれた主人公たちが生き残るために戦う本格SF。

正式名称
葬送船団
ふりがな
そうそうせんだん
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

大気汚染と人口増加で人類は存亡の危機に直面していた。火星に人工都市を建設して移民する計画が実現し、第一次移民団として一隻2万人を収容するロケットが五隻出発。そのパイロットに若き能勢が任命される。能勢は火星についたら結婚する予定の恋人、ポーラと一緒だった。ところが、旅の途中で二隻のロケットが爆発してしまう。

実はもともと火星に着けるのはたった一隻だけだったというのだ。能勢は、身勝手な権力者たちの陰謀に愕然とする。

登場人物・キャラクター

能勢 (のせ)

ロケットエンジニアの専門で、移民船団一号船のパイロットに任命される。まだ若く、同乗の乗組員に恋人のポーラがいる。火星に着いたらそこで結婚式をあげる予定を立てていた。

ポーラ

能勢の恋人で、ブロンドショートヘアの美人。能勢が舵をとる移民船団一号機に乗船し、火星に着いたら結婚式をあげる予定だったが、思わぬ陰謀に巻き込まれる。愛する能勢を守るために強い意志と決断力をみせる。

モス提督 (もすていとく)

軍人で移民船団1号機の責任者。事故で右腕をなくしている。陰謀の片棒を担いでいて、火星に着いたらマルスシティの市長に就けるという約束がなされていた。しかし、それも実は権力者の罠であり、事実を知ったモス提督は一号船のなかで錯乱する。

目覚めた子供たち (めざめたこどもたち)

子供たちは冬眠して火星に向かう計画だったが、権力者の陰謀で移民船団が爆破されることを察知して、超能力を覚醒させた一部の子供たち。一号船に爆弾が仕掛けられていることも、その隠し場所も透視して能勢たちに伝える。

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