超熱ゲームキッド!! クリエイ太

超熱ゲームキッド!! クリエイ太

大手ゲーム会社で、今まで誰も見たことのない新ゲームを次々に開発していく少年・栗鋭太の姿を描く。類まれなる発想力と情熱で、ゲーム制作に己のすべてを懸ける小学生クリエイターの成長物語。「別冊コロコロコミックSpecial」2010年8月号から2011年4月号にかけて連載された作品。

正式名称
超熱ゲームキッド!! クリエイ太
ふりがな
ちょうねつげーむきっど くりえいた
作者
ジャンル
その他職業・ビジネス
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

自ら開発したゲームを売り込むために、日本一のゲーム制作会社「楽天堂」にやって来た栗鋭太は、そこで偶然にも「伝説のプロデューサー」として名を馳せる鮫島鯨魔と出会う。まだ小学5年生の鋭太が高いプログラミング能力を持っていることを認めた鮫島は、鋭太にクリエイター採用試験に挑むチャンスを与える。その試験の内容とは、1週間以内に動物をテーマとしたオリジナルゲームを開発すること。

この厳しい試練を皮切りに、鋭太は「楽天堂」でさまざまなジャンルの斬新な新ゲームを生み出していく。

登場人物・キャラクター

栗 鋭太 (くり えいた)

ゲーム制作が得意な少年。いつもジャンパーを着て、帽子のつばを後ろにして被り、ショルダーバッグとノートパソコンを携えている。小学5年生でありながら、ゲーム制作会社「楽天堂」の開発メンバーとして認められるほどのプログラミング能力、発想力、そしてゲーム制作に対する熱い情熱の持ち主。手の残像が見えるほどのスピードでパソコンのキーを叩く。

鮫島 鯨魔 (さめじま げいま)

ゲーム制作会社「楽天堂」の開発プロデューサーで、社の重鎮である男性。軍隊の教官のような服装と体格で、その指導理念も非常に熱く厳しい。「モンスタークエスト」をはじめとした名作ゲームを世に出した「伝説のプロデューサー」として知られる。

ノラ吉 (のらきち)

車に跳ねられた野良犬。鮫島鯨魔によるクリエイター採用試験に提出するゲームを構想中の栗鋭太に助けられた。その後は鋭太の家で飼われ、ゲーム開発中の1週間の間に、親友のような間柄になる。

(つとむ)

小学5年生で、栗鋭太のクラスメイトである少年。勉強は得意だがゲームはとても下手で、友達とゲームで遊ぶ際に嫌な思いをたくさんしてきた。そのため、友達とゲームをすることを避けて生活している。だが、彼のために鋭太が開発したゲーム「たたかえ!!漢字ファイター」で、鋭太と2人協力プレイをすることになる。

山本 伊織 (やまもと いおり)

小学5年生で、栗鋭太のクラスメイトである少年。サッカー部の中心選手だが独裁的な言動が多いため、他の選手たちから距離を置かれている。交通事故で足を骨折して入院した際に、彼のために鋭太が開発した11人でプレイするゲーム「リアルサッカー」をプレイすることになる。

白神 小太郎 (しらがみ こたろう)

ゲーム制作会社「楽天堂」企画開発部主任の男性。プログラムの鬼才で、実質的に鮫島鯨魔に次ぐ「楽天堂」NO.2の存在。社内で行われたゲームの腕を競う試験で、栗鋭太と「モンスタークエスト」で対決することになった際、自分の地位を守るために卑怯な手段を取る。

シャドウ

目深に学帽を被り、学ランを着用した巨漢の男性。栗鋭太が開発し人気作となったゲーム「リアルファイター」で道ゆく人々と対戦し、戦利品として相手の持つソフトを奪っていく「ゲームの怪盗」。その行為は新聞で取り上げられるほどの社会問題となった。1000人目の最後の相手として、開発者本人である鋭太に挑戦してくる。

場所

楽天堂 (らくてんどう)

日本一のゲーム制作会社。ニンテンドー3DSやニンテンドーDSiをはじめとしたさまざまな機種のゲームソフトを開発する。フロア数が30階を越える大きな自社ビルには、新作ゲーム発表会が催される巨大モニター完備のホールや、全社員が集まれる巨大な会議場もある。

その他キーワード

ラブラブサッカー

栗鋭太が開発し、ゲーム制作会社「楽天堂」に持ち込んだゲーム。ボールをシュートして好きな女の子にぶつけ、愛を告白するという恋愛サッカーシミュレーション。鮫島鯨魔からは「操作性もまずまず、内容のバカバカしさもけっこうハマる」と一定の評価を得て、鋭太がゲームクリエイターの試験を受ける足がかりとなる。

ぼくのノラ吉ものがたり (ぼくののらきちものがたり)

栗鋭太がゲームクリエイターの試験のために開発したニンテンドーDSi用ゲーム。マップ上のさまざまな場所で資金調達のためのアルバイトをしたり、食べ物や薬を買ったり、病院に行ったりして、傷付いた野良犬を救うシミュレーションゲームである。そのためにはアルバイトもする。クリア方法として、ニンテンドーDSi特有の方法が隠されている。

たたかえ!!漢字ファイター (たたかえかんじふぁいたー)

ゲーム制作会社「楽天堂」で、栗鋭太が勉のために開発したニンテンドーDSi用ゲーム。漢字を駆使することでモンスターと戦うゲームで、タッチペンで画面に「剣」と書けば剣が出現し、「弓」と書けば弓が出現する。2人協力プレイでバトルを進める。

リアルサッカー

ゲーム制作会社「楽天堂」で、栗鋭太が山本伊織のために開発したニンテンドーDSi用ゲーム。ボールさばきもキャラクターの移動もタッチペンで行うサッカーゲームで、1人のプレイヤーが1人の選手のみを操作する。自分が操る選手1人だけで対戦チームに立ち向かうことも可能だが、実際のサッカーと同様にプレイヤー11人が11人の選手を操りプレイすることもできる。

モンスタークエスト

かつて鮫島鯨魔が制作した「伝説のゲーム」。タッチペンを武器のように操ることでモンスターを倒し、100万ポイントの経験値をためればクリアというアクションゲーム。タッチペンを操るスピードと角度、そしてタイミングによって獲得できる経験値が変わるという奥深いシステムが高い評価を得て、発売後1か月で1000万本セールスを達成した。

リアルファイター

ゲーム制作会社「楽天堂」で栗鋭太が開発したニンテンドー3DS用ゲーム。3D技術を駆使した格闘ゲームで、下画面ではタッチペンによる操作で攻撃の種類、スピード、パワーをコントロールでき、上画面では立体映像の迫力あるバトルが表現される。通信機能による対戦プレイも可能。製品版として発売され、1か月で100万本のセールスを達成する。

千手観音切り (せんじゅかんのんぎり)

栗鋭太が白神小太郎を相手にした「モンスタークエスト」のゲーム対決で使った技。常に予備のタッチペンを持ち歩く鋭太が、両手の指に計8本のタッチペンを挟み、高速で操作を行うというもの。その際、鋭太の背後には千手観音の姿が浮かび上がる。

超熱クロスカウンター (ちょうねつくろすかうんたー)

栗鋭太がシャドウを相手にした「リアルファイター」のゲーム対決で使った技。ニンテンドー3DS本体を空高く放り投げた後、タッチペンを拳で逆手に握り、落下する本体と振り上げるタッチペンの相剰スピードにより強力な攻撃を繰り出すというもの。

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