宇宙家族カールビンソン

宇宙家族カールビンソン

宇宙船同士の事故で家族を失った少女コロナが、その事故の相手である宇宙人の旅芸人一座に保護された。旅芸人一座はコロナの故郷からの迎えを待ちながら、帰ったときに困らないようにと、地球の習慣を再現した疑似家族を演じている。

正式名称
宇宙家族カールビンソン
ふりがな
うちゅうかぞくかーるびんそん
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

宇宙世紀昭和47年、旅芸人一座の宇宙船が、他の宇宙船と接触事故を起こしてしまう。一行は、惑星アニカに墜落大破した宇宙船の中から、唯一の生存者として生後間もない赤ん坊のコロナを発見した。一座はコロナが故郷に帰っても困らないようにしようと、地球の習慣を再現して養育しつつ、コロナの星からの迎えを待ちながらアニカで家族として暮らし始めた。

登場人物・キャラクター

コロナ

宇宙船同士の衝突事故でただ一人生き残った地球人の少女。両親が自らクッションとなって、赤ん坊だったコロナの入っていたカプセルを守った。旅芸人一座に育てられている。好奇心旺盛な元気少女。すこしワガママなところもある。

おかあさん

毛むくじゃらのネズミによく似た宇宙人。丸い体型に見えるが、ほとんどは毛。旅芸人一座の座長を務める。お父さんとは20年来の芸人仲間。

おとうさん

旅芸人一座に所属する宇宙人。ウエスナー星宇宙軍の独立空間騎兵隊トリー准将という元軍人であり、自分の妻子ごと市街地を壊滅させて死神と呼ばれた。惑星ウストベから発掘された超兵器に、精神を移植されたのが現在の姿である。20年前のウエスナー星滅亡に関わったという。 異次元空間から各種装甲を呼び、瞬時に合体できる。マイペースであるため会話はすれ違うが、ナイーブで傷つきやすい。コロナを溺愛している。

ベルカ

地球人と似たタイプだが、獣人化ができる宇宙人。獣人化は彼女の最終必殺芸で、岩をも砕き鉄をも引き裂くパワーを発揮する。元傭兵。現在は保安官役。故郷の気候が雪と氷ばかりだったせいか、暑さに極端に弱い。行動はガサツで、力任せに解決してしまう。ミサイルの直撃でも無傷という頑丈な肉体を誇る。

ターくん

大脳から繋がる神経索のみの宇宙人。大脳と肩からの触手、尾などがある。家族の中ではコロナのペットのリス役。事件が発生したときの犠牲者になりやすい。実家は名門のセリブラム家。執事が呼び戻しに来たが、現在の暮らしが気に入っていると言ってアニカに残った。 最近は押し入れを自室にしている。

アンディ

自走式情報処理機のようで、生命体かどうかは語られない。つぶらな大きな瞳が目立つセンサーの頭部と逞しい脚部を持つが、胴や腕に該当するパーツはない。実は脚部が本体。雑貨店の店主役として働いている。

パーカー

目らしきものがひとつあるだけで、巨大な頭に棒状の四肢が生えている宇宙人。いつもなにかを奉るようなポーズをしている。まったく言葉を発しない。旅芸人一座での立場も、現在の役どころも不明。

ライカ

人間によく似た姿の宇宙人。角と尾、翼がある火竜の末裔。実家は代々続く魔道士。元傭兵仲間のベルカを逆恨みして、仕返しをするためにアニカにやってきた。悪ぶってはいるが、根は優しく世話好きのお人好し。魔道士としての素質は高く、瞬時に精霊を召喚することができる。

ジュン

アニカの原住生物で、額に「中」の字がある。夕陽が大好き。パーカーに恋していて、よくデートをしている。モデルは映画監督の大木淳。

コー

アニカの原住生物で、額に「川」の字がある。モノを釣るのが大好き。モデルは映画監督の川北紘一。

ジッソー

アニカの原住生物で、額に「実」の字がある。顔の前になにか物がないと気がすまない。モデルは映画監督の実相寺昭雄。

原住生物 (げんじゅうせいぶつ)

『宇宙家族カールビンソン』の生物グループ。原住民にあたるのは、オウム貝から進化した知的生命体で、山に住む。泳ぐことはできない。殻らしき頭部から黒い腕が2本と脚が4本生えている。額には個体ごとに異なる漢字のような模様がある。

台風 (たいふう)

『宇宙家族カールビンソン』に登場する動物。アニカの巨大生物で成体は直系100メートルを超える。巨大な目と無数の歩脚を持つ半球状で、動きだすと誰にも止められない。背に親子ごとに異なる模様がある。

場所

アニカ

地球とよく似た環境の辺境惑星。ここで旅芸人一座は、コロナの星からの使いが到着するのを待っている。巨大な生物が多い。おとうさんの軍隊時代の同僚が、不審船の襲来から防衛している。

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