銀河鉄道物語

銀河鉄道物語

2003年に放送された、松本零士原作のテレビアニメ「銀河鉄道999」と基本的に同じ世界観、設定で展開される銀河鉄道空間鉄道警備隊隊員たちの物語。1978年放送の『銀河鉄道999』の登場人物による物語ではなく、当作品オリジナルキャラクター、シリウス小隊のメンバーを中心に置いた新しいSF群像劇。主人公の有紀学は入隊した空間鉄道警備隊シリウス小隊専用の戦闘車輌「ビックワン」で銀河鉄道の危機に挑む。

正式名称
銀河鉄道物語
ふりがな
ぎんがてつどうものがたり
原作者
制作
プラネット
監督
西本由紀夫
放送期間
2003年10月4日 〜 2004年4月10日
放送局
BSフジ
話数
26話
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アドベンチャー
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概要・あらすじ

銀河に広がる銀河鉄道は宇宙の中心と呼ばれている惑星の「ディスティニー駅」を始発駅としている。惑星タビトで育った主人公有紀学は尊敬する父、兄と志を同じくし、空間鉄道警備隊となる。

空間鉄道警備隊シリウス小隊に新入隊したは、同期入隊のルイ・フォード・ドレイクをはじめとする先輩隊員、隊長のシュワンヘルト・バルジ等と銀河鉄道に次々と襲いくる危機に挑み、成長していく。

登場人物・キャラクター

有紀 学 (ゆうき まなぶ)

父は有紀渉、母は有紀カンナ、兄は有紀護。銀河鉄道訓練学校を卒業してシリウス小隊に配属された銀河鉄道警備隊期待の新人。運動能力は大変優れており、どんな困難な事態に直面しても徹してめげない強い精神力と運の強さを持っている。 正義感が強い半面、自分が間違っていると感じた事には強い抵抗をする熱血漢の面が災いして、騒動の原因となる事態も起こすトラブルメーカー。恋愛には無頓着だが同僚の女性たちからは一目を置かれている。 生家はラーメン店だけに、好きな食べ物は母親の作ったラーメンとタビト茶。

有紀 カンナ (ゆうき かんな)

主人公有紀学の母。ラーメン店を惑星タビトで開いている。2児の母にしては若い容姿で美しい。第一子である有紀護や亡夫となった有紀渉のことを思うと、空間鉄道警備隊への入隊を希望する学には、当初は強く反対の意向を持っていた。

スピカ小隊 (すぴかしょうたい)

『銀河鉄道物語』に登場する組織。空間鉄道警備隊の小隊の1つで、コンピューター技術に特化した女性のみで構成された小隊。フレイムスワローという戦闘車輌を使う。ジュリア・F・レインハートを小隊長に、パーシィー・シェリー、マギー・レッドフォード、末浦愛などが所属している。

ユキ

空間鉄道警備隊シリウス小隊の救護パートを担当する。セクサロイドと呼ばれる女性型アンドロイドである。極めて高性能であり数々の医療技術を使いこなす優秀な救護要員である。彼女はそのハイテク医療技術を使って隊員達の健康状態の管理、銀河鉄道の乗客達の医療業務を担っている。 直面するあらゆる困難な状況に対しても持てる技能の全てを駆使して果敢に業務を実行していく。高性能なセクサロイドであることから実に人間的な女性としての特徴を持っている。

シュワンヘルト・バルジ (しゅわんへるとばるじ)

空間鉄道警備隊シリウス小隊の現小隊隊長。銀河鉄道訓練学校卒業後、シリウス小隊のメンバーとなり、その後隊長の任に付く。隊長として熱心に部下に接する姿勢は銀河鉄道に対しての強い愛情に裏付けられている。 指揮官として、沈着冷静な対応が出来、寡黙だが揺るがぬ信念と経験により常に厳格に部下を導いて行く。職務に勤勉で寡黙な人物だが、一方で部下の気持を常に慮っている面も持っている。

デイビット・ヤング (でいびっとやんぐ)

空間鉄道警備隊シリウス小隊の運航管理とメカニックパートを担当している。技術者としての腕は大変に優れている。彼の整備はシリウス小隊専用の戦闘車輌「ビックワン」の全てに渡っており、全体を熟知している。 運転、操縦にもその高い技能力を発揮して、幾度となく困難な局面を切り抜けている。性格は温厚で誰からも好かれるタイプ。明るさが嵩じて周囲からは、彼の性格は根明な楽天家に写っている。賭け事が大好きで常に口癖のように何かを賭けの対象にしている。

ルイ・フォート・ドレイク (るいふぉーとどれいく)

銀河鉄道訓練学校をトップの成績で卒業した優秀な人物。その後、空間鉄道警備隊シリウス小隊のメンバーとなり、通信レーダーパートを担当する。運動能力に優れスポーツは何でもこなす。訓練学校時代はどの教科も成績優秀。 プライドが高く、ふとした事で怒ったり自分の感情が抑えられない面を持つ一方で、周囲から自分がどう見られるかを常に気にしているのにも関わらず、物言いが単刀直入。昆虫、爬虫類、猫は得意でないが何故か子猫は苦手ではない。 お金持ちの家柄。

ブルース・ジェイ・スピード (ぶるーすじぇいすぴーど)

空間鉄道警備隊シリウス小隊の銃火器戦闘を担当している。ライフルを特に得意としあらゆる重火器に精通するガンマニア。ブルースハープという小さな楽器を持ち歩く。口が悪くいつも無愛想で不機嫌な顔をしている現実主義者。 有紀学の教育係を担当しているが、いつも反目しあっている。

空間鉄道警備隊 (くうかんてつどうけいびたい)

『銀河鉄道物語』に登場する組織。銀河鉄道の安全を守るのが任務。有紀学らが所属するシリウス小隊をはじめとするいくつかの小隊と、空間装甲擲弾連隊とで構成される。いわゆる鉄道警備隊。

シリウス小隊 (しりうすしょうたい)

『銀河鉄道物語』に登場する組織。空間鉄道警備隊の小隊の1つで、主人公・有紀学が所属する。ビッグワンという戦闘車輌を使う。シュワンヘルト・バルジを小隊長に、ルイ・フォード・ドレイク、デイビッド・ヤング、キリアン・ブラック、ブルース・J・スピード、ユキなどが所属している。

ベガ小隊 (べがしょうたい)

『銀河鉄道物語』に登場する組織。空間鉄道警備隊の小隊の1つで、格闘戦闘能力に優れた者で構成される小隊。アイアンベルガーという戦闘車輌を使用。村瀬龍作を小隊長に、エドウィン・シルバー、ホセ・アントニオ・バルディビア、モーリッツ・シュナイダーなどが所属している。

空間装甲擲弾連隊 (くうかんそうこうりゅうだんれんたい)

『銀河鉄道物語』に登場する組織。空間鉄道警備隊において、特に戦闘任務にあたる強化部隊。全車両をコスモカノンで武装した漆黒の専用戦闘車輌666を使用する。

有紀 渉 (ゆうき わたる)

空間鉄道警備隊シリウス小隊に所属していた前小隊隊長。主人公、有紀学の父。息子たちを常に思う優しいさを持つ。空間鉄道警備隊での任務中に殉職する。

その他キーワード

戦闘車輌 (せんとうしゃりょう)

『銀河鉄道物語』に登場するメカニック。銀河鉄道で運用される普通列車、特急列車、貨物列車などの非戦闘車輌とは異なり、空間鉄道警備隊によって運用される戦闘用の車輌。000番台から1000番台まであり、そのうち000番台はシリウス小隊が使う001「ビッグワン」など戦闘車輌が当てられる。 ただし666は000番台ではないが例外的に空間装甲擲弾連隊専用の戦闘車輌となっている。 777も軌道によらない特別な車輌で新しく開拓された星々を巡る停車駅の決まっていない行先がわからない列車で、有紀学が間違って乗ってしまう。

クレジット

原作

監督

西本由紀夫

シリーズ構成

, 早坂律子

作画監督

竹田逸子 , 千葉道徳

音楽

青木望

アニメーション制作

スタジオ九魔

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