スーパードクターK

スーパードクターK

裏社会に潜みながらも、卓越した技術で医療活動を行い人々の命を救う医師K(西城カズヤ)の活躍を描いたアクション医療漫画。現役医師であり漫画家でもある中原とほるの原案協力を得ている。

正式名称
スーパードクターK
ふりがな
すーぱーどくたーけー
作者
ジャンル
アクション
 
医療
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概要・あらすじ

どこの病院も属さず医療活動を行い、人々の命を救っていく天才医師、K(西城カズヤ)。彼は代々独自の医術を継承してきた医師の一族であり、最先端の医療技術も身につけたスーパードクターだった。時に、彼の技術を利用しようとする権力者、臓器密売グループなどと対決しながら、Kは難病に苦しむ患者を治療していく。

登場人物・キャラクター

西城 カズヤ (さいじょう かずや)

身長190cm以上、筋骨隆々の大男で、革ズボンにブーツ、ボロボロの袖無しシャツにマントを着用。マントの裏にはメスなど最低限の医療用具を収納している。少なくとも江戸時代から独自の医術を継承してきた医師の家系で、最先端の医療技術も身につけている。 人の命を救うことを自らの使命とし、時には無償で治療を行う。神技とも言えるメス裁きの持ち主であり、その高い医療技術を不老長寿を望む権力者に狙われるため、どこの病院にも属さず、裏社会に身を置く。西城は母方の姓で本名は父方の姓である可能性もあるが、父方の姓は不明。帝都大学医学部卒。 「人体より大きなコンクリートの塊を支える」、「鉄格子を蹴り破る」、「通常の致死量の10倍の青酸ガスに耐える」、「筋肉を操作し体内に入った銃弾を移動させる」など、常人離れした体力を持ち、しばしば悪人に鉄拳制裁を加える。Le(a- b-)という特殊な血液型の持ち主。

一堡 (かずおき)

K(西城カズヤ)の父親であり、先代のドクターK。姓は不明。筋骨隆々の大男で、革ズボンにブーツ、ボロボロの袖無しシャツにマントを着用。マントの裏にはメスなど最低限の医療用具を収納している。少なくとも江戸時代から独自の医術を継承してきた医師の家系で、最先端の医療技術も身につけている。 神技とも言えるメス裁きの持ち主で、その高い医療技術を不老長寿を望む権力者に狙われるため、どこの病院にも属していないが、山間の一軒家を拠点として活動している。原子炉事故から人々を救うため、大量の放射線を浴びて死亡した。

西城 杏子 (さいじょう きょうこ)

K(西城カズヤ)の母親。江戸時代から続く内科医の家系で、自身も優れた内科医。Kの父一堡とは許嫁のような間柄であるが、一堡はそのことを知らなかった。Le(a- b-)という特殊な血液型の持ち主。親子共々落石事故に遭い、自らも失血している状態でKに輸血を行ったため、若くして命を失った。

一範 (かずのり)

江戸時代寛永期の人物で、先祖代々、独自の医術を継承してきた医師の家系の一員。K(西城カズヤ)の先祖に当たる。筋骨隆々の大男で、額から左頬にかけて傷がある。民話『こぶとり爺さん』の元になったと思われる手術や、松兼藩藩主の影武者を生み出すため顔面全体の整形手術などを行った。

高品 龍一 (たかしな りゅういち)

外科医師。西海大学出身。寺沢病院に勤務している際にK(西城カズヤ)と知り合い親友となる。病院の体面や金よりも患者のことを第一に考える善良な性格の熱血漢。Kと比較して自分自身を凡人と評価しているが、後に手術室長・副外科部長を任されるほどの技量があり、並の医師以上の腕前の持ち主。 だが昇進直後に院内感染を出した責任を取り退職、高品診療所を開業する。開業後、女性看護師の斉藤淳子と婚約した。

朝倉 雄吾 (あさくら ゆうご)

西海大学出身の優秀な脳外科医で高品龍一の同期生。西海大付属病院に勤務していた際に息子の命を救われたことでK(西城カズヤ)の友人となる。上司の臓器密売を告発したことに加え、高品龍一の命を救うため役員会を無断欠席したことが重なり、西海大付属病院を解雇された。 その後アメリカに渡ってクエイド医療財団に入り、医療部門のプレジデントから社長にまで上り詰める。

柳川 慎一郎 (やながわ しんいちろう)

帝都大学医学部長で、K(西城カズヤ)の恩師。またKの父、一堡の親友でもあった。裏社会に身を置くKを、表社会から何度となくサポートする。一堡の死亡原因となった原子炉事故の影響で癌に冒されるが、Kの手術で完治した。

大垣 蓮次 (おおがき れんじ)

帝都大学医学部におけるK(西城カズヤ)の先輩。帝都大学から私立の医大に移ったが、そこで手遅れの患者を押し付けられて死亡させてしまい、執刀ミス扱いで解雇される。その後大垣診療所を開業したものの、医学界の汚さに絶望し酒とギャンブルに溺れる日々を送っていた。 だがKと再会したことで発憤し、酒を断ち真面目に診療を行うようになる。医療の腕はKも一目置く程であり、折に触れてKを助ける場面もある。後に医療機器メーカータキムラ医療機器の社長令嬢滝村佐知子と結婚する。

岩動 瀧造 (いしるが たきぞう)

監察医であるが僧侶でもあり剃髪している。身長190cm以上あるK(西城カズヤ)に匹敵する大男で、眉毛がなく厳つい表情。白衣姿でも首から数珠を提げている。法医学者として真実を追求する姿勢を持ち、死刑囚の冤罪を巡る事件でKに接触。以来、彼の友人となり、Kの危機を救うため駆けつける場面もある。

七瀬 恵美 (ななせ えみ)

優秀な女性外科医で斎楓会総合病院外科部長。K(西城カズヤ)に恨みを持つ城南大学による、彼を医学界から抹殺しようとする陰謀に巻き込まれてしまい、この件でKと知り合い親友となる。Kも彼女を信頼しており、犬のシリウスを預けたりしている。 Kに好意を寄せているが、男女の仲的な進展はなかった。

真田 徹郎 (さなだ てつろう)

K(西城カズヤ)のライバルで、K同様裏社会に潜む医師。Kとはカサール王国での無痛覚兵士を巡る事件で知り合った。コールドトミーやドーピングを駆使した人体改造を得意とする。関係者が犯す殺人も忌避しないが、彼自身の目的はあくまで人体の能力を強化することであり、最終的には自分自身が超人となることが狙い。 一方で「交通事故に遭った子供を助ける」、「養護施設にサンタクロースとして匿名のプレゼントを届ける」といった一面もある。身長190cm以上あるKに匹敵する体格の持ち主でテコンドーの使い手。父親も医師だったが、善意から独自開発した薬剤を患者に使用して投獄され自殺した。 真田武士という兄がいる。

真田 武志 (さなだ たけし)

寄生虫やガン発生装置など医学を悪用して権力者の走狗となり、力を得ようと目論む人物であり、K(西城カズヤ)の宿敵の一人。財閥三田グループ会長の座を狙う社長岩下貞男に雇われ、会長の命を守るKと対決する。結果、悪事が暴かれ逮捕されるものの金の力で仮釈放された。 再度、Kと対決した後、日本から逃亡。東南アジアのマリピアで由自党の木村茂実夫と知り合い、口ひげと顎ひげを蓄えた姿で帰国、三たびKと衝突する。最後にはニューセルゲイ共和国でアニマル・ウェポンの研究をしていたが、上官に裏切られて銃撃され、同国の国民50万人を道連れに核爆発で死亡した。 父親も医師だったが、善意から独自開発した薬剤を患者に使用して投獄され自殺している。真田徹郎(TETSU)という弟がいる。

一昭 (かずあき)

K(西城カズヤ)の宿敵の一人。Kの父一堡の弟であり、Kの叔父に当たる。Kや一堡によく似ており筋骨隆々の大男、白髪で白い口ひげを蓄えている。一堡の両親一宗と昭子がソビエト連邦のシベリアに渡った際に生まれた子で、両親が日本に帰国する際、シベリアに残り、バシリニコフ家の養子となった。 成長してソビエト連邦有数の外科医となり、スベトニアと結婚、一人息子イワンと幸せに暮らしていた。だが事故で妻子を失い絶望、優れた人間だけが生き延びるべきだという思想に染まり、胎児売買組織のボスとなった。

場所

K県立加奈高等学校 (けーけんりつかなこうとうがっこう)

偏差値45、校内はいじめや非行が横行、授業崩壊も起こしており、地元での評判も悪い。この学校の保険医が倒れてしまったため、先輩であるK(西城カズヤ)が代理を務めることになった。Kは医学知識を生かした指導で生徒達をまっとうな道へと導いていく。

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