赤い天使

赤い天使

カメラマンの卵の青年立花マモルと、気まぐれなモデル・ミオ(澪子)の恋愛を描いた短編。短編集『赤い天使』に収録。

正式名称
赤い天使
ふりがな
あかいてんし
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

カメラマンの卵の青年立花マモルは、師匠の撮影のために訪れた赤い髪のモデル・ミオ(澪子)に目を奪われる。気まぐれな性格に振り回されながらも彼女をモデルに写真を撮るうちに、いつしか二人は同居するようになる。惹かれあっているはずの二人だったが、変わらず奔放な振る舞いを続けるミオ(澪子)に、立花マモルはすれ違いを感じ始める。

登場人物・キャラクター

澪子 (みおこ)

『赤い天使』の主人公の1人。髪を赤く染めた少女。17歳。カメラマン達の中では、名の知れたモデル。被写体としては魅力的だが、プライドが高くわがままで気まぐれ。多くの男達に誘われるが、誰も捕まえられなかった。ダンサーの晴臣と同居している。撮影のために訪れた、あるカメラマンの助手をしていた立花マモルと出会う。 説教がましい口を利く立花マモルに辟易しながらも、真面目で一途に自分の写真を撮り続ける彼の部屋に居つくようになる。

立花 マモル (たちばな まもる)

『赤い天使』の主人公の1人。カメラマンの助手。モデルとして現れたミオ(澪子)から目が離せなくなる。ミオ(澪子)と同居している晴臣の誘いに従って、彼の家に行き、集まっていた男達からミオ(澪子)の奔放な人となりを聞くが、彼女の魅力に抗えずモデルとなってくれるように頼む。やがて家に居ついたミオ(澪子)の写真を撮り続けるが、気ままに振る舞う彼女が分からなくなり戸惑う。

晴臣 (はるおみ)

ダンサー。ミオ(澪子)を同居させている。家にはミオ(澪子)に惹かれた音楽家志望の青年や俳優のたまごなど、様々な男達が集まってくる。そうした男達にミオ(澪子)をパートナーにダンスを披露する。ミオ(澪子)が立花マモルの家に移った後も彼女の相談相手となる。 自らを、女を好きになった事はない、と語る。

一色 憂也 (いっしき ゆうや)

舞台演出家。ミオ(澪子)に惹かれ、晴臣の家に集まる男達の一人。強引な性格で、立花マモルの家に移ったミオ(澪子)を連れ出そうとする。

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