概要
亜人の中年男性。亜人たちを集め、破壊活動によって国家を乗っ取ろうとしている首謀者。ハンチング帽とサスペンダーという古めかしいファッションが特徴。糸目で、常に顔に笑みを浮かべているが、本性は残虐そのもので、殺人に一切の躊躇を見せない。本名はサミュエル・T・オーウェンで、イギリス人の父と中国人の母を持つアメリカ人。かつては米軍の極秘の精鋭部隊に所属しており、その頃のあだ名は「ポーカーフェイス」だった。1976年のベトナム戦争終結後、まだ捕虜になってているアメリカ兵パイロットの極秘救出作戦に参加。誰にも見つかることなく捕虜を助け、任務は完璧に達成されたと思われたが、突如「プレイボール」を宣言、100人の敵を呼び寄せ、激しい戦闘状態に陥った。そこで片足を失い、帰国後不名誉除隊となった。その後、裏社会の人間である伯父の仕事を手伝うことになって来日。気の赴くままに殺戮を繰り返していたが、ある時、敵対組織に捕まって処刑された。しかしその場で蘇り、亜人であることが判明した。幼いころから小動物を殺すといった異常行動を見せ、戦闘のスリルだけでしか、生きている実感を感じられないでいる。「亜人は死んだら即座に復活する」という特性を駆使し、麻酔弾の当たった場所は切り落とし、瀕死の怪我を負ったら自分で死んで再度復活して特攻、と不死身ならではの戦闘術を身につけている。交渉術にも長けており、インターネットやマスコミを使って亜人の政治的・社会的人権を訴えた。黒い幽霊は、金床のような頭部の形状をしており、手の指が6本ある。