バキ外伝 拳刃

バキ外伝 拳刃

板垣恵介の『バキ』に登場する「武神」、愚地独歩を主人公にしたスピンオフ作品。プロレスラーや虎などとの戦いを繰り広げる、若き日の独歩の姿を描く。「月刊チャンピオンRED」2013年8月号~2014年1月号に掲載された。原作・構成は板垣恵介、原作協力は浦秀光。

正式名称
バキ外伝 拳刃
ふりがな
ばきがいでん けんじん
原作者
板垣 恵介
作画
ジャンル
バトル
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概要・あらすじ

現在では「武神」と呼ばれている愚地独歩だが、若き頃の彼は常に戦いを求めていた。まだ未熟ながらも、プロレスラー、人斬り、、盲目の戦士たちと戦い、彼は戦士としての階段を一歩ずつ登っていく。

登場人物・キャラクター

愚地 独歩 (おろち どっぽ)

空手道を極め、道場を開き後に「武神」と呼ばれるようになる空手家。後楽園球場地下闘技場の正戦士。『グラップラー刃牙』本編では、世界最大の空手団体「神心会」の総帥を務め、「武神」と崇められている。本作ではまだ若く、血気盛んに挌闘家たちに挑んでいくさまが描かれる。立ち会いでは、必要とあれば目突きや金的を躊躇なく行い、凄惨ともいえる戦いぶりを見せている。 また、『グラップラー刃牙』本編では「虎殺し」の伝説として語られるのみであった、虎との一騎打ちも描かれている。

力剛山 (りきごうざん)

元大相撲関脇上がりのプロレス王。孤高の柔道家である範馬勇一郎との世紀の一戦を行うが、試合自体は八百長で、力剛山の一方的な不意打ちにより幕を閉じた。その後徳川光成によって地下闘技場に呼び出され、勇一郎の仇討ちのため現れた愚地独歩に敗れる。実在した人物、力道山がモデルと思われる。

範馬 勇一郎 (はんま ゆういちろう)

孤高の柔道家であり範馬勇次郎の父。力剛山との対決で大金を積まれ、一方的に敗北してしまう。その後は町行く人の目につかぬよう帽子とコートで変装していたが、その時に出会った愚地独歩の強さを一目で見抜き、彼に力剛山との試合のいきさつを話す。最終的に独歩の仇討ちによって、その地位を回復する。

佐部 京一郎 (さぶ きょういちろう)

日本刀の使い手。普段は笑顔を絶やさない飄々とした男性だが、刀を持つと表情が一変する。表ざたになっているだけでも14人を斬殺しており、さらには拳銃を持った相手にも勝利を収めている。誓約書を持って戦いに訪れた愚地独歩に対し最初は説得を試みるが、挑発され遂に刀を抜いて人斬りの本性を現わす。

(とら)

徳川光成が見守る中、周囲2km程の孤島で愚地独歩と2人きりになる。島に食料がある内はお互い不干渉だったが、30日目にして食料が尽き、互いに飢えた状態で戦うことに。飢えた状態こそが野生のベストコンディションと考えていた独歩はこの時を待っていた。

繰神 怜一 (くりがみ れいいち)

盲目の武術家。普段は杖を突いて歩いている。噂を聞きつけやって来た愚地独歩の気配を感じ取り、自ら人気のない場所まで誘導した。独歩と対峙してすぐに身長、体重を正確に言い当てたことから、はじめ独歩は洞察力の鋭さがなせる業だと判断していたが、繰神は視覚以外の全感覚を研ぎ澄ませ、相手の外見や戦いにおいての距離、攻撃を察知していた。

宗内 巌 (むねうち いわお)

億単位の金がかかった代打ち勝負において愚地独歩と戦うことになった柔道家。独歩もその名前は覚えていたが、いざ対峙してみると彼が知る宗内とは別人の様な顔つきであった。代打ち経験は70試合以上で、その内負けた試合は3回だけという猛者。柔道技だけでなく打撃も達人の域に達しており、独歩曰く黒帯レベル。

徳川 光成 (とくがわ みつなり)

徳川家13代目当主。莫大な財力を持ち、政界とのつながりも深いため歴代の首相たちも彼のもとを訪れるほどである。その一方で東京ドームの地下にある闘技場の主催者でもあり、愚地独歩を始めとした強者たちを集めて戦いをセッティングし、立ち会い人も務めている。地下闘技場正戦士である愚地独歩の実力を高く評価している。

クレジット

原作

原作協力

浦 秀光

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