ほんとにあった!霊媒先生

ほんとにあった!霊媒先生

霊能力をもった霊媒先生・木林呪理が新任教師としてやってきた。一般常識にとらわれず、何もかもをオカルトでこなし、教室は妖怪や幽霊で溢れかえるようになる。各話ごとに木林呪理や生徒の話と、黒ねこを中心としたねこ世界の日常が交互に描かれる。KCデラックスとして発売されていたが、4巻からライバルKCとしてリニューアルされ、表紙も書き換えられた。2011年、第35回講談社漫画賞児童部門受賞。

正式名称
ほんとにあった!霊媒先生
ふりがな
ほんとにあった れいばいせんせい
作者
ジャンル
オカルト
 
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

霊能力をもった霊媒先生・木林呪理が中学校に新任教師としてやってきた。一般常識にとらわれず、何もかもをオカルトでこなし、教室は妖怪や幽霊で溢れかえる。最初は生徒たちも怯えていたもの、すっかりオカルトな日常に免疫がついてきて、妖怪たちとドタバタを繰り返す日々が続く。一方、教室の外ではねこの霊が木林呪理に取り憑き、ねこ王として街中のねこ達を取りまとめている。

その中でもだらしなく太った黒ねこはいつもひどい目にあい続ける。

登場人物・キャラクター

木林 呪理 (きばやし じゅり)

霊媒師で、中学の歴史教師。2年3組の担任としてやってくる。いつも古代の貫頭衣のような服を着て、数珠を首にかけ、つっかけを履いている。短い眉毛と三白眼、黒髪ロングと切りそろえた前髪が特徴。一般常識がほとんどなく、学校の仕事は妖怪を呼び出して代わりにやらせることが多い。 基本的に何か特別な力が必要な時は、降霊術に頼る。また百鬼夜行を電車代わりに使ったり、つるべ火を防寒に使うなどしており、あまりにも毎日のようにオカルト現象を起こすため、生徒たちは彼女の奇行に次第に慣れてきている。ねこの霊が取り憑くと、猫耳が生えたねこ王になり、近隣に住むねこたちを取りまとめるようになる。 好きな食べものはプリン。

黒ねこ (くろねこ)

でっぷり太り気味の身体や短足にコンプレックスを持っているねこ。特に、黒い毛並みのため、不吉だといわれるのが悩み。白猫になるために小麦粉に飛び込むなど不憫な行動を繰り返す。その割に、身の程を知らないえらそうな口を聞いてひどい目にあうことも多い。黒ねこやねこ王と化した木林呪理が出てくるねこ世界を描く回は、木林呪理が働く学校の生徒たちはほとんど登場しない。

赤城 チナツ

ジャージにショートカットの少女。常識を知らず、暴走しすぎてトンチキな行動ばかりとるバカな少女。運動神経は常人離れしたレベルだが、勉強は壊滅的にできない。あまりの明るさに、幽霊や病原菌が寄り付かない。13の部活を掛け持ちしている。前向きな性格で元気なため、クラスのムードメーカーになっている。 美幌素子ととても仲がいい。

美幌 素子

極度に貧乏な家庭に育ち、下着や洋服を買えない。ぼーっとした外見なのは、カロリーの消費を抑えるため。身の危険よりもカロリー摂取を優先することが身についており、生き延びるためのサバイバル経験に長けている。赤城チナツととても仲がいい。

若宮 ひな子 (わかみや ひなこ)

頭にカチューシャをし、うつろな目をしている、無口で内省的な飼育委員。動物や草花が大好き。普段しゃべらずおとなしいが、その分考えすぎて被害妄想が暴走したり、心の中で毒舌をはいたりすることが多い。ネガティブな思考が多いため「ダークサイダー」と呼ばれることもある。

エマ

金髪碧眼、ツインテールの留学生。日本語は堪能。ゲームが大好きで、新旧問わずプレイしている。特に格闘ゲームとクレーンゲームが好き。日本文化にも興味があり、時代劇にとても詳しく、「拙者」などの言葉遣いをすることがある。ゾンビ映画にも造詣が深い。サバゲー用の銃を所持している。 本名はめちゃくちゃ長い。

新田 エリ (にった えり)

気弱な性格だったため、木林呪理によって織田信長の霊を降ろされた少女(そのため中身は本当は織田信長)。降霊してからは、不遜な態度で荒っぽい言動を取るようになった。日本刀を持ち歩いており、気に入らないものを切り捨てることもある。

鰐淵 (わにぶち)

金髪をリーゼントにしている、硬派な見た目の少年。動物が好きで、弱者に親切で、心根の優しい人物。同じクラスの織田信長が降霊している少女、新田エリのことが好き。

八島 アキラ (やしま あきら)

ヤンキーな3年生の先輩。髪の毛を染めており、口が悪い。しかしみんなに親切で優しいため、下級生たちに慕われている。ねこが大好きだったり、非常に涙もろかったりと、かわいらしい面が多いものの、怒らせると手加減なしで鉄拳制裁を下す。

斉藤 (さいとう)

ごく普通の男子中学生。木林呪理にいじられて降霊させられたり、霊を目撃したりと、オカルト的な出来事にやたら巻き込まれる。クラスメイトにもいたずらされることが多い。

長良 (ながら)

唯物主義者の科学教師。ショートカットにメガネをかけ、いつも白衣を着ている。木林呪理の非科学的な霊媒を一切拒否し、対立し続けている。幽霊や妖怪の類を見ても、科学で木林呪理を論破しようとしている。

校長先生 (こうちょうせんせい)

木林呪理の勤める学校の校長。オカルトが大好きなため、木林呪理の採用を決めた。不思議なことと、動物が大好き。特に世界の珍獣を好んで集めている。

地球侵略し隊 (ちきゅうしんりゃくしたい)

ねこの姿をした隊長と、伍長のサガン・ソマニエル、通信兵のトント・スコラーチェの3匹。地球乗っ取りを企てるツナマヨ星からやってきた派遣小隊。活動はいつも隊長の気まぐれで失敗に終わることが多い。

ねこ先生

高度な知能を身につけたねこ。白の長毛種で、悩みの多い黒ねこの相談相手になっている。ただし指導はスパルタで、おちょくっているだけのこともある。

かめ

『ほんとにあった!霊媒先生』に登場する妖怪。座敷わらし。「へば」と叫ぶことでありとあらゆる物をよりよくすることができる。ただしグレードアップの方向が狂っているため、迷惑な事のほうが多い。喜怒哀楽が激しい少女。

クダギツネ

『ほんとにあった!霊媒先生』に登場する妖怪。木林呪理が自分の雑用をさせるためにやたら呼び出してムリをさせる、損な役回りの妖怪。見た目が非常にかわいらしいため、周囲の人間に愛されすぎて、持ち帰られることもある。

ぽんきっつあん

『ほんとにあった!霊媒先生』に登場する妖怪。木林呪理の雑用をこなす、人間の言葉を理解できるたぬき。人間に変身できるが、ばれやすい。へこむとすぐに首吊り自殺をはかって、気を引こうとする。漫画では彼のセリフだけ写植を使わず手書きで書かれている。

アニメ

ほんとにあった!霊媒先生

新しく赴任してきた新任教師、木林呪理は除霊や降霊もこなす程の高い霊能力を備えていた。そこで、付いたアダ名は霊媒先生。しかし、この霊媒先生、霊能力は高いものの、世間知らずで一般常識を著しく欠いた欠陥教師... 関連ページ:ほんとにあった!霊媒先生

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