チェイサー

チェイサー

昭和三十年代の日本を舞台に、手塚治虫をライバル視し、挑み続ける男・海徳光市の生き様を描いたコメディ・ドラマ。

正式名称
チェイサー
ふりがな
ちぇいさー
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊6巻
関連商品
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概要・あらすじ

複数の連載を抱え、そこそこ人気のある漫画家海徳光市。彼は人気作家である手塚治虫嫌いを称し、ライバル視している。しかしその実態は、誰よりも作品を読み込み、その動向を意識する、ファンに近い行動をしていた。そんな彼が手塚治虫の行った、複数連載やアニメスタジオの開設など、様々なことを真似することで引き起こされるドタバタを描くコメディ・ドラマ。

登場人物・キャラクター

海徳 光市 (かいとく こういち)

海徳光市はペンネームで、本名は海徳国雄。複数の連載を抱える、それなりに人気のある漫画家。元特攻隊を自称し、戦記漫画を得意とする。人気作家である手塚治虫を強く意識し、ライバル視しているが、手塚治虫作品の読み込みようは、他者から見れば熱心なファンにしか思えないほど。ライバル心の強さから手塚治虫の噂話を聞くと、自分にもできると真似してしまうが、うまくいかない。

手塚 治虫 (てづか おさむ)

『チェイサー』に登場する、実在の人物。海徳光市が勝手にライバル視している、漫画の神様とも言われる人気漫画家。基本的に、編集者からの噂話や作品の人気などのエピソードを通じて描かれる。

海徳 正江 (かいとく まさえ)

海徳光市の編集者が通っていたバー、BAR サエ子のホステスだったが、海徳を紹介され、結婚。3女を設ける。美人ではないが、家庭的で気の利く妻として海徳を支える。手塚治虫のファンで、作品についてはかなり詳しい。

列土 公平 (れつど こうへい)

海徳光市の軍隊時代の仲間。海徳が漫画家になっていることを知り、訪ねてきたことをきっかけに海徳のアシスタント兼マネージャーとなる。絵のほか、人付き合いや調整もうまい。

日下 (ひげ)

集英社・おもしろブックの編集者。連載を引き受けてもらうため、海徳光市の元に通っている。眼鏡をかけた青年。口が軽い。

刃矛 (はむ)

冒険王の編集者で、海徳光市の担当をしている。眼鏡をかけた男性。

欄布 (らんぷ)

少年画報の編集者で、海徳光市の担当をしている。無精髭を生やした無骨な男性。

六狗 (ろっく)

野球少年の編集者で、海徳光市の担当をしている。丸刈りの男性。野球少年廃刊後は週刊漫画TIMESへ異動となる。

東映動画の社員 (とうえいどうがのしゃいん)

アニメーションに携わりたいと東映動画の門を叩いた海徳光市の面倒をみたが、2日の内に動画家としては大成しないと判断し、諦めるよう伝える。後も海徳とは繋がりを持っており、海徳の作品のアニメ化の相談などを受けている。

海徳 奈美 (かいとく なみ)

海徳光市の長女。近所の人に「大きくなったら美人になる」と言われるほど可愛い。

海徳 涼子 (かいとく りょうこ)

海徳光市の次女。姉の海徳奈美とは1歳違いの年子。

場所

暁ハウス (あかつきはうす)

『チェイサー』の舞台のひとつ。海徳光市が住まい、漫画をかいている部屋のある下宿。後に結婚を考え、一軒家に引越しをする。

東映動画 (とうえいどうが)

『チェイサー』の舞台のひとつ。実在のアニメーション制作会社。手塚治虫がアニメーション制作に関わっていると聞き、ライバル心を燃やした海徳光市が門戸を叩く。

BAR サエ子 (あかつきはうす)

『チェイサー』の舞台のひとつ。海徳光市の担当編集者たちの行きつけのバー。海徳光市の妻、海徳正江が「あけみ」の源氏名でホステスとして働いていた。

書誌情報

チェイサー 6巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2013-09-30発行、 978-4091854179)

第2巻

(2014-07-30発行、 978-4091863744)

第3巻

(2015-07-30発行、 978-4091871503)

第4巻

(2016-08-30発行、 978-4091877406)

第5巻

(2018-01-04発行、 978-4091897749)

第6巻

(2019-03-29発行、 978-4098602476)

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