大奥

大奥

若い男性だけが罹患する奇病・赤面疱瘡の流行が原因で、男性の数が女性の1/4まで減少しているという設定のもとに、江戸時代の日本を描いた作品。女性である徳川吉宗が病の根絶をめざす。歴史の改変を描いているという観点から、SF漫画としての側面も持つ。

正式名称
大奥
ふりがな
おおおく
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
時代劇
レーベル
ヤングアニマルコミックス(白泉社)
巻数
既刊18巻
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世界観

基本的には江戸時代がモデルとなっており、作中に登場する人物やエピソードの多くが史実に基づいたものである。ただし、三代将軍徳川家光の時代に発生した男性だけが罹患する病のために人口の男女比に狂いが生じているという設定のもと、歴代徳川将軍をはじめ、史実では男性である人物のほとんどが女性として登場している。男性人口の減少にともない女性が家督を継いで仕事をするようになり、いつ赤面疱瘡で死ぬかわからない男性は家の宝として大切に育てられる一方で、何も仕事は与えられず、良い縁談を得て婿に入るまでは金を受け取って女に身体を売るしかない、という状態になっている。

また、特に吉宗の時代までに起きたこれらの事柄は、外国に知られぬよう幕府の公式記録である「徳川実紀」には記載されていないため、後の世に伝わっていない、という設定である。

作品構成

物語は、徳川吉宗が八代将軍に就任した頃から始まる。吉宗と、その最初の夜伽の相手となる水野の物語を経て、吉宗が大奥に残されている記録を読むという形で一旦時代をさかのぼり、3代将軍徳川家光から5代将軍徳川綱吉の治世にかけての物語が展開される。その後ふたたび舞台は吉宗の時代へと戻り、田沼意次時代、11代将軍徳川家斉の時代、幕末へと続いていく。

内容は大筋で史実に沿っており、実際の出来事に赤面疱瘡という病との闘いの過程や、男女が逆転している状況ならではのフィクション要素を絡めることで物語が進んでいく。

あらすじ

吉宗編

貧乏旗本の息子・水野祐之進は、幼馴染の商家の娘・お信と互いに想い合う仲。彼女と添い遂げられない切なさを抱いたまま他家に婿に入ることを拒んだ彼は、自ら望んで大奥に奉公に入る。さっぱりとした性格で器量も良く、物事の飲み込みも早い水野は、古参からの嫌がらせを受けつつも、次第に大奥の中で信頼を得ていく。

やがて時の将軍・吉宗に見初められ、最初の夜伽を務めることになった水野だが、実は大奥には、最初の夜伽の相手は死罪に処せられる慣習があった。水野の命を自らの采配で救った吉宗は、大奥での慣習や世の中の仕組みに疑問を抱き調査を進める中で、大奥で御右筆を務める老人・村瀬が書き残してきた「没日録」を読み、この国の真の歴史を知ることになる。

吉宗の将軍就任直後の時代の大奥を水野の視点で描き、作品の世界観を提示すると同時に、なぜ男女逆転が起こったのかが語られる糸口となっている。

家光編

舞台は三代将軍家光の時代に遡る。継目御礼のために江戸城を訪れた京都の僧呂・万里小路有功は、家光の乳母・春日局に、還俗し江戸城に留まることを強いられる。その目的は、赤面疱瘡によって死んだ家光に代わって将軍職に押し頂かれている家光の娘・千恵に次の世継ぎを産ませるための種馬に、有功をすることだった。

春日局の非道な采配に怒りを燃やしていた有功だが、千恵との交流を通じて彼女の脆さや孤独さに触れるうちに、彼女のことを愛するようになり、千恵もまた有功の愛情を受けて、荒んでいた心に平穏を取り戻していく。

千恵と有功の恋愛を中心に、千恵が正式に家光の名で将軍職に就く過程や後の世へ受け継がれていく大奥の慣習が生まれる過程、赤面疱瘡の発生にともなう百姓や町人も含めた社会全体の変化の様子、外国に国の現状を知られぬよう鎖国政策が布かれる様などを描く。

綱吉編

舞台は元禄時代。将軍綱吉は、かつて有功に仕える小坊主として江戸城に入り、そのまま有功の部屋子として大奥に入った男・玉栄と家光の間にできた娘であった。玉栄は家光の死にともない再度仏門に入り、桂昌院と名を改めていたが、将軍の父となったことで、江戸城では絶大な権勢を誇っていた。

そんな折、京都の公家・右衛門佐が大奥に入る。有功に似た絶世の美貌と優れた頭脳、同時に強い上昇志向を持つ彼は綱吉に気に入られ、望み通り大奥総取締の座を射止めることとなる。

大奥の者にとどまらず、数多くの男と関係を持った綱吉だが、子ができにくく、ある日、たった一人の娘を病気で喪ってしまう。桂昌院はさらに多くの男たちを綱吉のために大奥に集めるが、綱吉は一向に新たな世継ぎに恵まれない。その原因が、自分がかつて大奥で有功の邪魔をした者を排除するために子猫を殺したことであると聞かされた桂昌院は、自らの業に脅え、綱吉に「生類憐みの令」を発布させる。

少女時代から死亡するまでの綱吉の生涯を軸に、父・桂昌院が彼女に向けた執拗な愛情や、側近・柳沢吉保との度を超えた密接な関係、年老いてからようやく想いを通わせる右衛門佐とのエピソードなどを描いた人間ドラマとなっている。同時に、生類憐みの令や赤穂事件、将軍家の継嗣争いといった史実上の出来事も多数描写されており、それらを通じて、女性が家督を継ぐことが一般的になっていく過程、ことに武家は必ず女性が継ぐようになる経緯が描かれる。

家宣編

舞台は一旦、綱吉の治世に遡る。勝田左京は、実の母から姦淫を強いられ、その結果として2人の子をもうけている。歪んだ生活の憂さ晴らしに、自らの身体を賭けた酒の飲み比べを町の女に仕掛けては、金を巻き上げていた。ある夜、その賭けに負けた女の差し金で暴行を受けているところに、綱吉の姪にあたる徳川家宣とその忠臣・間部詮房が遭遇し、間部は家宣の命で左京を救う。間部に惚れ込んだ左京は、母から逃れたいという思いも手伝って、家宣の屋敷での奉公を願い出た。家宣の屋敷に仕えていた巨漢・江島の手ほどきで武士としての心得を身につけた左京に、間部は「家宣の側室となれ」と命じ、左京もこれを受け入れる。

やがて家宣は将軍の座に就き、左京の子である千代姫を産む。しかし元来身体が丈夫でなかった家宣は、将軍職を継いでわずか3年で死亡してしまう。最愛の主を失い混乱する間部を前に想いを抑えきれなくなった左京は、ついに間部と一夜限りの関係を持ってしまう。左京は家宣の死後、落飾し「月光院」と名を改める。将軍の座には、幼く病弱な千代姫が就くこととなった。

一方、家宣が将軍となってから大奥総取締の座についていた江島は、その人柄で周囲から厚い信頼を得ているものの、真面目すぎる点を部屋子から少々疎まれていた。しかしある日、初めて芝居小屋を訪れた彼は、出演していた女役者・生島に一目惚れしてしまう。

生島と茶屋で酒食を共にした江島は、彼女の気風の良さに触れ、ますます生島への想いを募らせる。生島もまた、人格者でありながら自らの不器量を恥じる江島を愛おしく感じ、また会う約束を交わす。

ところがその直後、江島とその側近は、生島との密通のかどで突然大奥を追われ、江島は厳しい拷問を受ける。目的は江島の口から「月光院と間部が不義密通している」という情報を得ることであり、次期将軍に尾張の継友公を推す二人の失脚によって、紀州吉宗が次期将軍となるのを確実にすることであった。すべては吉宗を次期将軍とするために、吉宗の側近・加納久通が仕組んだ罠だったのである。

「江島・生島事件」を中心として、吉宗が次期将軍の地位を手に入れるに至るまでの周囲の動きを描く。

家重編

舞台は再び吉宗の治世に戻る。「没日録」を読んだことでこの国の真の歴史を知った吉宗は、日本を外国と対等に渡り合える国にするため、男子には武芸を奨励し、医者には赤面疱瘡の根絶を目指して研究を進めるよう指示をするなど辣腕を振るう。3人の娘も産み、将軍としても母としても順風満帆かに見えた吉宗だったが、その長女・家重は身体に障害があり、そのうえ酒と色ばかり好むために幕臣たちから侮られていた。彼女に小姓として仕えることとなった田沼意次は、家重が決して周囲の人物が言うような暗愚な者ではなく、身体のことで周囲から嘲られ続けたために酒食におぼれるしかなくなってしまったのだということに気づき、家重への忠誠を誓う。

吉宗は、家重が将軍職に就いてからも大御所として君臨した。意次の才気に気づいた彼女は、赤面疱瘡を克服することを遺言として意次に託したのちに没する。

家重のエピソードを中心に、吉宗の晩年までを描く。

家治編

家重は将軍職を娘・家治に譲り隠居する。家治は意次を側用人に取り立て、さらに家重の死後は老中とするなど重く用い、意次の権勢はますます増していく。

そんな中、学者・平賀源内は大奥の男たちに蘭学を学ばせるべく、教師として手ほどきをする者を探して長崎を訪れ、オランダ人と日本人の混血である金髪碧眼の青年・吾作に目を付ける。当初は拒絶した吾作だったが、間もなく長崎で赤面疱瘡が流行し、自身も罹患した際に源内に助けられた。これに恩義を感じ、江戸へ行くことを決心する。

大奥での蘭学指南者を求めていたのは、吉宗の悲願・赤面疱瘡の克服を達成しようとする意次であった。吾助は青沼と名を改め、御右筆として大奥に入る。当初、彼の蘭学講義への参加者は、御右筆佐として青沼の配下にある黒木、呉服の間での仕事をしたくないがために講義に訪れた商家の息子・伊兵衛のみだったが、大奥でインフルエンザが発生した際に青沼が適切な処置を施したことがきっかけで、大奥内での蘭学の気風が徐々に高まっていく。やがて彼らはついに、人痘接種により赤面疱瘡を予防できることを立証するに至り、大名の子息にも種痘を施すようになるが、老中松平定信の甥が種痘の副作用により命を落としたこと、将軍家治の死がきっかけとなり、意次は失脚。青沼は死罪、青沼のもとで蘭学を学んだ者たちは大奥を追われることとなる。

大洪水、地震、浅間山の噴火、これらに伴う天明の大飢饉といった災害や、意次が行った数々の政策、また蘭学の進歩による赤面疱瘡の克服など、時代を大きく動かすエピソードが多数描かれる。

家斉編

家治の死後、十一代将軍には、吉宗の孫にあたる徳川治済の息子・家斉が就任した。約150年ぶりの男将軍に合わせ、大奥も女ばかりを集めた場へと変わる。素直で優しい性格の家斉はたくさんの子を成したが、治済は退屈しのぎに、その大勢の孫の中で自分の気に入らぬ者を、毒を使って殺していた。このことに気がついた家斉は、このまま治済の言いなりになっていてはいけないと考えるようになる。

一方、意次の失脚にともない大奥を追われた黒木は、町医者として伊兵衛とともに養生所を開いていた。家庭も持ち平穏に暮らしていたが、息子・青史郎が生まれたことがきっかけで、やはり赤面疱瘡根絶のための人痘接種を広く根付かせたいと考えるようになり、調査・研究を重ねる。

幼い頃に青沼による種痘を受けていた家斉もまた、種痘を広めたいと考え、黒木を史上初の幕府お抱え蘭学者として翻訳局へ配した。やがて黒木は、かつて源内が提唱していた通り、赤面疱瘡に感染した熊のかさぶたから取れる熊痘の接種が効果的であることを突き止め、人体への接種を成功させる。

少しでも邪魔になる人間は殺せばよいと考える治済の人格の恐ろしさ、それに立ち向かう家斉の成長と変化に絡め、種痘が広く行われるようになったことで赤面疱瘡が克服され、人口の男女比が元のバランスを取り戻していく過程が描かれる。

メディアミックス

2010年に吉宗編が「大奥<水野・吉宗編>」として実写映画化、2012年に家光編が「大奥~誕生~有功・家光篇」として連続テレビドラマ化、綱吉編が「大奥~永遠~右衛門佐・綱吉篇」として実写映画化されている。

評価・受賞歴

2005年に第5回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、2006年に第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2009年に第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞、2010年にジェイムズ・ティプトリー・Jr賞、2011年に第56回小学館漫画賞少女部門を受賞している。

登場人物・キャラクター

徳川 吉宗 (とくがわ よしむね)

女性にして紀州出身の徳川家8代将軍。逼迫していた徳川家を立て直すため、質実剛健に徹し、大奥に改革をもたらした。

水野 祐之進 (みずの ゆうのしん)

家族に恵まれ、売春することなく過ごしてきたが、舞い込んだ縁談を嫌がり、大奥で奉公することを決める。将軍に初めて夜伽の手ほどきをするご内証の方に選ばれ、死罪を命じられる。

お信 (おのぶ)

水野祐之進の幼なじみで裕福な両親のもとで育てられた女性。水野祐之進に好意を寄せている。

徳川 家宣 (とくがわ いえのぶ)

女性にして6代将軍。徳川家光と側室お夏の方の孫。謙虚で優しい人物だが、治世は3年ほどで亡くなる。

松島 (まつしま)

男性。家元・器量共に優れた者が選ばれる大奥御中﨟。

鶴岡 (つるおか)

男性。大奥で名の知れた剣客だが、本人はその美しさを誇りにしている。

間部 詮房 (まなべ あきふさ)

女性。徳川家宣に猿楽者から側用人に取り立てられた恩義から、彼女のために尽くした。

加納 久通 (かのう ひさみち)

徳川吉宗の幼なじみで紀州藩士の出身の女性。幼い頃から徳川吉宗を支えた。

杉下 (すぎした)

男性。14の時から売春させられ、18で婿に行ったが子がなせなかったことから離縁され、23の時に大奥へ入った。水野祐之進に大奥を案内する役目だったが、水野祐之進の出世の際に御広座敷を務めることになった。その後、徳川吉宗に見込まれ御中﨟になる。

藤波 (ふじなみ)

大奥総取締の男性。柏木と愛人関係にある。水野祐之進をご内証の方にするため彼を御中﨟に昇進させた。

柏木 (かしわぎ)

家元・器量共に優れた者が選ばれる大奥御中﨟。美貌のみならず聡明なことで御中﨟の中でも一歩抜きんでた存在。藤波と愛人関係にある野心家。徳川吉宗は容姿端麗な者を50名ほど大奥より選ばせ解雇したが、その中に名を連ね大奥を去った。

村瀬 正資 (むらせ まさすけ)

春日局に命じられ、大奥の書記係である御右筆を務め、大奥の日記没日録をつけている。男性。

春日局 (かすがのつぼね)

3代将軍徳川家光の乳母で大奥総取締。本来の徳川家光が死亡した際、その隠し子である娘を徳川家光に仕立て上げ、大奥の基礎をつくった。

玉栄 (ぎょくえい)

男性。万里小路有功について大奥に入り、彼の推薦により徳川家光の側室になる。徳川綱吉の父で、後の桂昌院。

万里小路 有功 (までのこうじ ありこと)

寺の跡目相続の挨拶に江戸城へ参上した際春日局にその美貌を見込まれ、徳川家光の小姓にさせられ大奥へ入った。

千恵 (ちえ)

本来は3代将軍徳川家光の娘だが、徳川家光が赤面疱瘡で死亡した際、春日局の策略によって父の身代わりとして将軍となった。自身の不遇を嘆き暴君だったが万里小路有功に救われる。

捨蔵 (すてぞう)

古着屋の息子だったが、万里小路有功に容姿が似ていることから春日局に見込まれ大奥に入る。徳川家光との間に千代を儲けたが、事故で半身不随になった末に赤面疱瘡にかかり死亡。

徳川 家綱 (とくがわ いえつな)

徳川家光の娘。政務において「左様せい」しか言わないため左様せい様とあだ名される。万里小路有功に好意を寄せている。

徳川 綱吉 (とくがわ つなよし)

5代将軍、女名は徳子。玉英と徳川家光の娘。

牧野 邦久 (まきの くにひさ)

男性。徳川綱吉が館林の宰相だった頃の遊び相手だが、将軍になった後にまたお手つきとなる。

右衛門佐 (えもんのすけ)

男性。徳川綱吉の御台所伸平が側室候補として京から呼び寄せたが、本人の策略により大奥総取締の座につく。

柳沢 吉保 (やなぎさわ よしやす)

女性。徳川綱吉の側用人。徳川綱吉の幼少の頃から小姓として仕え、重用される。桂昌院と密通するなど手段を選ばないが、徳川綱吉への忠誠心は篤い。

秋本 惣次郎 (あきもと そうじろう)

大奥へ入った理由として、眼鏡を買うためとしているが、実際は実妹との間に子を儲けたことが理由。右衛門佐に引き抜かれ暗躍するようになる。

勝田 左京 (かつた さきょう)

美貌ゆえ実の母から近親相姦を強いられていた。トラブルを間部詮房によって助けられた際、懇願し、下男として暮らすようになる。間部詮房に思いを寄せつつも彼女に頼まれ徳川家宣の側室になる。後に仏門に入り月光院となる。

江島 慎三郎 (えじま しんざぶろう)

勝田左京に武士の教育を施し、後に大奥総取締となる。生島新五郎に一目惚れし、それを徳川吉宗に利用され不義密通の疑いをかけられ流罪となった。

生島 新五郎 (いくしま しんごろう)

絶大な人気を誇る歌舞伎役者の女性。江島慎三郎と不義密通の疑いをかけられ流刑になる。

徳川 家重 (とくがわ いえしげ)

徳川吉宗の長女。言語・動作に障がいがあるが知能は正常。常に男を求め、酒を飲んでいる。

田沼 意次 (たぬま おきつぐ)

女性。徳川家重の小姓だったが、徳川家治の時代に老中になり、赤面疱瘡の治療法発見を支えた。

徳川 家治 (とくがわ いえはる)

徳川家重の長女。

平賀源内 (ひらがげんない)

女性。日本中を旅しながら田沼意次、青沼の協力を得て赤面疱瘡の治療法発見に取り組む。

青沼 (あおぬま)

長崎出身のオランダ人との混血男性で蘭方医。平賀源内に連れられ上京し、大奥の御右筆となり、大奥の男性を始め多くの男子に種痘を施すも、田沼意次の失脚により、死罪となる。

徳川 家斉 (とくがわ いえなり)

徳川治斉の長男。青沼より種痘を受け、3代将軍徳川家光以来の男将軍となる。

徳川 治斉 (とくがわ はるさだ)

徳川吉宗の孫、女性。息子である徳川家斉を将軍の座につけ、自身が政権を握る。邪魔な者は躊躇なく殺害するなど、情を持たない人物。

書誌情報

大奥 18巻 白泉社〈ヤングアニマルコミックス〉

第1巻

(2005-09-29発行、 978-4592143017)

第18巻

(2020-06-26発行、 978-4592162780)

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