青のオーケストラ

青のオーケストラ

ヴァイオリニストになる道をあきらめた少年の青野一が、仲間達との交流を経て再びヴァイオリンに対する情熱を取り戻す。実在の部活動をモデルに、仲間達との切磋琢磨する奏者達の青春をリアルに描いたサクセスストーリー。小学館「マンガワン」および「裏サンデー」で2017年5月2日から配信。第68回「小学館漫画賞」少年向け部門受賞。2023年4月テレビアニメ化。

正式名称
青のオーケストラ
ふりがな
あおのおーけすとら
作者
ジャンル
その他芸能・音楽
 
青春
レーベル
裏少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊11巻
関連商品
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あらすじ

第1巻

青野一はかつて天才的な腕前を持つヴァイオリニストとして名を馳せていたが、両親の離婚を機にヴァイオリンを止めて失意の青春時代を送っていた。中学3年生になったにもかかわらず、進路すら決められずにいた一だったが、ある日、一はヴァイオリンの練習をする秋音律子と出会う。たどたどしい律子の演奏は聞いていられないほどで、一は武田先生に頼まれた事もあり、彼女の練習に付き合う。一はヴァイオリニストになる夢を一度はあきらめながらも、楽しそうにヴァイオリンを弾く律子の姿を見て、再びヴァイオリンへと向き合う事を決めたのだった。そして進路に悩んでいた一は、武田により海幕高等学校への進学を勧められる。しかし一は成績が悪い事もあり、進学に不安を抱く。そこで学年屈指の優秀な成績を誇る律子に勉強を教えてもらう事で、見事に海幕高等学校に合格を果たし、律子と共に新たな生活を始める。そして律子と共にシンフォニックオーケストラ部を見学に行った一は、そこで自身に匹敵する天才といわれる佐伯直と出会うのだった。

第2巻

お互いを意識して張り合う青野一佐伯直は、音合わせの演奏で白熱したバトルを繰り広げる。自分の実力を出し切った満足感、そしてシンフォニックオーケストラ部の空気に惹かれる一だったが、自分の過去を周囲に知られる事に不安を覚える。しかし、秋音律子や友人達の存在に救われた一は、入部して前に進む決心をする。そして律子と一は念願の部活動を始めるが、律子は技術や経験が未熟なため周囲に演奏で合わせられないなど課題は山積みだった。そんな中、一は律子の友人の小桜ハルと交流を育んでいく。実は幼い頃、二人は出会っていたが、一はその事を忘れていた。ハルはその事を知り、また周囲に無意識の内に劣等感を感じていたのを、ある日、爆発させてしまう。つい仮病を使って学校を休んでしまうハルだったが、ハルを心配して見舞いに来た律子と対面。お互いの胸の内に抱えていたものを吐き出し、ハルは気持ちを新たにする。一方、部員達は定期演奏会に向けて練習していたが、そこに演奏メンバーのオーディションが行われる事が告げられる。実力さえあれば1年生でも、演奏メンバーになれる事実に部員達は沸き立つのだった。

第3巻

オーディションを前に青野一は、2年生の羽鳥葉達もライバルである事を意識する。羽鳥に実力を見せつけられた一は、奮起して佐伯直と合同練習を行なう。今までにない手ごたえを感じ、演奏の楽しさにますますのめり込む。一方、秋音律子は同級生の立花静に目をつけられ、たびたび苦言を呈されていた。厳しい静に反発する律子だったが、彼女が自分の事をきちんと見て注意してくれている事に気づく。そして少しだけ歩み寄った律子は、静と交流を育んでいき、着実に奏者として成長していく。近づくオーディションに、緊迫する部員達。一も佐伯にライバル宣言をして、オーディションに向けて猛練習を重ねる。そして迎えるオーディション当日。一はベストを尽くす事で演奏メンバーとして大抜擢される。しかし佐伯は、不注意で風邪を引いてしまったため、全力を出し切れず、両者にとって心残りがある結果となってしまう。そのため、顧問の鮎川広明は定期演奏会直前に再びテストを行う事を告げ、一と佐伯は再戦を約束するのだった。そして、学校は部活動ができないテスト期間に入る。学業に精を出しつつ、一は近づく夏の気配を感じるのだった。

第4巻

テスト期間も無事に乗り切った青野一は、部活動の練習が本格化する夏休みに突入する。初めての音合わせは部員同士まったく足並みが揃わず、バラバラの状況に陥ってしまうも、その状況下で原田蒼はコンサートマスターとしての仕事を巧みにこなし、音を調和させる。オーケストラの要となる原田の姿を見て、一は自分の進むべき道を定める。先輩である町井美月との会話で視野を広げた一は、部員達と積極的に交流を重ね、音を合わせる技術を磨いていく。しかしそんな中、一はライバル視している佐伯直の演奏を聞いて、隔絶した実力差を思い知らされるのだった。また時悪く、一の母が倒れた事もあり、一は部活動に顔を出せなくなる。一を心配して駆けつけた部活の仲間達に心を許し、一は自分の身の上を語り、部活動の仲間達と距離を縮める。しかしそこで佐伯は、今まで隠していた衝撃の事実を一に打ち明ける。佐伯の父親が青野龍仁であるという事実を知らされた一は取り乱し、佐伯の存在を拒絶。部活動にも顔を出せなくなり、無断で休んでしまう。誰にも相談できず悩み続けた一は、遂に部活動を辞める決意を固める。

テレビアニメ

2023年テレビアニメ化。4月9日よりNHK Eテレにて放送。監督は岸誠二、制作は日本アニメーション。主人公の青野一を千葉翔也が演じる。

登場人物・キャラクター

青野 一 (あおの はじめ)

前髪を長く伸ばした中学3年生の少年。ヴァイオリニストの青野龍仁を父親に持ち、幼い頃からヴァイオリンの英才教育をされていた。かつてはヴァイオリニストの天才児として名を馳せていたが、両親の離婚を機にヴァイオリンを弾くのを止めた。現在は一の母と二人暮らし。父親から指を大切にするように教え込まれていたため、運動神経や体力がなく、体育の授業は苦手。また勉強の成績も下から数えた方が早いほど悪い。中学では将来の目標もなく無為な時間を過ごしていたが、秋音律子との出会いをきっかけにして再びヴァイオリニストとしての道を歩む。武田先生の勧めもあり、猛勉強をして海幕高等学校へと進学した。入学後は律子と共にシンフォニックオーケストラ部に入部。1年ながらオーディションで定期演奏会の演奏メンバーに抜擢された。奏者としてはブランクがあるが、同年代の中では屈指の技術を持つ。ただし鮎川広明からは、青野一の演奏は「ソロ」向きでオーケストラ向きではないと酷評された。佐伯直とはお互いをライバル視し合う関係で、なにかと張り合う事が多いが、実は秘かに自分にできない演奏をする佐伯にあこがれの感情を抱いている。

秋音 律子 (あきね りつこ)

勝気な性格をした中学3年生の少女。小さい頃、親が多忙で一人で過ごす事が多く、退屈な時間をまぎらわすためにヴァイオリンのCDを聞いたのをきっかけにして、ヴァイオリンに興味を持つようになる。その事を知った武田先生にヴァイオリンを借りて独学で練習していた際に、青野一と出会った。裏表がなく、思った事をすぐに口に出してしまうため、クラスでは孤立しがち。一方でやりたい事は我慢しないという前向きな性格で、壁を作っていた一にも積極的にかかわり、結果的に彼のヴァイオリニストとしての情熱を呼び覚ますきっかけにもなった。また他人のアドバイスは素直に聞いたり、自分の非を潔く認めたりと、根は素直な性格をしている。成績は優秀で、一が海幕高等学校に進学する事を決めた際には彼に勉強を教えた。入学後は一と共にシンフォニックオーケストラ部に入部した。同じ1年生である小桜ハルや立花静との交流を経て、少しずつ奏者として成長している。小桜ハルとは中学時代からの親友同士。いじめからハルをかばっていたが、結果的にそれがいじめのエスカレートを招き、ハルの転校へとつながったため、その事を深く後悔している。

佐伯 直 (さえき なお)

海幕高等学校に通う1年生の男子。眼鏡をかけたおとなしい性格の持ち主で、海幕高等学校には音楽推薦で入学した。祖父がドイツ人で12歳までドイツにいたため、日本語はしゃべれるが、読み書きが少し苦手。青野一がヴァイオリンを止めたのと同時期に活躍を始めた天才児。鮎川広明からも大きく期待されており、シンフォニックオーケストラ部に入部した。ヴァイオリニストとしての技量は一をしてあこがれるほどの腕前を持ち、周囲と音を合わせるのもうまい。ただし日常生活では「ナマケモノ」と言われるほどマイペースなところがあり、不摂生から大事なオーディションで風邪を引いたりしている。実は母親はソプラノ歌手で、青野龍仁の不倫相手でもある。幼少期はなにも知らずドイツでドイツ人の祖父によって育てられたが、偶然、龍仁の演奏を動画で聞いて彼にあこがれるようになる。しかし母親から真実を聞かされて以降は、父親や異母兄弟となる一に対して複雑な感情を抱きつつも、一に真実を伝えなければならないと思いながら過ごしていた。

小桜 ハル (こざくら はる)

海幕高等学校に通う1年生の女子。少しウェーブのかかったセミロングの髪型で、内気な性格をしている。その性格が災いして中学時代はいじめの標的となり、最終的に転校している。秋音律子とは中学1年生の時に知り合い、唯一交友を続けている親友同士。律子と同じ高校に行くのを約束しており、海幕高等学校に入学以降はよく行動をいっしょにしている。幼少期からヴァイオリンを習っており、実は青野一とも子供の頃に会っている。一は忘れていたが、幼い頃にコンクールで落選して落ち込んでいるのを一に励まされた経験があり、彼女の中で大切な思い出となっている。シンフォニックオーケストラ部で一と再会して以降は、彼を強く意識している。自分に自信が持てない性格は演奏にも出ており、佐伯直からは演奏も「遠慮している」と評された。また律子ほど人当たりもよくないため、部員達ともなかなか馴染めず、一時期は仮病を使って休むほど落ち込むが、律子と本音で語り合う事で少しずつ前向きな性格へと変化し始めている。中学時代までは眼鏡をかけており、現在もプライベートでは眼鏡をかけている事が多い。趣味はホラー系の映画鑑賞。

山田 (やまだ)

海幕高等学校に通う1年生の男子。陽気な性格で、幼い頃からチェロを習っている。青野一は忘れていたが、コンサートなどで顔を合わせていた。シンフォニックオーケストラ部に一達といっしょに入部したが、担当楽器が一達とは違うため接点が少なく、練習が本格化した夏休み以降はあまり顔を合わせる事がなかった。しかし先輩達のアドバイスを受けた一が、音合わせの練習のために頼った際には快く引き受けている。その際に、実はお互いに距離感を感じていた事を伝え、以降は本音を語り合う友人として関係を築いていく。また佐伯直とは中学時代から付き合いのある友人関係で、最近、一と張り合うようになって活発な性格になった佐伯の様子を好ましいと思っていた。ふだんは軽薄な態度が目立つが、一が家の事情で部活動を休んだ際には差し入れを持って行く事を提案したりと、面倒見がいい。

立花 静 (たちばな しずか)

海幕高等学校に通う1年生の女子。小柄で、まじめな性格をしている。中学校では管弦学部で部長を務めており、高校ではシンフォニックオーケストラ部に入部した。担当楽器はヴァイオリンで、経験者だけあり腕前はかなりのもの。中学校では花形の1stヴァイオリンを務めていたが、高校では先輩達と相談し、多くの事を学ぶためあえて2ndヴァイオリンを担当している。他人のミスもビシビシ指摘する厳しい性格をしているため、1年の初心者からはよく思われておらず、特に勝気な性格をしている秋音律子とは衝突を繰り返している。ただし言っている事は正論で、アドバイスを求められた際には的確な助言をするなど、根はまじめで誠実な人物。律子が歩み寄って来たのをきっかけにして、部のメンバーとも少しずつ打ち解け始めている。原田蒼とは同じ中学校出身で、彼の事が気になっている。

原田 蒼 (はらだ そう)

海幕高等学校に通う3年生の男子。爽やかな雰囲気を漂わせ、シンフォニックオーケストラ部の1stヴァイオリンを担当しているほか、コンサートマスターも務めている。演奏の技量もさる事ながら、周囲をよく観察して身振り手振りで周囲の音をまとめ上げる技術に長けており、オーケストラの要といえる存在。青野一は彼の演奏を「音と踊っている」と評しており、彼の演奏に強くあこがれている。その演奏の技術と屈託のない笑顔で女子人気も高く、彼を目当てに入部する者もいるほど。そのため部内では彼の笑顔は「原田マジック」といわれている。

米沢 千佳 (よねざわ ちか)

海幕高等学校に通う3年生の女子。髪を一つ結びにしている。シンフォニックオーケストラ部に所属しており、2ndヴァイオリンのパートリーダーを担当している。コンサートマスターの原田蒼とよくいっしょに行動しており、忙しい彼に代わって下級生の面倒もよく見ている。秋音律子と衝突しがちだった立花静の相談にも乗っており、二人が歩み寄るきっかけを作った。

羽鳥 葉 (はとり よう)

海幕高等学校に通う2年生の男子。シンフォニックオーケストラ部に所属しているが、ふだんは兼部しているダンス部に入り浸っている。そのため、青野一達も入部しばらくは彼と顔を合わせる事はなかった。軽薄な雰囲気を醸し出し、下級生にも気安く接している。幼い頃からヴァイオリンを習っているが、あまり真剣に打ち込んでいないため、クラシック界では有名な一や佐伯直の事は知らなかった。また演奏の技術は高いものの、鮎川広明からは「軽い」として評価されておらず、演奏メンバーのオーディションでも合格こそしたものの、よい評価は得られなかった。原田蒼の引退には思う事があり、オーディションのあとも隠れて練習をしたり、一ら後輩の面倒を見たりと、彼なりに自分の進むべき道を模索している。また自分に苦言を呈する鮎川に対しても、厳しいが絶対に悪意のある事は言わないと信頼している。

町井 美月 (まちい みづき)

海幕高等学校に通う3年生の女子。シンフォニックオーケストラ部に所属しており、1stヴァイオリンのトップサイドを担当している。さっぱりとした面倒見のいい性格で、後輩である青野一の相談に乗ったりしている。過去に市民オーケストラで活動していた経験があり、その際に人数合わせのため一時期、ヴィオラを担当していた。その際は軽い気持ちで引き受けたが、別の楽器を経験した事が彼女の中で大きな糧となり、今ではヴィオラを経験したのがよかったと思っている。自分の演奏で悩む一にも、その経験を伝え、ほかの楽器に目を向けるように助言をした。読書家で、一人で本を読んで過ごす時間が好き。同じく一人で過ごすのが好きな一にはシンパシーを感じるようで、本を貸す約束をした。

裾野 姫子 (すその ひめこ)

海幕高等学校に通う2年生の女子。シンフォニックオーケストラ部に所属しており、1stヴァイオリンを担当している。恰幅がよく、同学年の羽鳥葉にはよく体格の事をからかわれるため、辛辣に接している。プレッシャーに非常に弱く、オーディション前も緊張して気分を悪くしていたが、それでも「負けたくない」と思う負けず嫌いな性格をしている。次期コンサートミストレスに手が届く位置におり、3年生が不在の際には率先して部をまとめている。

滝本 かよ (たきもと かよ)

海幕高等学校に通う2年生の女子。シンフォニックオーケストラ部に所属しており、1stヴァイオリンを担当している。若干、小悪魔的な性格をしており、少し内気な性格をした青野一がお気に入り。時々、一に過剰なスキンシップをしたりしてからかっている。

立石 真理 (たていし まり)

海幕高等学校に通う3年生の女子。お淑やかな雰囲気を漂わせており、シンフォニックオーケストラ部の部長を務めている。担当楽器はフルート。線が細い容姿とは裏腹に芯が強く、部のあいさつや連絡ではしっかりとした態度で振る舞っている。

鮎川 広明 (あゆかわ ひろあき)

海幕高等学校のシンフォニックオーケストラ部の顧問を務める中年男性。優秀な指揮者でもあり、部のオーケストラとしての練習の際には自ら指揮棒を振るう。目つきが鋭く、非常に厳しい性格で、青野一や羽鳥葉にも容赦なく駄目出しする。時おり突き放すような事もあるが、決して悪意があるわけではなく、口では厳しい事を言いつつも一や佐伯直には期待を寄せている。武田とは同じ海幕高等学校出身の同級生で、今でも交流を続けている。

武田 (たけだ)

青野一の通う中学校で生活指導を担当する中年の男性。成績が悪い青野一や問題児扱いされている秋音律子に親身になって寄り添い、彼らの進路を手助けしている。海幕高等学校の卒業生で、鮎川広明とは同級生の間柄。そのため音楽関係の事情に詳しく、律子にヴァイオリンを貸したり、一が参加したコンサートについて知っていたりした。一がヴァイオリンを止めた事を残念に思っていたが、再びやり始める事を知った時は喜び、自らの母校である海幕高等学校のシンフォニックオーケストラ部に入る事を勧めた。現在でも鮎川とは食事を共にする仲で、彼から二人の近況報告を受けている。

青野 龍仁 (あおの りゅうじ)

青野一の父親にして、カリスマヴァイオリニスト。多くの人を惹きつけて止まない天才的な演奏者だが、ソプラノ歌手との不倫をきっかけにして一の母と離婚した。よくも悪くもヴァイオリン一筋で、一に偏執的な教育を施した事で、彼に憎悪にも似た感情を抱かれている。実は不倫したソプラノ歌手とは佐伯直の母親であり、佐伯の実の父親でもある。

一の母 (はじめのはは)

青野一の母親。明るい性格で、青野龍仁と離婚してからは女手一つで一を育てている。大きな息子がいるとは思えないほどの童顔で、一と並んで歩くとよく姉弟と間違えられる。秋音律子は、初めて息子が家に連れて来た女友達として気に入っており、律子からも実の母親のように懐かれている。再びヴァイオリンを始めて一が生き生きとした表情を見せるようになった事を嬉しく思っており、部活動も応援している。しかし家事に仕事と多忙続きで、一の夏休み中に遂に過労で倒れて入院してしまう。

集団・組織

シンフォニックオーケストラ部 (しんふぉにっくおーけすとらぶ)

海幕高等学校の部活動。通称は「オケ部」。女子部員142名、男子部員22名と、総勢164名にもおよぶ校内最大の部活動。以前は弱小部だったが、近年は全国大会8年連続最優秀賞を受賞するなど優秀な成績を収めている。顧問は鮎川広明が務めている。通常の吹奏楽部は「金管楽器」「木管楽器」「打楽器」の三つで構成されるが、オーケストラはそれに「弦楽器」を加えた構成となっている。人数が多いため、練習をする際には四つのパートに分かれて練習する。またそれぞれのパートには幹部会が存在し、「弦楽器」だけでも「コンサートマスター」1名、「パートリーダー」4名、「セクションリーダー」2名で運営している。千葉県の幕張総合高等学校の「シンフォニックオーケストラ部」がモデルとなっている。

場所

海幕高等学校 (うみまくこうとうがっこう)

千葉にある県立高等学校。超巨大マンモス校で、部活動が活発に行われている。特に近年はシンフォニックオーケストラ部の活躍が目覚しく、同部の活動が内外から大きく注目されている。千葉県の幕張総合高等学校がモデルとなっている。

書誌情報

青のオーケストラ 11巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2017-07-19発行、 978-4091277442)

第2巻

(2017-11-10発行、 978-4091280190)

第3巻

(2018-05-11発行、 978-4091282958)

第4巻

(2018-09-12発行、 978-4091285171)

第5巻

(2019-01-18発行、 978-4091287571)

第6巻

(2019-08-08発行、 978-4091293787)

第7巻

(2020-05-12発行、 978-4098501137)

第8巻

(2020-09-11発行、 978-4098502394)

第9巻

(2021-04-19発行、 978-4098505067)

第10巻

(2022-04-19発行、 978-4098510788)

第11巻

(2023-03-31発行、 978-4098517596)

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