ちいさなマキ

ちいさなマキ

小学生のマキは、小さな異星人の少女を救うため、自らもミクロ液を飲んで昆虫サイズに縮小。松本零士の2大テーマ、昆虫世界とSFメカがドッキング。新聞日曜版に美麗なカラーで連載されたという特異な一遍。

正式名称
ちいさなマキ
ふりがな
ちいさなまき
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

小学生の少女マキは、ある夜、流れ星が落下するのを目撃する。だが、それは宇宙からやって来た異星人の円盤だった。円盤は灰皿ほどの大きさしかなく、中にはミライと名乗る、昆虫ほどの大きさの光り輝く少女が乗っていた。ミライは、離ればなれで地球に降り立った異星の女王である母親を探していると言う。

ミライを可哀そうに思ったマキは、父親が開発した薬を飲んでミクロ化、母親探しに協力することを決意する。

登場人物・キャラクター

マキ

小学生の少女。恐がりで泣き虫だが、探究心旺盛。宇宙から飛来した小さな異星人の少女ミライに協力して、彼女の母親である女王の探索に出発する。自らも父親の開発したミクロ液を飲んで、昆虫ほどの大きさに縮小する。探索の途中にミライや仲間達から離ればなれになってしまい、生まれて初めて孤独と絶望を味わうが、知性を持った昆虫達との出会いから生きるための強さを学んでいく。

ミライ

オリオンの三つ星の方角にある惑星インセクターからやって来た異星人の少女。昆虫ほどの大きさで、全身が金色に輝いている。インセクターは、科学が進んだ星であったが、砕け散って消滅してしまった。女王である母親とその一族と共に宇宙船団で放浪の旅を続けていたが、地球に接近した際に反乱が起こり、地表に不時着してしまう。 母親を探し出すために地球の少女マキの協力を得る。円盤状の黄金に輝く宇宙船は、灰皿ほどの大きさだが、飛行はもちろん、天候を変えたり、物体を浮遊させたり、様々な超科学装備を搭載している。

お父さん (おとうさん)

マキの父親で、物体を縮小させる薬を研究している。薬を飲んだ人間や動物は縮小出来るが、物体の縮小までには至っていない。そのためミクロ化した人間が使用する服や装備、乗り物なども開発している。小さくなってしまったマキを探し出すために、マキの友達であるススムと清に協力を依頼するが、我慢できずに自らもミクロ化し、探索行に出発してしまう。

女王 (じょおう)

惑星インセクターの女王で、ミライの母親。母星が消滅してしまったため、宇宙船団を率いて移住先を探す放浪の旅を続けていた。地球付近で反乱が起こり、船団は離散し、バラバラに地表へ降下してしまった。女王は、地球上に自分達の新世界を築くため、昆虫達に知性を与えることに成功する。 そのため、ハチやアリなどの社会性の高い昆虫は、短期間で都市を築き、武器を持つまでに至り、人類に替わって地球の支配者になろうとしている。

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