冥王計画ゼオライマー

冥王計画ゼオライマー

日本を舞台に、主人公である中学生の秋津マサキは自身が通う学校に転校してきた少女氷室美久に出会い最強の巨大ロボットゼオライマーに搭乗して秘密組織鉄神帝国ネマトーダと戦う。高屋良樹の旧ペンネーム・ちみもりを名義で発表された作品。

正式名称
冥王計画ゼオライマー
ふりがな
ぷろじぇくとぜおらいまー
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
関連商品
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概要・あらすじ

大人しくて目立たないタイプの中学生の秋津マサキは、転校してきた美少女の氷室美久に導かれるままゼオライマーに搭乗させられる。その結果自らの出生の秘密を知り、巨大組織鉄神帝国ネマトーダと対峙する事となってしまう。また、出撃する毎に自身に眠る残忍な自分の存在が強くなっていき、もう一人の自分との葛藤を強いられる。

登場人物・キャラクター

秋津 マサキ (あきつ まさき)

目立たず大人しい黒髪の中学生。ゼオライマーは秋津マサキにしか操縦できない。残忍で狡猾な性格であった若槻魔沙樹のクローンだが、若槻魔沙樹の記憶を植え付けられぬまま成長し、内向的だが優しい心根の少年に成長している。

氷室 美久 (ひむろ みく)

主人公である秋津マサキの学校に転校してきた美少女。ゼオライマーを動かすためには不可欠なパーツとして扱われ、氷室美久の子宮の中に次元ジョイントと呼ばれる小型の装置を入れ込み、ゼオライマーに接続することで初めてゼオライマーは最強の重鉄神となる。

氷室 遼三 (ひむろ りょうぞう)

最強の重鉄神であるゼオライマーの設計・開発をした科学者の一人で52歳。主人公である秋津マサキの過去と因縁があり、氷室美久は義理の娘。氷室美久をわが娘の様に愛しているが、その感情を押し殺し、ゼオライマーのパーツとして扱っている。

若槻 魔沙樹 (わかつき まさき)

鉄神帝国ネマトーダの下、最強の重鉄神であるゼオライマーの設計・開発をした科学者の一人。鉄神帝国ネマトーダはおろか、氷室博士まで利用しようとしたことが知られてしまい氷室博士に殺されてしまう。しかし鉄神帝国ネマトーダの技術によって胎児の状態で蘇生され秋津マサキとしてよみがえる。

将軍ゴルジード (しょうぐんごるじーど)

鉄神帝国ネマトーダの巨大ロボット軍団を率いる指揮官。31歳。打倒ゼオライマーに執念を燃やし、自らも巨大ロボットローズ・セラヴィ―に乗って戦場に赴く。

総統ネマトーダ (そうとうねまとーだ)

鉄神帝国ネマトーダの総統であり年齢不詳。鉄神帝国の要塞に攻め込んできたゼオライマーを、鉄神帝国で独自に開発した黒いゼオライマーに自ら乗り込み迎え撃つ。ヘルメットの中に隠された彼の素顔を知る者は少ない。

将軍リンガム (しょうぐんりんがむ)

ゼオライマー拿捕の命令に対し失態を繰り返した将軍ゴルジードに代わり、ゼオライマー攻略を命じられた初老の男性。総統ネマトーダの正体を知った上で彼に従う忠実な部下。

ゼオライマー

『冥王計画ゼオライマー』に登場する巨大ロボット。日本には存在しないはずのロボットのスケールであるGクラスの巨大ロボットで若槻魔沙樹、氷室遼三両博士によって設計、開発された重鉄神。エネルギー供給機関である超次元システムを搭載しており、これが正常に稼働するとほぼ無限のエネルギーとそれによる自己修復能力を実現し事実上完全に破壊されることはなくなり、作中最強のロボットとなる。

ローズ・セラヴィ―

『冥王計画ゼオライマー』に登場する巨大ロボット。将軍ゴルジードが登場する鉄神帝国ネマトーダ最強の重鉄神。エネルギー・チャージャーと呼ばれる上空に待機させた三機の飛行物体からエネルギーの補給を受けることで、エネルギー残量を気にせず高出力のビームで相手を貫くビーム・セイバーや超破壊光線Jカイザーを撃つことが出来る。

黒いゼオライマー (くろいぜおらいまー)

『冥王計画ゼオライマー』に登場する巨大ロボット。ゼオライマーが鉄神帝国ネマトーダの要塞に攻め込んだ最終決戦において、ゼオライマーの前に立ちはだかったもう一機のゼオライマー。そのコックピットには総統ネマトーダが搭乗している。ゼオライマーと同等の性能を持つ。

重鉄神 (じゅうてつじん)

『冥王計画ゼオライマー』に登場する巨大ロボットの総称。全高60メートルを超える最大クラスのサイズの巨大ロボットをGクラスや重鉄神などと呼ぶ。

集団・組織

鉄神帝国ネマトーダ (てつじんていこくねまとーだ)

『冥王計画ゼオライマー』に登場する秘密組織。南太平洋の海底にある要塞に本拠地を置く。地球上のあらゆる国家を凌ぐ軍事力を有し、保有する巨大ロボットもみな最大最強クラス。総統ネマトーダの下、世界征服を目論む。

その他キーワード

超次元システム (ちょうじげんしすてむ)

『冥王計画ゼオライマー』に登場するエネルギー供給機関。異次元空間にある巨大な装置から無限のエネルギーをゼオライマーに供給するというもの。

次元ジョイント (じげんじょいんと)

『冥王計画ゼオライマー』に登場する小型の機械。子宮内に装着することで氷室美久の肉体がゼオライマーと超次元システムの接点となり、ゼオライマーはほぼ無限のエネルギーを得ることが出来る。氷室博士の用意した次元ジョイントは性能的には未完成であり、定期的に交換する必要がある。

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