カンナとでっち

カンナとでっち

大工の父親を持つ高校生の小田原カンナは、ある日、大工見習いとして父親に弟子入りした相場勝仁と同居する事になってしまう。仕事を頑張る勝仁に次第に惹かれていくカンナと、一人前になるまで恋愛禁止の勝仁との共同生活を描いた恋愛漫画。餡蜜の初連載作品で、本作の着想は餡蜜の父親が大工だった事から得ている。

正式名称
カンナとでっち
ふりがな
かんなとでっち
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
講談社コミックス別冊フレンド(講談社)
巻数
既刊7巻
関連商品
Amazon 楽天

あらすじ

第1巻

小田原カンナの家は町の工務店で、父親は大工をしている。ある日、父親の小田原保志が連れて来た大工見習いはカンナと同い年で、同じ高校の夜間部に通う相場勝仁だった。一人前の大工になるまで住み込みで働く事になった勝仁は、チャラチャラした雰囲気で、カンナの苦手とするタイプの男子だが、保志を親方と呼んで慕い、こっぴどく叱られてもめげずに仕事に励む勝仁を見ているうちに、カンナは、勝仁に惹かれていく自分に気づくのだった。両親を幼い頃に亡くした勝仁は、孤児院、虹ヶ丘学園で育ったが、ある日、虹ヶ丘学園から連絡があり、庭に遊具を作ってほしいと依頼を受ける。勝仁の育った場所を興味本位で覗いたカンナは、そこで孤独だった勝仁の幼少期を知る。家族が離れ離れにならないために必要な家を作る大工の仕事に、勝仁が心からの情熱を傾ける理由がわかり、カンナは勝仁を支えたいと強く思う。やがて年末になり、カンナ達は祖父母の家に帰省した。同行した勝仁は、代々大工を家業にしてきたカンナの祖父に、力量を図るために玄関のスロープを作らされる。無事に及第点をもらった勝仁のとなりで労をねぎらっていたカンナは、ペットのといしに飛び乗られ、弾みで勝仁とキスしてしまう。一人前の大工になるまで恋愛禁止と保志に言われていた勝仁が青ざめるのを見て、ファーストキスを奪われたカンナは勝仁の気持ちが気になり、困惑してしまう。

第2巻

ある日、男前大工グランプリに出場する事になった相場勝仁。当日、継ぎ手と鉋がけの実技審査があるが、まだ一度も成功した事のない勝仁は、小田原保志のもとで猛特訓する。勝仁が惜しくも優勝を逃したものの、写真投票でNo.1の栄光を手にし、メディアにまで注目された事に、小田原カンナは危機感を覚え始めた。案の定、バレンタインを前にして、小田原家のポストは勝仁あてのラブレターでぱんぱんになってしまう。喜ぶ勝仁にそっけない態度をとるカンナは、勝仁が時折見せる優しさに、勝仁の気持ちが自分に向いているのか探るものの、結局、はっきりとした答えは導き出せないでいた。春が来て、町の近くの桜の名所で、川床を増設する仕事に向かった保志と勝仁。その場所は、保志と小田原芳恵の出会った思い出の場所で、小田原家では毎年、二人の初デート記念日に川床で夜桜見物をする習慣がある。保志に今年は勝仁もいっしょに行こう、と誘われた事を喜ぶ勝仁は、俄然仕事を張り切る。夜、保志と勝仁を待ちがてら語らうカンナと芳恵。勝仁と同じく、見習い中は恋愛禁止だった保志を待つあいだ、寂しくなかったかとカンナに問われて、芳恵は、仕事をしている真剣な姿とまっすぐなところが信じられたから何の不安もなかったと答える。芳恵の答えを受けて、自身も勝仁に同じ気持ちを抱いている事に、カンナは安堵するのだった。後日、勝仁と二人で過ごしたカンナは、素直になり、勝仁と互いに思い合っている事を確認し合う。気持ちが通じ合っても、どことなく不安げなカンナを見て、勝仁は恋愛禁止中の身だが、交際の許しを得られるよう保志を説得しようと試みる。

第3巻

小田原カンナとの交際を認めてもらおうと躍起になる相場勝仁だが、小田原保志は二人の交際を頑なに認めない。ついには勝仁を家から締め出してしまった保志に憤慨するカンナだが、その夜、カンナには幸せになってほしいが、同時に勝仁を一人前の大工に育て上げる事も自分の大事な役目なのだ、と小田原芳恵に心の内を吐露する保志の姿を見て、カンナはただただ落ち込むのだった。翌日、小田原家を締め出されてしまったため、カンナの祖父宅に泊めてもらっていた勝仁は、カンナの祖父に入れ知恵されて、小田原家の縁側を張り替え、その出来次第によってはカンナとの交際を認めてほしいと保志に申し出る。懸命に縁側の張り替えに取り組む勝仁を見て、カンナは、応援する事しかできない歯がゆさに胸を痛める。やがて縁側の張り替えを終えた勝仁は、保志に多くのダメ出しをもらうが、勝仁の誠意は伝わり、キスは禁止で、デートには保志同伴という条件付きだが、二人は交際を許される事になった。それからしばらく経ったある日、子供大工体験の時期が近付き、昔のアルバムを眺めていたカンナは、3歳の頃に勝仁と接点があった事を知り、喜ぶ。子供大工体験当日、子供達に大工仕事を教える勝仁を見て、彼のこれまでの努力を認める保志だが、同時に勝仁も、これまで保志と過ごしてきた大工見習いの厳しくも充実した時間を振り返り、これからも初心を忘れずに努力していく事を誓う。夏を迎え、海の家で仕事をする事になった勝仁と保志についていったカンナは、密かに勝仁の見習い1周年を祝おうと計画していた。ところが、浜辺で待っていたカンナのもとに現れた勝仁は、海の家で知り合ったばかりのゆかりに強引に唇を奪われてしまう。

第4巻

海の家でゆかりに唇を奪われた相場勝仁を許しきれない小田原カンナだが、それよりも勝仁の見習い大工1周年を祝いたい気持ちの方が勝っていた。小田原保志に手伝ってもらい、廃材で小さな木の家を作ったカンナは、保志と小田原芳恵と共に勝仁を祝う。家族がずっといっしょに、幸せな形でいられる場所を作りたいという理由で大工を志す勝仁は、カンナにプレゼントされた木の家に感動し、一人前の大工になれるように保志のもとで学んでいく決意を新たにする。そんなある日、海の家で追いかけ回して来たゆかりの伝で、勝仁の職人姿が雑誌に掲載される事になった。大工という職業を世に知らしめるいい機会だと張り切る勝仁は、雑誌の特集で新妻役にカンナを迎えて写真を撮る事になる。照れながらも新婚の設定を楽しむカンナを愛おしく思った勝仁は、キス禁止の交際の条件を破り、カンナにキスしてしまう。偶然それを目撃した保志は激怒し、勝仁に、当分は雑用に専念するように命令するのだった。大工見習いを休む事になった勝仁の代わりに手配された藤倉凌は、大手建設会社の次男であった。凌は、見習い大工をしていた頃のもっさりした雰囲気がなくなって垢抜け、高級車を乗り回すような洒落た男性へと成長ていた。しかも昔馴染みのカンナに好意を持っている様子で、何かと勝仁と張り合い、上に立とうとする。焦った勝仁は、カンナの見守る中、保志に今度カンナと交際するうえでの掟を破ったら、カンナと別れると宣言するのだった。

第5巻

今度キス禁止の掟を破ったら、小田原カンナと別れると宣言した相場勝仁の覚悟に、小田原保志は折れ、勝仁を雑用から大工見習いに戻す事を決める。再び大工道具を扱える事を喜ぶ勝仁を、藤倉凌は実家のクリスマスパーティーへと招待した。藤倉建設の若手大工達が集うパーティーでいい刺激を受ける勝仁。共に招かれたカンナは、母親が離婚したため弟の面倒や料理など、何でもこなせる凌に一目置く。家庭よりも仕事優先の父親を見て育ったため、仕事が何よりも好きな自分は、当分彼女は持たなくていいと言う凌に、カンナは、自分ならば恋人が仕事が好きなら応援したいと伝える。その言葉に、凌はカンナにますます惹かれていく。カンナに本気になった凌は、勝仁に雪像イベントでの家づくり勝負を持ち掛ける。がむしゃらに頑張る勝仁だが、となりで作業する凌の腕を目の当たりにし、半人前の自分の未熟さを思い知る。明らかに勝負の見えた闘いの中で、凌は勝仁に、なぜそこまでして大工になる事とカンナにこだわるのかと尋ねた。いつか自身の手で大きな家を建て、そこで家族と幸せに暮らすために、カンナは絶対に必要な存在なのだと言う勝仁の熱意に、凌はたじろぐ。勝負の結果、グランプリに輝いた凌だが、勝仁の将来の夢に敬意を払い、カンナをあきらめて去っていく。ある日、床が軋むようになったため、実家を修繕する事にした保志は、この家は小田原芳恵にプロポーズする際の贈り物だった事を明かす。古くなっても、手を入れてずっと大事にしていきたいと語る保志に感動したカンナは、将来勝仁に建ててもらう家を想像し、間取り図を描く。カンナの描いた間取り図を見た勝仁は、カンナと過ごす将来を思い描き、カンナに、一人前になったら結婚しようと告げる。

第6巻

結婚について現実的に考え始めた小田原カンナは、アルバイトをして結婚資金を稼ぐ事を思いつく。人のよい夫婦の経営する和菓子屋に勤める事になったカンナは、共に同じ目標を持ち、長く連れ添っている彼らに自身と相場勝仁を重ね合わせ、胸を躍らせる。アルバイト代を貯金箱に入れて喜ぶカンナを前にして、勝仁は小田原保志に、一人前になったら結婚させてもらえるよう、挨拶に出向く。勝仁の報告に驚いた保志はぎっくり腰になってしまい、絶対安静の状態になる。仕事に穴をあけるわけにはいかないと、初めて一人で作業をした勝仁の仕事の出来に、勝仁の成長を感じた保志は4分の3人前になったと、勝仁を労うのだった。ある日、花岡工務店の仕事を手伝う事になった小田原工務店。現場を訪れた保志と勝仁についていったカンナは、同い年の大工見習いの花岡槙と出会う。槙は花岡工務店代表の娘で、小さい頃から父親の働く姿にあこがれて大工を目指していた。急速になかよくなっていく勝仁と槙に焦ったカンナは、日々を充実させて輝いている彼らと比べ、一般的な高校生でしかない自分の無力さに落ち込むのだった。そんな中、勝仁のために何かしたいと思ったカンナは、訪れた祖父の家で、建築業界は横のつながりが非常に大事な事を知り、勝仁が一人前になった時のために人脈を広げようと営業活動を開始。カンナの勝仁を思いやる気持ちに心を打たれた保志は、勝仁に、カンナを嫁にはやらないが、一人前の大工になったら勝仁を婿養子に迎え入れる事を伝える。

第7巻

小田原保志に、一人前の大工になったら小田原家に婿養子に迎え入れ、小田原カンナと結婚させてやると言われ、俄然張り切る相場勝仁は、これまで以上に仕事に精を出す事を誓う。自身の原点である孤児院の虹ヶ丘学園を訪れた勝仁は、カンナといずれ結婚する事を伝え、育ての親達から多くの祝福を受けた。虹ヶ丘学園に日曜大工で恩返しをした帰り道に、自分に夢を与えてくれた保志との出会いと、小田原家に住み込んだ事から出会ったカンナとの縁を、勝仁は深く感謝するのだった。そして2年半後、高校を卒業したカンナは、小田原工務店で事務員をして勝仁を見守るようになった。いまだに大工見習いを続けている勝仁だが、そんなある日、一人で床の間作業を任される事になった。床の間作業は、ち密な作業も多いが、その分完成後の見た目が美しく、大工の華といわれている。床の間完成後に訪れた施主宅で、感謝の言葉をもらって喜ぶ勝仁は、帰宅後、保志に一人前だと認められる。晴れて大工見習いを卒業した勝仁は、カンナを仕事場に呼び、カンナくずで作った花束を渡してプロポーズ。やがて、夢だった大きな家を建てた勝仁は、カンナと生まれてきた息子の「玄」の三人で、仲睦まじい生活を送るのだった。

登場人物・キャラクター

小田原 カンナ (おだわら かんな)

町の高校の普通科に通う17歳の女子。実家は小田原工務店を経営しており、代表である父親の小田原保志は大工をしている。祖父や曽祖父も大工を生業としており、代々大工の家系に生まれた。小さな時から木に囲まれて育ったため、木の香りが好き。小田原カンナの名前は、保志が名付けた。名前の由来は、保志が鉋がけの作業が一番好きである事からきている。 鉋がけは難しい作業のため、わかり合うために長い年月をかけていっしょに成長しなければならない事から、カンナとそういう関係性を築きたいという思いが込められている。花岡槙には「カンナっち」と呼ばれ、親しまれている。

相場 勝仁 (あいば かつひと)

町の高校の夜間部に通う17歳の男子。愛称は「かっちゃん」。チャラチャラした見た目だが、根はまじめな性格である。夜間部生用の寮に入居していたが、小田原保志の家に居候し、大工見習いをする事を契機に退寮した。丸頭鋸に「がんちゃん」と愛称を付けるなど、大工道具への愛が尋常でなく強い。大工道具を恋人に例える事が多く、最初に手に入れた大工道具である玄翁を、初めて出来た彼女のような存在として、「初カノ」と呼んで大事に扱っている。 幼い頃に両親を亡くしたため、虹ヶ丘学園という孤児院で育った。自身の幼少期に、たまたま虹ヶ丘学園の隣家を建設していた保志にあこがれ、大工になる事を決意する。幼少期に保志にもらった、余った木材で作った小さな家は勝仁の宝物であり、つねに肌身離さず持ち歩いている。 藤倉凌には半人前の大工見習いという揶揄を込めて、「丁稚」と呼ばれている。また、大工友達の花岡槙には「かっつ」と呼ばれ、親しまれている。苦手な食べ物はトマト。

小田原 保志 (おだわら やすし)

小田原工務店代表を務める男性。小田原カンナの父親で、相場勝仁の師を務めている。大工歴25年の大ベテランで、勝仁には「親方」と呼ばれ、その大工技術の巧みさを尊敬されている。木材は余すところなく使う主義で、余った木材で鳥の巣箱を作ったりして、近所に配り歩く事も多い。一人娘のカンナを溺愛している事もあり、同居する事になった勝仁がカンナと惹かれ合うようになってからは、四六時中目を光らせている。 一人前になるまでは恋愛禁止を言い渡しており、勝仁が少しでもカンナに触れようものならば大激怒する。実家は代々大工を生業としている小田原家で、生家には大工見習いの住まいが併設されている。工作が趣味で、時間があくとカンナを付き合わせて、何かしら工作しようとする。 猫アレルギーのため、生家のといしが苦手である。

といし

小田原カンナの祖父の家で飼われている猫。カンナに非常に懐いているが気性は荒く、男性や自分の気に入らない人間には容赦せず、爪でひっかく。猫アレルギーの小田原保志には天敵扱いされている。

小田原 芳恵 (おだわら よしえ)

小田原カンナの母親。夫である小田原保志の経営する小田原工務店を陰ながら支える、縁の下の力持ち。穏やかでサバサバした性格をしており、保志が弟子として居候させている相場勝仁を実の息子のようにかわいがっている。桜の名所で川床を作っていた、当時大工見習いをしていた保志が真剣に働く様子を、近くの女子校のバス停から見ていた。 保志のケガを手当てした縁で交際に発展した。見習いのため、恋愛禁止中だった保志と、一度だけ約束を破ってデートした川床近くの夜桜を、とても大事な場所と認識している。毎年初デートをした日を記念日とし、家族全員で川床で夜桜見物をする事を習慣化している。カンナと勝仁が惹かれ合っている事にいち早く気づき、温かく見守っている。

ゆかり

相場勝仁の仕事先の海の家に遊びに来ていた女性。建築関係の彼と別れたばかりで、仕事中の勝仁に惹かれ、猛烈にアプローチする。勝仁を強引に追いかけ回したあげく、小田原カンナの目の前で強引に唇を奪った。酒癖が悪く、巨乳の持ち主。非常に気の強い性格で、勝仁がカンナと付き合っていると知っても、勝仁へのアプローチをやめなかった。

藤倉 凌 (ふじくら りょう)

大手建設会社の藤倉建設の次男。何でもテキパキとそつなくこなす、非常に器用で優秀な大工。藤倉建設経営者が小田原保志の先輩である関係で、大工見習いの時から小田原カンナと顔見知り。素朴でシャイだった見習い時期と比べ、一人前になった現在は垢抜け、おしゃれをして高級車を乗りこなす、キザな性格になった。あまりの変わりように、カンナも保志も初対面ではないにもかかわらず、藤倉凌を、すぐに凌だと識別する事ができなかった。 一人前の大工になってから、丸太のログハウスの別荘を建て、その出来を非常に誇りに思っている。昔馴染みのカンナを非常に気に入っており、カンナのそばに相場勝仁がいる事が面白くなく、事あるごとに勝仁をからかっている。容姿がいいため、非常に女性にモテるが、家庭よりも仕事を優先して母親になじられていた父親を見て育ったため、恋愛はあきらめている節がある。 そのため、仕事熱心な父親と、それを応援する母親を見て育ったカンナならば、仕事好きな自分を認めてくれるのではないかと考え、急速に惹かれていった。母親が離婚して家を出ていったため、料理を日常的にしており、料理の腕は相当なものである。

藤倉 純 (ふじくら じゅん)

藤倉凌の弟で、小学4年生。離婚して母親のいない環境で、幼い頃から母親代わりをしてくれた凌に懐き、甘えている。口達者で、相場勝仁が大工として半人前だと知るや、凌の真似をして「丁稚」と呼び、こき使おうとした。最後には、いっしょに遊んでくれた勝仁に、横柄ながらも心を開き、懐くようになった。仕事柄、父親も凌も正月以外はまとまった休みが取れず、あまり面倒を見られないため、特に凌には、ぐれないかと心配されている。

花岡 槙 (はなおか まき)

花岡工務店の娘で、見習い大工。相場勝仁と同い年だが、大工仕事は勝仁より1年ほど早く始めた先輩である。きゃしゃな身体ながら、重い木材も軽々と持ちあげる事ができる腕力を持つ。ギャル然とした容姿と言葉遣いで、歯に衣着せぬ物言いをするが、人懐こくて、誰にでも気さくに話し掛ける。初対面の小田原カンナが同い年と知るや、「カンナっち」とあだ名を付けて、友達として振る舞うようになった。 ヒョウ柄が好きで、仕事中の腰袋もヒョウ柄である。花岡槙自身の大工道具に名前を付けて愛でる趣味があり、外国の男性名を付けている。また大工道具をデコり、かわいく加工している。デコった方が滑りどめ効果が出て扱いやすくなるなどの利点も多く、その道具愛は勝仁に一目置かれている。 ファザコンで、好きな男性のタイプは父親のような人。そもそも大工を志したきっかけも、父親の大工姿を幼い頃から見てあこがれていたためである。

書誌情報

カンナとでっち 7巻 講談社〈講談社コミックス別冊フレンド〉

第1巻

(2014-12-12発行、 978-4063419597)

第2巻

(2015-04-13発行、 978-4063419795)

第3巻

(2015-08-12発行、 978-4063419993)

第4巻

(2015-12-11発行、 978-4063920215)

第5巻

(2016-04-13発行、 978-4063920406)

第6巻

(2016-08-12発行、 978-4063920574)

第7巻

(2016-12-13発行、 978-4063920949)

SHARE
EC
Amazon
logo