将 〔ショウ〕

将 〔ショウ〕

特殊な格闘能力を持つ主人公が、人類の滅亡を企む組織とそれを阻止しようとする集団の抗争に巻き込まれるバトルアクション漫画。「週刊少年マガジン」1992年第1・2号から1992年第35・36合併号に連載された。

正式名称
将 〔ショウ〕
ふりがな
しょう
作者
ジャンル
バトル
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概要・あらすじ

朝霧高校に通う尾崎将は、普通の高校生活を過ごしていた。しかし、転校生の結城が暴力で学校を支配し始めてから、友人が負傷し、知り合った女子も拉致される。将は、人類の滅亡を企む組織とそれを阻止しようとする集団の抗争に巻き込まれていくなかで、自らの持つ不思議な能力に目覚めるのだった。

登場人物・キャラクター

尾崎 将 (おざき しょう)

朝霧高校に通う男子高校生。凛々しい顔立ちの二枚目で身長も高く、胆もすわった硬派な男。自然のエネルギーを自分の気(パワー)に変える強力な能力を持っているが、まだ自覚はなく、能力は未覚醒。それでも空手をやっていた頃に、自分の強大な力には気づき、人を傷つけないように拳を封印している。空手はやめ、現在はバイクに夢中。夢はバイクのロードレースに出場すること。 愛車は赤のバンディット。

片桐 志織 (かたぎり しおり)

朝霧高校に通う女子高校生で、金髪の美人。女子剣道部のエースにして、全国大会で準優勝した実力を誇る。自らも不思議な能力の持ち主で、同じ学校に通う尾崎将が持っている能力に気づく。暴力団「○誠会」に拉致され、危ないところを救ってくれた将に恋心を抱くようになる。

小野田 康夫 (おのだ やすお)

朝霧高校に通う男子高校生で、尾崎将のクラスメイト。超常現象研究同好会に所属し、パッとしない外見をしている。男らしい将にあこがれのような気持ちを抱き、親しくなりたいと思っている。物語冒頭から狂言回し的な存在のキャラクターとして登場したが、途中からほとんど出番がなくなった。

響々木 潤 (ひびき うるみ)

朝霧高校に通う女子高校生。片桐志織の友人。オカッパ頭にメガネという地味な風貌だが、瞳の大きな可愛らしい顔立ち。家は響々木私設軍隊を持ち、能力を使って人類の滅亡を企む組織と敵対しているが、響々木潤は特殊な能力を持たない。

東 秀樹 (ひがし ひでき)

朝霧高校に通う男子高校生で、尾崎将の友人。将と長い間、同じ道場で空手を学んでいた。学校に乗り込んできた不良8人を1人で撃退した武勇伝の持ち主。結城とのタイマン勝負で負傷する。

結城 (ゆうき)

朝霧高校に転校して来た不良男子高校生。人類の滅亡を企む組織の一員で、能力者である片桐志織を調査する命令を受けている。結城自身も能力者で、高い格闘能力を持ち、校内の不良を制圧して手下としてまとめあげる。1999年に神の意志によって人類は滅亡し、自分たち選ばれた人間だけが生き残り、人類滅亡後の大地に理想社会(ユートピア)を築くという組織の考えを妄信している。

片桐 蘭 (かたぎり らん)

片桐志織の兄で、響々木私設軍隊の一員。長めの金髪を後ろでしばっている。妹と同じく能力者で、その人が出す波動(ウェーブ)で能力者かどうかを感じることができる。結城に自分たちとは違う波動を感じ、敵だと見抜いた。死神と呼ばれるほどの戦闘能力の持ち主で、木刀で真剣すら切り裂く。普段は物静かだが、妹がさらわれた際は暴力団「○誠会」の組員たちを血祭にあげた。

九鬼 源一郎 (くき げんいちろう)

人類の滅亡を企むグループと敵対する響々木私設軍隊の参謀。角刈りで太い眉毛、眉間にあるホクロが特徴。参謀として部隊に指示を出す。

南条 五郎 (なんじょう ごろう)

朝霧高校に転校して来た男子高校生。響々木私設軍隊の一員で、響々木潤や片桐志織の知り合い。能力の使い手で、ボクシングスタイルで戦う。敵に拉致された志織を救うために乗り込んだ箱根での戦いで修羅丸と戦う。

尾崎 理恵子 (おざき りえこ)

尾崎将の妹で、中学生。黒髪のボブヘアーで、瞳の大きな美人。地球の未来にやや悲観的で、結婚しても赤ちゃんなんか産まない、とやや冷めた感情を持つ。兄のことは「おにーちゃん」と呼び、兄妹仲はいい。

石田 勇二 (いしだ ゆうじ)

響々木私設軍隊の一員で、攻撃隊の隊長。能力は持たないが、学生の頃から空手をやっており、現在は四段。片桐志織が敵組織に拉致された際は、命に代えても取り戻すと、箱根へ乗り込んだ。

仙人(老人) (せんにん)

「仙人」のコードネームで呼ばれる敵組織のエージェント。対能力者専門の刺客として、海外から召集された、背の小さな老人。猿のように身軽で、攻撃を当てることもままならない。相棒である五月の肩の上にいることが多い。スケベで、さらわれて来た片桐志織を自分のものにしようと考えている。

五月 (さつき)

「仙人」のコードネームで呼ばれる敵組織のエージェント。2メートル近い身長に筋骨隆々の身体を持つ男性。同じく「仙人」と呼ばれる小柄な老人と一緒に行動する。運動靴にビキニの黒パンツのみを着用し、その上にコートを着ている。片霧蘭ですらまったく歯が立たないほど強い。

修羅丸 (しゅらまる)

敵組織の一員で、十文字流四天王の1人。太い眉毛とたれ目が特徴で、修行僧のような恰好をしている。強い相手と戦うのが好きで、箱根に乗り込んで来た南条五郎に一対一の勝負を申し出る。不敗の殺人技、十文字流古武道の使い手。

夜叉丸 (やしゃまる)

敵組織の一員で、修羅丸とは幼い頃から兄弟同然で育ってきた青年。敵討ちのため、修羅丸を倒した尾崎将のいる高校へ学ラン姿で乗り込んで来た。高校の屋上で対戦した際は、修行僧のような出で立ちで現れ、衝撃波を使って戦う。

小夜子 (さよこ)

夜叉丸とともに修羅丸の敵討ちのために朝霧高校にセーラー服姿で乗り込んで来た刺客。校門で片桐志織とタイマン勝負を繰り広げる。志織に、年のわりに顔がケバいと指摘されたとおり、ケバめのキツい顔立ち。高校の屋上で対戦した際は、皮ジャンにレオタードという派手な衣装で登場した。

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