ドクロ坊主

ドクロ坊主

イタズラ好きの少年ドクロが、さまざまな人をイタズラで引っ掛ける漫画。1話ごとに複数のイタズラが連続して描かれる。イタズラの相手は、ほぼ無差別で、知人から通りすがりの人間までが犠牲者となる。

正式名称
ドクロ坊主
ふりがな
どくろぼうず
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

主人公のドクロは、先祖代々、世のため人のためにイラズラを続けてきた死神家の息子。今日も、両親の教えと、自分のイタズラ心の赴くまま、手当たり次第にイタズラを繰り返すのだった。

登場人物・キャラクター

ドクロ

つるつる頭にドクロマークのシャツがトレードマークの小学生で、誰彼構わずイタズラを仕掛ける毎日を送っている。勉強は苦手だが、イタズラのアイデアだけは尽きることなく浮かんでくるらしい。イタズラのためなら、前後の見境いを無くすこともあり、自分まで酷い目に会ったり、イタズラ自体に失敗することも多い。

ピコ

『ドクロ坊主』に登場する小さな蛇。ドクロのペットで、なぜか蛇なのに頭から毛が伸びている。それなりに飼い主に懐いているようだが、基本的にはただドクロに着いて来るだけで、イタズラに協力したりすることは少ない。初期にはレギュラーキャラクターだったが、次第に登場することが無くなっていった。

パパ

ドクロ寺の住職を務めるドクロの父親。家訓に従って、息子のドクロにイタズラ者としての教育を施している。本人も僧侶でありながら、他人の不幸が大好きという困った性格だが、不思議と家族の仲は良いようである。

ママ

ドクロの母親で、父親と共にドクロが良い子にならないよう厳しく育てている。本人もイタズラ好きで、他の主婦などにイタズラを仕掛けることもある。やや険のあるある目つきだが、なかなかの美人でスタイルもいい。

お岩 (おいわ)

ドクロの親戚で、分厚い唇に潰れた鼻の女性。ふたりの子供を持つ親でママとは仲がよく、子供と一緒に死神家に遊びに来る。

サユリ

お岩の娘で、ドクロの天敵のような少女。まだ幼いが、過激なイタズラでドクロをキリキリ舞いさせる。

ゴン太 (ごんた)

お岩の息子で、サユリの弟。まだおしゃぶりを咥えている赤ん坊だが、サユリと同様にドクロの天敵で、赤ん坊の立場を利用したイタズラでドクロを悩ませる。

金田一 正也 (きんだいち まさや)

学修院からドクロの通う小学校に転入してきた少年。眉目秀麗、頭脳明晰でたちまち女子生徒の人気の的となった。しかもドクロのイタズラを簡単に見破り、さらに酷いイタズラで反撃するといった機転まで備えていた。

土字 健太 (どじ けんた)

ドクロのクラス担任を務める男性教師。ちょっと頼りない面もあるが、常識的な大人であり、いい先生である。学校ではドクロのいたずらに頭を悩ましながら毎日を過ごしているが、プライベートでは百合恵という美人の恋人がいる。

星 完鉄 (ほし かんてつ)

ドクロが通う小学校の男性教師。カッパのような頭にゲジゲジ眉、顔の半分を覆うほどのタラコ唇という人間離れした容姿を持つ。大変なスパルタ教師で、できの悪い生徒にサディステックな罰を与えることを楽しむ。

岡田 ノリオ (おかだ のりお)

ドクロのクラスメイトの男の子。他の者と同じくドクロのイタズラには迷惑しているが、時にはイタズラに協力して騒ぎを大きくすることもある。

場所

死神家 (しにがみけ)

『ドクロ坊主』の主人公であるドクロの生家。先祖代々イタズラばかりやってきたという由緒ある家で、「食事の際には姿勢を崩す」「食べ物の好き嫌いは激しいほど良い」「学校では勉強をさぼることが大事」といった独特の教育方針で息子を育てている。家の仏間には代々のご先祖様たちの遺影が飾られているが、その全員が悪人顔である。

ドクロ寺 (どくろでら)

『ドクロ坊主』に登場する寺院。ドクロの父である死神鬼吉が住職を務める。かなりの歴史があるらしく、敷地内のお墓の数も多いのだが、住職の趣味なのか修繕費がもったいないのか、いたるところに痛みが目立つボロ寺となっている。

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