愛しのチィパッパ

愛しのチィパッパ

いまだに父離れができないことから「チィパッパ」とあだ名される新人OL・中原里子が、恋や仕事に勤しみ、成長していくさまを描いた作品。

正式名称
愛しのチィパッパ
ふりがな
いとしのちぃぱっぱ
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

短大を卒業し、晴れて新社会人となった中原里子。新しい生活に胸躍らせる里子だが、父・中原修三は娘が心配でならない。里子もまた、厳しくも優しい父が大好きで、同僚からは「チィパッパ」とあだ名されてしまうほど。そんな里子も、さまざまな人たちとの出会いや、恋を経験し、やがて一人の自立した女性へと成長していくのであった。

登場人物・キャラクター

中原 里子

物語開始時点では20歳。心優しく、気立てのいい女性。短大を卒業し、父・中原修三の口利きで光洋電機に就職、総務部に所属する。父と一緒に通勤し、昼食を共にするなど、父離れができていないところがあり、同僚たちからは「チィチィパッパ」の「パッパ」と「パパ」をかけて「チィパッパ」とあだ名されていた。 後に、光洋電機を退職して旅行雑誌を発刊する弱小出版社「じゃあにい社」に転職。そこでカメラマンの速水淳と出会い結婚、娘・日奈をもうける。

中原 修三

中原里子の父。物語開始時点では48歳。丸菱商事に勤めるサラリーマン。役職は部長。優しくも頑固で厳しい性格。娘・中原里子のことを溺愛しており、新社会人となった彼女のことが気がかりになっている。恋愛や仕事のことで、里子と価値観が合わず衝突することも多々あるものの、最終的には彼女の意見を尊重し見守っている。

中原 紀代子

中原里子の母。物語開始時点では45歳。専業主婦。厳しい父・中原修三とは違い、里子のやることに口を出さず、彼女のよき理解者となっている。

中原 健太郎

中原里子の弟。明るく元気な性格で、中原家のムードメーカー。居候の倉田水平によく懐いている。

宗方部長

中原里子の上司。里子の父・中原修三とは学生時代からの友人。会社での里子の様子を、よく修三に伝えている。

村岡 円子

光洋電機の総務部に勤めており、中原里子とは同期。おしゃべりなお調子者で、社内のゴシップに目ざとい。関西出身のため、普段は関西弁で喋っている。

井上 由紀

光洋電機の総務部に勤めており、中原里子とは同期。村岡円子、里子と仲が良く、よく三人で会社帰りに飲みにいったりしている。うぶな里子とは対照的に、恋多き女性。

倉田 水平

初登場時は28歳。カメラマンを志し、定職に就かず世界中を回っている。中原修三の恩師の息子で、1ヶ月の約束で中原家に居候することになった。図々しい性格で、中原家にやって来たばかりのころは中原里子に煙たがられていた。後にカメラマンとして芽が出始め、独立する。

姫田 研三

中原里子が働く光洋電機の同じビルの3Fに設計事務所を構えるデザイナー。ハンサムなナイスミドルで、プレイボーイとして知られている。結婚をしているが、妻と子供とは別居中。里子と偶然出会い、恋仲になっていく。

田村

出版社「じゃあにい社」に勤める編集者。旅雑誌「じゃあにい」の編集長。愛称は「タンさん」。中原里子の上司。面接を受けに来た里子の前で水虫の薬を塗るなど、デリカシーに欠けるように見えるが、実は細やかな気配りができる人物。

野村 幸子

出版社「じゃあにい社」に勤めるカメラマン。中原里子の先輩にあたる。里子と仲良くなり、ともに遊びに出かけたりしている。一度、堕胎手術を受けたことがある。

平山 天兵

出版社「じゃあにい社」に勤める編集者。大学を中退して入社した。年齢は中原里子の一つ下。明るく能天気な性格で、よく誤字脱字をタンさんに怒られている。

前田 映子

出版社「じゃあにい社」に勤める編集者。中原里子の先輩にあたる。経験豊富なベテラン。娘が中学に進学してから、夫との仲が悪くなっている。

社長

出版社「じゃあにい社」の社長。常に慌てており、口ぐせは「倒産だ!」。

速水 淳

世界中を旅して回る、新進気鋭のカメラマン。京都出身で、レイという名の妹がいる。旅雑誌「じゃあにい」の仕事で中原里子と出会った。里子とは互いに惹かれあい、やがて結婚することになる。

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