忠牛ばっふぁ郎

忠牛ばっふぁ郎

規格外のペット、アメリカバッファローが巻き起こすドタバタギャグ漫画。

正式名称
忠牛ばっふぁ郎
ふりがな
ちゅうぎゅうばっふぁろう
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
動物・ペット
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概要・あらすじ

ごく普通の中学生・徳川範玉の父が一年間のアメリカ出張から連れ帰ったのは野生のバッファローだった。徳川家でペットとして飼われることになった、人懐こいが巨大な忠牛・ばっふぁ郎が巻き起こす騒動を描いたドタバタギャグ漫画。基本的には一話完結形式だが、終盤は、最強を名乗る空手家や恐竜との格闘が数話にわたって描かれた。

小林よしのりがアメリカ西海岸の動物園を訪れ、バッファローを初めて見たことが本作の創作のきっかけになった。あまりにもでかい顔とシュールな存在感、神秘とパワーあふれるバッファローに惹かれたのだという。

登場人物・キャラクター

ばっふぁ郎 (ばっふぁろう)

徳川範玉の父・洋三がアメリカ出張から連れ帰ったアメリカバッファロー。洋三に教えられ、人間の言葉を話せるようになる。その巨顔、でかい図体のわりには臆病だが、野生の牛なので本気になるとものすごく強い。ご主人様に可愛がられるペットになろうと、いじらしい努力をするが、その見た目とのギャップから不気味がられることが多い。 語尾に「~モ」とつけるのが特徴。

徳川 範玉 (とくがわ のりたま)

ごく普通の中学生。父の洋三がアメリカ出張から連れ帰った野牛・ばっふぁ郎の世話をすることになる。可愛げはあるものの、巨大な図体と規格外の言動をするばっふぁ郎に振り回される。同級生の羽毛舞桃のことが好きで、ばっふぁ郎に惹かれる舞桃にヤキモキする。

徳川 洋三 (とくがわ ようぞう)

徳川範玉の父。一年間のアメリカ出張からばっふぁ郎を連れ帰ってきた人物。病気で倒れていたばっふぁ郎を介抱したことから情が移ったという。ばっふぁ郎が可愛くて仕方がないらしく、とことん甘やかす。

徳川 通子 (とくがわ みちこ)

徳川範玉の母。ばっふぁ郎をペットとして飼うという夫・洋三の言葉に戸惑う。ばっふぁ郎と2人きりでの留守番では恐れを抱くも、最終的には、その眼力で、ばっふぁ郎を逆に怯えさせた。

羽毛 舞桃 (うもう ぶもも)

徳川範玉の隣のクラスの美少女。範玉に好意を寄せられている。個性的で逞しいばっふぁ郎のことが好きな、ちょっと変わった女の子。プロレスが大好き。ばっふぁ郎がチラノザウルスを退けて最強アニマルになった際は、その思いが一気に加速し、ばっふぁ郎と渡米して結婚すると言い出す。

土佐王 (とさおう)

土佐犬。今川家で飼われている闘犬の横綱。ばっふぁ郎、ワニのピコちゃんとともに、町内で不気味がられているペットの一匹。ばっふぁ郎との初対面では睨み勝つが、ばっふぁ郎のあまりの怯えように、逆に恐れをなす。人間の言葉は話せないが、かっこ内の翻訳文は土佐弁になっている。

ピコちゃん

武家に飼われているオカマのワニ。メガネをかけた太ったマダムが飼い主。ばっふぁ郎、土佐王とともに町内で不気味がられているペットの一匹。人間の言葉は話せないが、かっこ内の翻訳文はオネエ言葉になっている。

阿留間 次郎 (あるま じろう)

暴力団の関東阿留間組本家に飼われるペットのアルマジロ。子どもたちにいじめられているところを、ばっふぁ郎に助けられ、子分になる。小心者ですぐ丸まるが、自分が有利になると居丈高に振る舞う。語尾に「~でございまじろ」とつけるのが口癖。

カモノ

老人に飼われているカモノハシ。他人のいうことには「そうカモノー」と反応。自分では物事を決められない優柔不断な性格。語尾に「~カモノー」とつけるのが口癖。

豪山 朝立 (ごうやま あさだつ)

膝蹴り一発でクマを倒す空手家。史上最強を自負しており、ばっふぁ郎に挑戦状を叩きつける。軟流島でばっふぁ郎と対戦するが敗退。史上最強を証明することはできなかった。

チラノ

チラノザウルス。アフリカのホラーナ洞窟で、相良コンツェルンの科学者チームの手により、卵からかえる。飼い主の相良会長にけしかけられ、ばっふぁ郎と最強の座をかけて戦う。腹が減ると、飼い主さえもただの肉にしか見えない凶暴な性格。

相良会長 (さがらかいちょう)

相良コンツェルンの会長。チラノザウルスのチラノの飼い主。2本足でたち、言葉を喋りながらも野牛としてのパワーを失っていないばっふぁ郎を危険だと主張。チラノにばっふぁ郎を食い殺させようとする。

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