砲神エグザクソン

砲神エグザクソン

宇宙人の侵略に対し、祖父から託された巨大ロボット・「エグザクソン」で戦う定番物でありながら、政治面やメディアによる情報戦などをリアルに描いたロボットSF漫画。

正式名称
砲神エグザクソン
ふりがな
ほうじんえぐざくそん
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
関連商品
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概要・あらすじ

10年前から地球人と共存していた宇宙人ファルディアンは、突如地球の植民地化を宣言した。高校生加農砲一は祖父・砲介から巨大ロボット・エグザクソンを与えられ、異星人による支配に抵抗する。一方、地球でのリオファルド政府を統括するシェスカ中将も、エグザクソンの動力である反物質エネルギーを手に入れ、リオファルド本星に対して対抗しようと企んでいた。

各勢力の思惑が交錯する中、戦いはエスカレートしてゆく。

登場人物・キャラクター

加農 砲一 (かのう ほういち)

都立豊和高校一年A組。祖父は加農砲介。祖父である砲介の影響から「ファルディアン」を侵略者だと公言していたため、事ある毎に喧嘩をしており腕っ節は立つ。黒いガンナースーツに身を固め、エグザクソンを操縦する。ヒーローとして戦うことに快感を覚えていたが、地球人を鼓舞するため被害を黙認し、敵であるシェスカとも手を組むなど、砲介の計画に納得できない面も持つ。 リオファルド本星からの戦艦を迎撃し、地球を守りぬいた。

加農 砲介 (かのう ほうすけ)

砲一の祖父とされていたが、実は父親。ファルディアンを侵略者だと警告していたが、周囲からは変人扱いされていた。過去に偶然XXXユニットを発掘し、ユニットの技術から数多くの特許を取得して巨万の富を得た。その資金と技術を使いエグザクソンを開発し、ファルディアンの侵略に備えていた。 目的のためには民間人の被害も辞さない冷徹なリアリストであるが、砲一はじめ血族や砲介シスターズの危機には自らが先頭に立つ度量もある。

日野 茜 (ひの あかね)

都立豊和高校一年A組。メディア部所属。砲一の幼馴染で母親譲りの大阪弁を話す。特待生で授業も一部免除されている。眼鏡着用。将来は姉のように報道関係の仕事に就きたいと思っており、常にカメラを携えてスクープを狙っている。砲一には昔から好意を持っており、後に結ばれる。

水方 勇華 (みなかた いさか)

豊和高校に転校生としてやってきた。ナノマテリアルにより作られたアンドロイドで、エアバイクなどの乗り物から姿形を変えて別人に偽装することも可能。コアと呼ばれる部分さえ無事なら、破損してもナノマテリアルを補充して再生でき、一部を分身としてコントロールすることもできる。砲一のサポート用として作られ、本来なら砲介の命令を優先するはずだったが、茜との融合により砲一の命令に従うようになった。

加農 砲児 (かのう ほうじ)

砲一の父、と教えられてきたが実は異母兄。零子を砲介に取られ、体面上は夫婦を装っていた。砲介に対して重度のコンプレックスがあったようで、過去に行われたガンナースーツの実験中に砲介に襲いかかるが、車両を持ち上げて投げつけようとしたところ動力切れで圧死。

加農 零子 (かのう れいこ)

砲一の母。砲児とは見合い結婚だったが、砲介に見初められ砲一を出産。以降も籍は入ったままの関係を続けた。普段はロングヘアだが、これは護身用にナノマテリアルで髪を形成しているため。

種子島 良子 (たねがしまりょうこ)

「砲介シスターズ」のリーダー格で砲介の第一助手。幼い頃から砲介の元で暮らしている。基地内に潜入した敵からウイルス弾を撃ち込まれ、ナノマテリアルが暴走しバトルスーツによって首を切断され死亡。砲介の子を宿していたが、勇華によって首から下は蘇生させられ、無事出産した。

ファルディアン

『砲神エグザクソン』に登場する宇宙人。惑星リオファルドから10年前に来訪した異星人。地球人との違いは肌の色が灰色であること、白目部分が黒いこと、耳の形が尖っていることなど。文明レベルが上であるためか、肉体的には地球人の方が勝る。当初は友好的に技術提携や民間交流などをしていたが、秘密裏に計画していた侵略を開始し、地球を7番目の植民惑星にすると宣言した。

エグザクソン

『砲神エグザクソン』に登場するロボット。加農砲介がXXXユニットを元に作った地球側の最終兵器。反物質ジェネレータにより重力制御に必要な大電力を供給することができ、主兵装はバレル径4096ミリ(約4m)の巨大砲・エグザキャノン。右腕には46センチ機関砲、左腕には88mm6連ガトリング砲が3機搭載されている。コクピットは頭部にあり、エアバイクとなった勇華がそのままコクピットシートとなり操縦のアシストも行う。 後に大改装を受け、エグザクソンE-1としてパワーアップする。

集団・組織

砲介シスターズ (ほうすけしすたーず)

『砲神エグザクソン』に登場する、加農砲介の助手兼愛人グループの総称。各人がそれぞれハッキングやスポーツなどに秀でたエキスパート。種子島良子を筆頭に、浅霧ノリコ、セリア=べレット、スティア=後藤=バーキン、ローナ=オーベルスバッハ、稲垣 愛、浜田 文香など国籍や年齢を超えた美女が揃っている。勇華と同じナノマテリアルを用いたコピーアンドロイドがおり、二重生活を行いつつ日常を偽装している。 彼女たちは「二式」「乙」「ツヴァイ」「ドゥ」など数字の「2」に関わる名前で呼ばれている。

その他キーワード

XXXユニット (らうんめいたるゆにっと)

『砲神エグザクソン』に登場する兵器。ファルディアンの惑星制圧兵器。約2000年前に地球に落下してきた物を、砲介が発掘・解析した。反物質ジェネレータを内蔵しており、リオファルドの核融合型とは桁違いの電力を生み出すことができる。リオファルド本星でも、反物質はほぼ失われたエネルギーとされており、反物質ジェネレータが作動するとXXXアラートと呼ばれる警報が発動する。

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