信長協奏曲

信長協奏曲

平成の男子高校生、サブローが戦国時代にタイムスリップ。自分とそっくりだが病弱な織田信長の身代わりとなって、歴史を変えないために天下統一を目指す。ただし、サブローは勉強嫌いで日本史の知識は皆無に近い。何度もピンチに陥りながらもノンキなくせに妙に前向きな性格と幸運に恵まれて、実際の歴史をなぞっていく姿をユーモラスに描く。

正式名称
信長協奏曲
ふりがな
のぶながこんつぇると
作者
ジャンル
戦国
レーベル
ゲッサン少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊20巻
関連商品
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概要・あらすじ

男子高生のサブローが崖から落ちてタイムスリップ。たどりついたのは戦国時代。身体が弱く織田家嫡男の重責から逃れたい織田信長と顔が瓜二つなことから身代わりとなる。優等生だった信長が、よく食べ、よく遊び、服装もだらしなく、礼儀も知らない「うつけ者」になってしまったことに家来たちは驚き呆れるが、信長(サブロー)は持ち前のノンキさと、フットワークの軽さ、そして歴史の道筋を守ろうという律儀さで、困難を乗り越えていく。

妻の帰蝶や妹のお市に愛され、従う部下と盟友も増えていき、家督を継いだ信長(サブロー)だったが席が温まる暇もなく、次々と強敵が立ちふさがる。

登場人物・キャラクター

織田 信長 (おだ のぶなが)

連載開始時は高校1年生。堅苦しいことを嫌い、退屈でだらけた日常を送っていたが、ある日、崖から転落して天文18(1549)年の尾張の国にタイムスリップしてしまう。虚弱体質の織田信長(後の明智光秀)の身代わりとして乱世を生きることになる。奔放な性格が史実の信長に通じるところがある。 織田信秀の死後、家督を継ぐ。

明智 光秀 (あけち みつひで)

織田家の嫡男。身体が弱く、安息を求めて、自分と瓜二つのサブローを身代わりに立てて姿を消す。後に覆面をして明智光秀として信長(サブロー)を補佐するため再登場する。同じ顔なので、サブローの影武者にもなる。織田家四軍団長の一人。歴史上の実在の人物、織田信長と明智光秀がモデル。

帰蝶 (きちょう)

織田信長の正妻。斉藤道三の娘。夫がサブローと入れ替わっていることに気付いていない。信長(サブロー)に惚れ込んでいる。歴史上の実在の人物、濃姫がモデル。

お市 (おいち)

織田信長の妹。兄がサブローと入れ替わっていることに気付いていない。極度のブラザーコンプレックスの持ち主。信長(サブロー)の上洛を助けるため近江の浅井長政に嫁ぐ。歴史上の実在の人物、お市の方がモデル。

織田 信秀 (おだ のぶひで)

織田信長の父。自分の子がサブローと入れ替わったことに気付かず、奔放になったことをむしろ喜ぶが、サブロー到着の二年後に死去。歴史上の実在の人物、織田信秀がモデル。

織田 信行 (おだ のぶゆき)

織田信長の弟。無能だが野心はある。信長(サブロー)暗殺を試みたり、帰蝶を誘拐して斉藤道三と信長(サブロー)の離間を謀ったりするがことごとく失敗する。さらに謀反の兵を挙げるが、これも失敗。一度は許されたものの、信長(サブロー)の病気に乗じて再度、謀反を企てるが柴田勝家に裏切られ、最期は割腹自殺を遂げる。 歴史上の実在の人物、織田信行がモデル。

織田 長益 (おだ ながます)

織田信長の弟、お市の兄。歴史上の実在の人物、織田長益がモデル。

平手 政秀 (ひらて まさひで)

織田信長の守り役。頭が固く、人間が変わってしまった信長(サブロー)についていけず悩む。織田家に仕官に来た田原伝二郎(後の豊臣秀吉)を間者と見破り、殺害されるが、名誉を守るため、その死は諌死とされる。歴史上の実在の人物、平手政秀がモデル。

池田 恒興 (いけだ つねおき)

織田信長の近習。織田信行にそそのかされて一時は信長(サブロー)を暗殺しようとするが、失敗。信長(サブロー)の天下取りの野望に共感し、以後、忠誠を誓う。歴史上の実在の人物、池田恒興がモデル。

羽柴 秀吉 (はしば ひでよし)

今川義元の忍。正体を見きった織田信長の守り役、平手政秀を殺害させる。織田家に入るために、信長(サブロー)を殺そうとした平手政秀殺害の実行犯を冷酷に殺害。仕官には失敗するが、その後、織田信長の弟織田信行をそそのかし、謀反させる。信行死後、馬の世話係として織田家に潜り込む。 今川の尾張侵攻の際、織田家籠城との矢文を放ってしまい、油断した義元が討たれる原因を作る。その後、織田家を倒すことを目標に着々と出世していく。歴史上の実在の人物、豊臣秀吉がモデル。

羽柴 秀長 (はしば ひでなが)

羽柴秀吉の弟と自称する謎の忍。歴史上の実在の人物、豊臣秀長がモデル。

柴田 勝家 (しばた かついえ)

織田信行派の武将。信長(サブロー)の足を引っ張るため松平竹千代の暗殺を試みるが失敗。その後、信長(サブロー)側に寝返り、織田信行暗殺に荷担。織田家四軍団長の一人。歴史上の実在の人物、柴田勝家がモデル。

丹羽 長秀 (にわなが ひで)

織田家四軍団長の一人。歴史上の実在の人物、丹羽長秀がモデル。

前田 利家 (まえだ としいえ)

信長(サブロー)が家督を継いだ後、仕えることになった若者。歴史上の実在の人物、前田利家がモデル。

佐々 成政 (さっさ なりまさ)

信長(サブロー)が家督を継いだ後、仕えることになった若者。歴史上の実在の人物、佐々成政がモデル。

竹中 重治 (たけなか しげはる)

斉藤竜興の家臣だったが、諫言が聞き入れられなかったことから、竜興が難攻不落と豪語する稲葉山城をたった16名で占領する。その後、城を返却し、近江にて隠棲。歴史上の実在の人物、竹中重治がモデル。

竹中 重矩 (たけなか しげのり)

竹中半兵衛の実弟。歴史上の実在の人物、竹中重矩がモデル。

堀 秀政 (ほり ひでまさ)

信長(サブロー)の側近。美男で知られる。歴史上の実在の人物、堀秀政がモデル。

細川 藤孝 (ほそかわ ふじたか)

足利義昭の家臣で明智光秀とは緊密な関係。信長(サブロー)と光秀が同じ顔の持ち主であることを知る数少ない一人。後に義昭を見限り、織田家家臣となる。歴史上の実在の人物、細川藤孝がモデル。

森 可成 (もり よしなり)

織田家家臣の猛将。森兄弟の実父。京と近江の境に位置する宇佐山城を守る。浅井・朝倉軍の進軍を阻止するために奮戦し、戦死する。歴史上の実在の人物、森可成がモデル。

森 長可 (もり ながよし)

森可成の次男にして嫡男。父の死後、家督を継ぐ。気が強い武闘派。歴史上の実在の人物、森長可がモデル。

森 蘭丸 (もり らんまる)

森可成の三男。父の死後、小姓として信長(サブロー)に仕える。現実派で細かい性格。後に信長(サブロー)と明智光秀が同じ顔であることを知ってしまう。

徳川 家康 (とくがわ いえやす)

織田家に人質になっていた松平竹千代時代、信長(サブロー)が現代から持ってきたエロ本で女体に目覚める。また信長(サブロー)が料理した鯛の天ぷらを供されて、好物となる。元服後、松平元康と名乗り、今川軍の先鋒を勤めるが、桶狭間の戦い以降、今川家から離反、信長(サブロー)と同盟を結び、徳川家康と改名する。

本多 忠勝 (ほんだ ただかつ)

徳川家康麾下の猛将。目つきが悪く、気も荒い。歴史上の実在の人物、本田忠勝がモデル。

榊原 康政 (さかきばら やすまさ)

徳川家康麾下の武将。切れやすい本多忠勝を抑えることが多い。沈着冷静な性格。歴史上の実在の人物、榊原康政がモデル。

松永 久秀 (まつなが ひさひで)

平成からタイムスリップしたヤクザ。唐獅子牡丹の刺青を背負っている。第13代将軍足利義昭を殺し、後に信長(サブロー)に降伏するが謀反を起こす。

斉藤 道三 (さいとう どうさん)

美濃の国を治める戦国大名。信長(サブロー)の正妻、帰蝶の父。実は30年前、平成6年の日本からタイムスリップしてきた制服警官で、制服一式を信長(サブロー)に託す。実子斉藤義竜との戦いに敗れ、拳銃を信長(サブロー)に遺す。

斉藤 義竜 (さいとうよしたつ)

斉藤道三の長男。嫡子でありながら、信長(サブロー)を特別視する父に反発。ついには挙兵して父を倒す。その後、病死。歴史上の実在の人物、斉藤義竜がモデル。

斉藤 竜興 (さいとう たつおき)

斉藤義竜の息子で美濃を治める。歴史上の実在の人物、斉藤竜興がモデル。

本多 忠真 (ほんだ ただざね)

徳川家康麾下の武将。本多忠勝の叔父。武田信玄との三方ヶ原の戦いで戦死する。歴史上の実在の人物、本田忠真がモデル。

足利 義輝 (あしかが よしてる)

室町幕府第13代将軍。突然、上洛してきた信長(サブロー)に面会を許し、太刀を与える。後、松永久秀の軍勢に襲われて戦死。歴史上の実在の人物、足利義輝がモデル。

足利 義昭 (ありかが よしあき)

足利義輝の実弟。室町幕府第15代将軍。信長(サブロー)の力で将軍となるが、お飾りでしかないことに気付き、反信長(サブロー)包囲網を形作る。歴史上の実在の人物、足利義昭がモデル。

浅井 長政 (あさい ながまさ)

近江浅井家の当主。織田信長(明智光秀)の妹、お市の夫。妻を愛しているが、妻は信長(サブロー)を理想の男として慕っていて、ほろ苦い想いを噛みしめている。信長(サブロー)の2度目の浅井攻略で敗北し、自刃する。歴史上の実在の人物、浅井長政がモデル。

浅井 久政 (あさい ひさま)

近江浅井家の先代。浅井長政の実父。長政に家督を譲って隠居している。信長(サブロー)に敗北し、家臣とともに自刃した。歴史上の実在の人物、浅井久政がモデル。

ゆき

上杉謙信に仕える女忍。織田家に潜入している。信長(サブロー)が現代が持ってきた「日本史」の教科書を盗み出す。

うの

上杉謙信に仕える忍。ゆきの姉ということになっているが血はつながっておらず、孤児だったゆきを拾って育てた。ゆきを溺愛している。信長(サブロー)に心を奪われるゆきに信長(サブロー)暗殺を指令する。暗殺に失敗したゆきを解放してやる。

とき丸 (ときまる)

上杉謙信の忍。おゆきに信長(サブロー)暗殺の指令を伝える。おゆきに惚れている。

織田 信広 (おだ のぶひろ)

織田信長の腹違いの兄。今川・松平との戦に負け、捕虜となり、人質の松平竹千代(後の徳川家康)と交換で織田家に戻される。歴史上の実在の人物、織田信広がモデル。

織田 信包 (おだ のぶかね)

信長(サブロー)が岐阜に移ってから清洲城の城主となる。歴史上の実在の人物、織田信包がモデル。

土田御前

織田信長と織田信行の生母。歴史上の実在の人物、土田御前がモデル。

森 坊丸 (もり ぼうまる)

森可成の四男。父の死後、小姓として信長(サブロー)に仕える。現実派で細かい性格。後に信長(サブロー)と明智光秀が同じ顔であることを知ってしまう。歴史上の実在の人物、森坊丸がモデル。

森 力丸 (もり りきまる)

森可成の五男。父の死後、小姓として信長(サブロー)に仕える。現実派で細かい性格。後に信長(サブロー)と明智光秀が同じ顔であることを知ってしまう。

茶々 (ちゃちゃ)

お市と浅井長政の長女。歴史上の実在の人物、茶々(淀殿)がモデル。

(はつ)

お市と浅井長政の次女。歴史上の実在の人物、初(常高院)がモデル。

(ごう)

お市と浅井長政の三女。歴史上の実在の人物、初(崇源院)がモデル。

蜂須賀 小六 (はちすか ころく)

美濃の土豪。羽柴秀吉に雇われて美濃との国境に一夜城を建築。部下共々秀吉配下として織田家に仕える。歴史上の実在の人物、蜂須賀正勝がモデル。

梁田 政綱 (やなだ まさつな)

桶狭間の戦いで、信長(サブロー)の命を受けて、情報収集にあたった農民たちのリーダー。功績を高く評価され、名字と領地を賜る。歴史上の実在の人物、梁田政綱がモデル。

服部 春安 (はっとり はるやす)

織田家武将。桶狭間の戦いで今川義元に一番槍をつける。歴史上の実在の人物、服部一忠がモデル。

毛利 良勝 (もうり よしかつ)

織田家武将。桶狭間の戦いで今川義元の首級を挙げる。歴史上の実在の人物、毛利良勝がモデル。

弥助 (やすけ)

平成からタイムスリップしてきた5年連続ホームラン王のプロ野球選手。鬼として恐れられ、前田利家、井桁森長可らに捕らえれる。信長(サブロー)のボディガードとして雇われる。泣き虫。歴史上の実在の人物、弥助がモデル。

夏目 吉信 (なつめ よしのぶ)

徳川家康麾下の武将。武田信玄との三方ヶ原の戦いで、家康の身代わりとなって敵を引きつけ戦死する。歴史上の実在の人物、夏目吉信がモデル。

酒井 忠次 (さかい ただつぐ)

徳川家康麾下の武将。長篠の戦いでは武田軍背後の拠点鳶ヶ巣山城を急襲、陥落させ、味方の長篠城を包囲する武田軍を打ち破り、武田軍本隊の背後に回る。歴史上の実在の人物、酒井忠次がモデル。

今川 義元 (いまがわ よしもと)

桶狭間の戦いで信長(サブロー)に討たれる。歴史上の実在の人物、今川義元がモデル。

今川 氏真 (いまがわ うじざね)

今川義元の嫡男。義元死後、流浪の身となり、徳川家に身を寄せている。

武田 信玄 (たけだ しんげん)

甲斐の戦国大名。信長(サブロー)討伐のため最強の騎馬軍団を率いて西上。三方ヶ原で徳川軍を撃破。しかし、信長(サブロー)を倒す前に病没する。

上杉 謙信 (うえすぎ けんしん)

武田信玄と鎬を削る越後の戦国大名。歴史上の実在の人物、上杉謙信がモデル。

沢玄 (たくげん)

織田信長の幼い頃から師。明智光秀となった元信長と現信長(サブロー)を引き合わせる。

ルイス・フロイス

ポルトガルから来日したキリスト教宣教師。歴史上の実在の人物、ルイス・フロイスがモデル。

武田 勝頼 (たけだ かつより)

武田信玄の嫡男。信長(サブロー)討伐の軍を興し、攻め込むが、鉄砲三千挺を用いた信長(サブロー)の戦術に壊滅的打撃を受け、敗走。歴史上の実在の人物、武田勝頼がモデル。

遠藤 直経 (えんどう なおつね)

浅井家重臣中の重臣で浅井長政の守役。信長(サブロー)の浅井攻めで戦況が不利になり、信長(サブロー)の本陣に味方のふりをし、自分の家臣三田村左衛門の首を自分の首と偽って侵入、信長(サブロー)に肉薄するが竹中重矩に討ち取られる。歴史上の実在の人物、遠藤直経がモデル。

磯野 員昌 (いその かずまさ)

浅井家重臣。信長(サブロー)の浅井攻めでは佐和山城を守るが、完全包囲された後、降伏する。歴史上の実在の人物、磯野員昌がモデル。

阿閉 定征 (あつじ さだゆき)

浅井家家臣。近江山本山城の城主。信長(サブロー)の二度目の浅井攻略直前に寝返る。歴史上の実在の人物、阿閉定征がモデル。

朽木 元綱 (くつき もとつな)

朽木谷の領主。金ヶ崎から脱出した信長(サブロー)を待ち受け、討ち取ろうするが、松永久秀の説得と、信長(サブロー)が娘を救ってくれたを知り、これを見逃す。歴史上の実在の人物、朽木元綱がモデル。

朝倉 義景 (あさくら よしかげ)

越前朝倉家当主。信長(サブロー)の二度目の浅井攻略に対抗し自ら援軍を率いて参戦するが、いち早く退却。追撃を受け、本拠地一乗谷を滅ぼされ、さらに逃亡するが、従兄弟で重臣の朝倉景鏡に裏切られ、自刃する。

朝倉 景健 (あさくら かげたけ)

織田に攻めら守勢となった浅井への援軍の総大将。歴史上の実在の人物、朝倉景健がモデル。

朝倉 景鏡 (あさくら かげあき)

朝倉義景の従兄弟で重臣だったが、敗走し、潜伏する義景を裏切り、切腹させる。歴史上の実在の人物、朝倉景鏡がモデル。

場所

尾張 (おわり)

『信長協奏曲』の主人公、信長(サブロー)の出身地。現在の愛知県西部。

美濃 (みの)

『信長協奏曲』の時代、斉藤道三が支配した現在の岐阜県南部地域。斉藤家滅亡後、信長(サブロー)の支配下に置かれる。

桶狭間 (おけはざま)

『信長協奏曲』の主人公信長(サブロー)が、永禄3年5月19日(1560年6月12日)、侵攻してきた今川義元に奇襲をかけ、討ち取った場所。今川軍本陣が田楽狭間にあったという説から「田楽狭間の戦い」とも呼ばれる。現在の愛知県名古屋市緑区と愛知県豊明市にまたがる地域。

近江 (おうみ)

『信長協奏曲』の時代、浅井家支配した現在の滋賀県。浅井家滅亡後は織田家の支配下に置かれる。

三河 (みかわ)

『信長協奏曲』の時代、徳川家康が支配する愛知県東部地域。

越前 (えちぜん)

『信長協奏曲』の時代、朝倉家が支配した現在の福井県嶺北地方。

越後 (えちご)

『信長協奏曲』の時代、上杉家が支配した現在の新潟県地域。

甲斐 (かい)

『信長協奏曲』の時代、武田家が支配した現在の山梨県地域。

三方ヶ原 (みかたがはら)

『信長協奏曲』に登場する激戦地。現在の静岡県浜松市北区三方原町のあたり。元亀3年12月22日(1573年1月25日)、西上する武田軍と徳川軍が激突。徳川軍が大敗を喫した。

長篠 (ながしの)

『信長協奏曲』に登場する激戦地。長篠城(現在の愛知県新城市長篠)を巡って、天正3年5月21日(1575年6月29日)、織田・徳川連合軍と武田軍が激突。馬防柵で、当時最強と呼ばれた武田騎馬軍団の突撃を食い止め、鉄砲3,000挺で撃ちかける信長(サブロー)の新戦術により武田軍は壊滅的打撃を受ける。 この大敗によって武田家は大きく衰退する。

本能寺 (ほんのうじ)

『信長協奏曲』に登場する法華宗本門流総本山。信長(サブロー)が上洛中の宿泊に利用していた。現在は、京都市中京区寺町御池下ルに移転している。信長(サブロー)となったサブローも本能寺が信長(サブロー)が殺される場所であること程度の知識はあるが、不勉強だったせいで「犯人」が明智光秀であること憶えていない。 漠然と「あ」から始まる名前の、あいださんに殺されると思い込んでいる。

延暦寺 (ひえいざん)

『信長協奏曲』の時代に大きな政治力、戦力を有していた、比叡山の真言宗総本山。元亀2年9月12日(1571年9月30日)、信長(サブロー)によって包囲焼き討ちされ壊滅する。13年後、豊臣秀吉の時代になってようやく山門の復興が許される。

書誌情報

信長協奏曲 20巻 小学館〈ゲッサン少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2009-11-12発行、 978-4091221001)

第2巻

(2010-03-12発行、 978-4091222251)

第3巻

(2010-08-12発行、 978-4091225474)

第4巻

(2011-02-10発行、 978-4091227379)

第5巻

(2011-08-12発行、 978-4091231284)

第6巻

(2012-02-10発行、 978-4091234780)

第7巻

(2012-08-10発行、 978-4091237569)

第8巻

(2013-02-12発行、 978-4091241177)

第9巻

(2013-08-12発行、 978-4091243942)

第10巻

(2014-05-12発行、 978-4091245946)

第11巻

(2014-09-12発行、 978-4091251893)

第12巻

(2015-04-10発行、 978-4091260284)

第13巻

(2016-01-12発行、 978-4091270047)

第14巻

(2016-09-12発行、 978-4091273888)

第15巻

(2017-04-12発行、 978-4091275967)

第16巻

(2017-11-10発行、 978-4091280121)

第17巻

(2018-06-12発行、 978-4091283085)

第18巻

(2019-02-12発行、 978-4091288592)

第19巻

(2019-12-12発行、 978-4091294630)

第20巻

(2020-09-11発行、 978-4091295255)

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