蒼空 ~ずっと愛して~

蒼空 ~ずっと愛して~

将来への不安に揺れ動きながら必死にもがく22歳のカップルの物語。お金や愛など、現実の不安を抱えながら生きる2人の葛藤を描いたラブストーリー。「週刊漫画サンデー」2008年4月29日号から9月16日号にかけて隔週で掲載された作品。原作は倉科遼。セクシー女優の蒼井そらが初めて原案を手掛けた作品で、本人主演で城定秀夫監督の手により映画化もされている。

正式名称
蒼空 ~ずっと愛して~
ふりがな
あおぞら ずっとあいして
原作者
倉科 遼
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

桃井栞は中学時代からの恋人である山岸哲についていく形で福岡での生活を始めた。しかし現実は甘くなく、無職でパチンコ三昧の哲を支えるために忙しく働く日々を送っていた。将来の不安を哲にぶつける栞だったが、彼に抱かれるとつい許してしまう。そんなことを繰り返していたある日、哲が引き起こしたトラブルにより、2人の絆が試されることとなる。

登場人物・キャラクター

桃井 栞 (ももい しおり)

面倒見のいい性格のあどけなさが残る巨乳の美人。年齢は22歳。初恋の相手であり初体験も捧げた、中学から付き合っている恋人の山岸哲についていく形で、福岡にやって来て同棲している。無職でパチンコに金をつぎ込む哲を支えるため、給与の高いパチンコ店と掛け持ちで週に何度かのスナック勤めをしている。同僚にとがめられながらも、哲との結婚を夢見て生きている。

山岸 哲 (やまぎし てつ)

桃井栞の恋人で、「一発当ててやる」が口癖のお調子者。年齢は22歳。中学では野球部に所属していたが退部して暴走族に入っていた。更生して高校卒業後、地元の食品会社に就職。しかし消費期限偽装の不正を行う会社が許せず揉めてクビになってしまう。地元を離れて福岡にやって来たものの就職せずに、哲を追いかけ上京して来た後輩の大野誠とともにパチンコ店に入り浸っている。 栞を大事に思う気持ちはあるが、現実はパチンコの軍資金をせびり、栞に文句を言われると、彼女を抱いてうやむやにしている。

大野 誠 (おおの まこと)

桃井栞 と山岸哲の後輩の男性。年齢は21歳。小柄で真面目なおとなしい性格。哲を兄のように慕っており、野球部と暴走族でも一緒だった。高校卒業後は哲と同じ会社へ就職したものの、哲が退社した際に同じく退社し、哲と栞を追いかけるように福岡にやって来た。哲とともにパチンコ漬けの毎日を送っているが、手堅い台でコツコツと打つスタイルのため、哲にはいつもバカにされている。 哲とは野球部時代にライトポジションを争ったことから、仲間うちで「ライト兄弟」というコンビ名を名乗り、遊び半分で漫才をすることもある。栞が勤務する「スナック奈緒」でもたまに漫才を披露することがあり、常連客からは好評を得ている。

(あかね)

桃井栞が勤務するパチンコ店の同僚で、ウェイトレスとしても働いている女性。髪型は黒髪のツインテール、グラマラスなスタイルの持ち主。思ったことはズバズバ言う性格で、ちょくちょく栞のことをいじって楽しむこともある。一方でヒモのような哲のことを快く思っておらず、「あんたみたいな可愛い子がそんなに働かなくても」と栞のことをいつも心配している。

(とおる)

山岸哲や 大野誠の暴走族時代の先輩で、大柄で強引な性格の男性。現在は暴力団「産泥組」の構成員となり、マキを風俗店で働かせ、金を組に上納している。しかし不景気から管理していた店舗が次々と閉店。桃井栞に目をつけ、哲と誠も同様に利用しようと画策する。

マキ

徹の情婦で、風俗店に勤務している女性。街で徹と歩いている時に、暴走族時代の後輩である山岸哲と出会う。その後、徹に命じられて勤務する風俗店で哲を接待しようとするが、「栞が大事だから」と断られる。無職の哲を軽蔑しながらも、ひたむきな栞への想いについてはうらやましく思っている。

ママ

桃井栞が週に2~3回アルバイトしている「スナック奈緒」のママ。徹がスナックで栞にちょっかいをかけた時には間に入り、栞が落ち込んでいた時にはさりげなく慰めるなど栞を大事に思っている。山岸哲や大野誠が来ると常連客が盛り上がると、栞の交友関係も歓迎している。

若頭 (わかがしら)

徹が所属する暴力団「産泥組」の若頭。黒髪のオールバックで眼光の鋭い、細身の男性。若くしてヤクザの道に入った徹に期待している。上納金が足らず徹が組員に暴行されている時には、かばいながらも「吸い上げる側になれ」とプレッシャーをかける。

クレジット

原作

原案

蒼井そら

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