プロゴルファー織部金次郎

プロゴルファー織部金次郎

17年間のプロゴルファー生活でトーナメント大会を1勝もできていない、冴えない中年男性織部金次郎が周囲の人々の助けを得て、再びトーナメント大会に挑戦する姿を描く。原作武田鉄矢、作画高井研一郎。

正式名称
プロゴルファー織部金次郎
ふりがな
ぷろごるふぁーおりべきんじろう
作画
原作
ジャンル
ゴルフ
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概要・あらすじ

織部金次郎は、17年間で1勝もできていない冴えない中年プロゴルファーである。周りからゴミプロ呼ばわりされ、応援し続けてくれた妻にもとうとう愛想を尽かされ娘達を連れて出て行かれてしまった。そんな織部金次郎は新しい町で練習場でレッスンプロをすることになる。そこで再会した娘を始めとする多くの人に支えられ、再びトーナメント大会に挑む事を決意する。

登場人物・キャラクター

織部 金次郎 (おりべ きんじろう)

プロゴルファーとしてトーナメント大会に出場しているものの、17年間で1勝もできずにいる。そのせいで妻には愛想を尽かされ周りにはゴミプロ呼ばわりされたりと冴えない中年男性。妻に愛想を尽かされ、娘たちと共に出て行かれたが、その後、再会した娘をはじめ、多くの人に支えられ、再起を図る。

桜井 周 (さくらい しゅう)

スナックバーディを経営している。小遣い稼ぎに脇田ゴルフ練習場でゴルフのレッスンをしていたが実は素人。食えない人物。いい加減な指導に勝田修造を怒らせてしまうが、織部金次郎が仲裁に入り、それ以降自宅に織部金次郎を居候させるなど、何かと織部金次郎を気にかけている。 桜井桜子の兄。

桜井 桜子 (さくらい さくらこ)

桜井周の妹でOL。いきなり兄桜井周が自宅に居候させた織部金次郎を邪険にしていたが、織部金次郎が必死にゴルフを続けている様子を見て次第に心惹かれていく。織部金次郎を何とかしてトーナメント大会に出場させるために給料のほとんどを出場費などに費やした。

勝田 修造 (かつた しゅうぞう)

下町に住むヤクザの親分。短気で一度キレると日本刀を振り回すほどに手が負えなくなる。織部金次郎には幾度となく助けられ、恩義を感じている。仁義に厚い老人。

(まさ)

下町の大工。口髭にハチマキと背中に大きく政と書いている法被が基本スタイルのようきなオヤジ。よくスナックバーディに飲みに来ている。

脇田 (わきた)

脇田ゴルフ練習場を経営している社長。織部金次郎をレッスンプロとして雇った。基本的には店のことしか頭になく、織部金次郎がトーナメントなどでレッスンができなくなるといつも口を挟んでくる。

新珠 新三郎 (あらたま しんさぶろう)

スナックバーディの近くでスナックを経営しているオネエ。性格はとてもさっぱりしており、応援していた好きな男性若手歌手に振られてもすぐに立ち直り、織部金次郎の資金調達活動に専念した。織部金次郎のことを金ちゃんと呼んでいる。

勝田 将司 (かつた しょうじ)

勝田修造の孫であり、桜井桜子の恋人。チャラチャラした性格で、デートの約束が守れずに恋人の桜子が物申したげに言い寄ろうとするも、高価なアクセサリーなどを渡して去っていく。

名場巣 碇 (なばす いかり)

織部金次郎を恩人と慕っている元プロゴルファー。昔は織部金次郎とトーナメントで争った仲であり、現在はゴルフ場のレッスンプロとして働いている。小さなゴルフ場でレッスンプロをしている織部金次郎に納得ができず、自分が働いているゴルフ場に勧誘するが断られてしまう。

綾子 (あやこ)

クラブ綾を経営している。勝田修造が片思いしている相手でもある。最初は桜井周にゴルフレッスンをしてもらっていたがその必要がないくらいのなかなかの腕前。

直美 (なおみ)

名場巣碇の恋人。綾子の旧友でもある。黒髪のベリーショートヘアーと細目が特徴。

大井 栄 (おおい しげる)

大栄流通グループの会長。他にも野球好きでタイエー球団やTAIEI国土開発の会長も務めている。一般人に扮して脇田ゴルフ練習場でレッスンを受けた際、織部金次郎の野球とゴルフを通じた教え方に惚れ込み、野球のコーチを依頼した。

今泉 (いまいずみ)

大井栄の秘書。見た目は脇田にとても似ていて、大井のむちゃくちゃな計画に振り回される苦労人。

大森 さつき (おおもり さつき)

美人ゴルファ-として有名な現役プロゴルファーであり、名場巣碇の後輩。恋人の二枚目俳優と破局しかけている精神的不安からなる腰痛に悩まされ、織部金次郎の元へ連れてこられた。

太田 (おおた)

いつもペコペコ頭を下げている安サラリーマン。ゴルフ場で織部金次郎らと一緒に組み、織部金次郎がプロゴルファーと知るやいなや、師匠と慕いアドバイスをもらう。家族からはゴルフは贅沢な遊びだと非難を受けたがやめなかった。

波渡 一人 (なみわたり かずと)

河川敷ゴルフ練習場という小さなゴルフ場でプロゴルファーを目指す少年。たまたま来て練習していた織部金次郎の腕前を見て、弟子になることを決意する。はじめは弟子入りを拒否していた織部金次郎だが少年のあまりにもの熱意に結局折れてしまう。加代に恋をしている。

加代 (かよ)

河川敷ゴルフ練習場の食堂でお手伝いをしている女の子。波渡一人が想いを寄せていて、本人も彼のことを何かと気にかけている。髪を二つにくくっている。

冬木子 (ときこ)

織部金次郎の娘であり、風見子の姉。妹の面倒見がいいしっかりもののお姉ちゃん。父に似てゴルフの知識や心得はしっかりと受け継いでいる。心の内では父にはゴルフを続けてほしいと思っている。

風見子 (ふみこ)

織部金次郎の娘で冬木子の妹。いつも姉、冬木子の後を追っている。桜井桜子が父、織部金次郎にゴルフを教えてもらい上達したことを話すととても喜んだ。

大池 (おおいけ)

勝田修造の旧友。勝田がホールインワンを出したと聞いて白石を連れて会いに来た。

白石 (しらいし)

関東地区アマチュア部門で8位のゴルファー。大井に連れられ、賭けの勝負を引き受ける。織部金次郎に対して、小細工を仕掛けてミスを連発させるなど卑怯な男。

伏見 (ふみ)

織部金次郎が泊まり先で出会った売れない演歌歌手。ゴルフの練習のしすぎでうまく箸が使えない織部金次郎の食事を手伝った。お互いプロとして活動がなかなかうまくいかないことに共感した。

鮫島 四郎 (さめじま しろう)

ゴルフの試合相手をおだててべったりついて行き、その相手のラインを盗むことで知られ、巷では小判鮫の四郎と呼ばれている小賢しいおじさん。両頬にほくろがある。

リー・トリノ

ゴルフのジ・オープン全米大会の優勝者で、53歳にしてマスターズに挑み続けるスーパーゴルファー。優秀なキャディを探して日本に来た。キャディテストに来た織部金次郎の才能を見抜き、自分のキャディとして共にトーナメントに出場させた。実は日本の佐世保生まれで九州弁が話せる。

杉岡 勇太郎 (すぎおか ゆうたろう)

鮫島四郎をキャディとして率いる、リー・トリノの対戦相手。終盤追い詰められた杉岡は鮫島の卑怯な作戦を金で買った。

時枝 (ときえ)

織部金次郎の元妻。一向に優勝しない織部金次郎について行けず、娘の冬木子と風見子を連れて出て行ってしまった。織部金次郎の居候先であるスナックバーディで、桜井桜子と鉢合わせをすると彼女を織部金次郎の恋人と勘違いし、離婚届に押印させてしまう。

東郷 平九郎 (とうごう へいきゅうろう)

ゴーイースト・スポーツ会長であり、全日本プロゴルフ協会名誉会長。美富士ゴルフクラブ社長でもある。孫のゴルフに対する姿勢が気に入らず、誠意を持ってトーナメントに出場させようとした。

ハイリ

織部金次郎がトーナメントで出会った外国人ゴルファー。宿泊するところがなかった織部金次郎を教会に招いた親切な男。妹のドーナのために優勝を目指した。

天草 (あまくさ)

織部金次郎とハイリが宿泊している教会の神父。ゴルフ場の開発に教会が立ち退きを迫られているため、ゴルフを嫌っているがそれでも織部金次郎らに泊まる場所を提供した心の広い神父。

ドーナ

ハイリの妹。兄ハイリと教会の孤児のために、辛い仕事をこなしている。教会ではいつも兄がトーナメントで優勝できるように祈りを捧げている。

太田黒 (おおたぐろ)

タイエー球団に所属している野球選手。大井栄と試合の観戦に来ていた織部金次郎が、素振りを見てトップがいいからと代打の起用を進めたことで試合に勝利した。その後、織部金次郎がコーチとして来た際には熱心にアドバイスを聞いた。

吉田 (よしだ)

タイエー球団に所属する野球選手。織部金次郎にコーチとして素振りを見てもらい、アドバイスを受けた。元プロゴルファーの父親と喧嘩をしていたが織部金次郎が仲裁に入り、仲直りをした。

美浜 (みはま)

エステティックミハマというエステサロンを経営している社長。プロゴルファーの織部金次郎に惚れ込み、練習をさせようとゴルフに誘う。桜井桜子にライバル意識を持っており会うたびに彼女に突っかかっていた。

天地 総一 (てんち そういち)

昔織部金次郎が対戦した際に優勝をした老人プロゴルファー。死にそうな妻を思い、プロを辞めビルの警備員として働いている。

中島 常幸 (なかじま つねゆき)

織部金次郎のゴルフの師匠であり現役プロゴルファー。トーナメントの決勝で織部金次郎と対戦する際に、折れてしまった織部金次郎のゴルフクラブを自分のよりも優先して修理させた。実在のプロゴルファー、中島常幸がモデル。

新倉 健作 (にいくら けんさく)

シニアトーナメントに挑み続ける老人プロゴルファー。自信なくトーナメントに出場していたのところを織部金次郎が一喝し、優勝を果たした。

新倉 菊江 (にいくら きくえ)

新倉健作の妻。30年間ゴルフに打ち込む夫を支え続け、優勝した夫に駆け寄りキスをするという夢を叶えることができた。

武田 鉄矢 (たけだ てつや)

『プロゴルファー織部金次郎』の登場人物であり漫画の原作者。最終回に特別にトーナメント優勝狙いで登場した芸能人。実在のタレント、武田鉄矢がモデル。

高井 研一郎 (たかい けんいちろう)

『プロゴルファー織部金次郎』の登場人物であり漫画の作画者。最終回に登場し織部金次郎にゴルフのアドバイスをもらいながらトーナメントに出場している。実在の漫画家、高井研一郎がモデル。

場所

脇田ゴルフ練習場 (わきたごるふれんしゅうじょう)

『プロゴルファー織部金次郎』に登場するゴルフ練習場。織部金次郎がレッスンプロとして働くことになった下町の小さなゴルフ場。桜井周、勝田修造、綾子、政など下町の常連が通う。

スナックバーディ

『プロゴルファー織部金次郎』に登場するスナック。桜井周が経営しているスナック兼自宅。桜井桜子も一緒に生活しており、織部金次郎が居候している店。勝田修造、脇田、政、新珠新三郎が通いつめている。

クラブ綾 (くらぶあや)

『プロゴルファー織部金次郎』に登場するクラブ。綾子が経営しているクラブ。桜井桜子もバイトで働いている。

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