すっぴんガール

すっぴんガール

出版社の美人受付嬢でありながら人気エッセイストでもある関口その子と、プレイボーイの双子の兄英人。ハプニングだらけの2人の日常を、コメディタッチで描く。

正式名称
すっぴんガール
ふりがな
すっぴんがーる
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

白泉出版の美人受付嬢関口その子は、実は小泉桃子の名で活躍する人気エッセイスト。プレイボーイの双子の兄英人をモデルに、その恋愛事情や失敗談を面白ろ可笑しく綴っている。そんなその子に英人は毎回激怒するのだが、英人が困っているのはそれだけではなかった。なんとその子は、手に付けられないほど重度な低血圧だったのだ。

毎朝理不尽なほど悪態をつくその子と、そんな妹に説教する英人。仲が良すぎて悪すぎる2人が、お互いを超えるパートナーを探すために奔走する。

登場人物・キャラクター

関口 その子 (せきぐちそのこ)

白泉出版の美人受付嬢。24歳のお気楽な天然娘。実は小泉桃子というペンネームで雑誌にエッセイを書いているが、それを知っているのは家族と編集者の滝沢だけ。将来は有名作家になることが夢で、結婚相手は執筆活動に理解がある人と決めている。かなり低血圧で、寝起きは一人でひたすら愚痴をつぶやき、誰彼かまわず悪態をつく。 双子の兄英人とは喧嘩が絶えないが、同じベッドに潜り込むほどのブラコン。エッセイのネタに困ったら、とりあえず英人の失敗談や恥ずかしい恋愛事情を題材にしてしまうので、いつも英人に怒られている。

関口 英人 (せきぐち ひでと)

主人公関口その子の双子の兄で、24歳。美しい顔を武器に、何人もの女性を口説き落としている。毎朝その子の低血圧に振り回され、プレイボーイで性格が悪いと嫌味を言われている。その子のエッセイの題材は決まって自分であり、自らの恋愛や恥ずかしい失敗談を赤裸々に綴られてしまっている。 これが原因でいつもその子とケンカをしており、その子の興味が自分以外に向くように思いを巡らせている。

(はは)

主人公関口その子の実母。双子の兄弟その子と英人を溺愛する親バカ。2人が取っ組み合いのケンカをしていても、「子猫みたい」「子犬みたい」と呟きながらニコニコ眺めている。その子同様お気楽で天然なところがあり、英人の恋人が男であると聞かされても驚くことなく、前もって用意したプレゼントが女ものの服だったことだけを心配していた。

滝沢 (たきざわ)

主人公関口その子の憧れの人。白泉出版の編集者で、その子が人気エッセイスト小泉ももこであることを家族以外で唯一知っている人物。いつもその子を応援し、将来の相談にも乗っている頼れる存在。

島本 (しまもと)

主人公関口その子をくどいてくる人物。白泉出版で働く芸能雑誌の編集者。受付嬢のその子を毎日くどいてくる。顔はいいが、露骨に身体の関係を求めてくるのでその子からは軽蔑されている。なぜか色々な情報に通じてもいる。

横浜 五郎 (よこはま ごろう)

主人公関口その子と関係を持った人物。今売り出し中の新進作家でその子もファンの一人だった。見た目は完璧だが異常な女嫌いとしても知られている。白泉出版の受付で愛想を振りまくその子を気持ち悪がり、何かと挑発してくる。大学時代に付き合っていた彼女に騙されアダルトビデオに出演してしまった過去を持ち、それ以降女に対して冷たくなってしまった。 全て回収したと思っていたビデオをその子が知っていた事にショックを受けるが、同時にその子に慰められ恋に落ちてまう。やっと女性を信じられるようになったと思ったが、寝起きの悪いその子に朝から理不尽な仕打ちを受け幻滅。誰の事も信じられなくなりアフリカへ永住した。

森本 トオル (もりもと とおる)

主人公関口その子のお見合い相手。父親は製薬会社の重役で、本人もエリートサラリーマン。偶然訪れた白泉出版でその子に一目惚れしたとし、白泉出版の社長経由でお見合いを申し込んでくる。しかし、実は義理の妹華代への想いをふっきるために無理やり設定したお見合いだった。

森本 華代 (もりもと かよ)

トオルの妹。バーで英人がナンパしたところ、自分からホテルに誘いってくる。実は義理の兄であるトオルに切ない恋心を抱いており、その兄がお見合いするという事実にショックを受け、自暴自棄になっているところ英人を誘っただけだった。兄のお見合いの相手が偶然にもその子で、見合いの席で英人と再会。 その子とトオルのデートについていったり、なにかと邪魔をしようとする。

三崎 能成 (みさき のうせい)

英人に恋するゲイの青年。普段は爽やかな美青年だが、ゲイバーで働いている時は美しい女性の姿になる。英人に好意を抱き、一度は男と告げないまま身体の関係まで持ち込んだ。それ以降英人から避けられているが、その子の協力を得ながら、めげずにアプローチを続けている。

進藤 直也 (しんどう なおや)

主人公関口その子にお見合いを申し込んでくる人物。27歳の弁護士で、英人の大学の先輩でもある。昔から英人を溺愛するあまり、困った顔を見たさで散々イジメてきた。英人は今でもその事がトラウマであり、会う度に震えている。その子の顔を知らないにも関わらず、英人の妹というだけでお見合いを申し込んできた。

小泉桃子

主人公関口その子のペンネーム。月に2ページ雑誌にエッセイを書いており、それを集めた本も1冊出してる。ほとんどその子の双子の兄である英人がモデルになっており、恥ずかしい恋愛事情や失敗談が綴られている。

集団・組織

白泉出版 (はくせんしゅっぱん)

主人公関口その子が受付嬢として勤務する出版社。人気芸能人や有名作家が多く出入りし、個性的な人物にも会えることから、その子にとって最高のネタ収集場。

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