戦国†恋姫~乙女絢爛☆戦国絵巻~ ば~さす!

戦国†恋姫~乙女絢爛☆戦国絵巻~ ば~さす!

PCゲーム「恋姫」シリーズの一つである「戦国†恋姫~乙女絢爛戦国絵巻~」のコミカライズ作品。戦国時代にタイムスリップした新田剣丞を中心に起こる乙女達の恋や異形の者との戦いを描いている。「月刊コミック電撃大王」の2014年6月号から2015年7月号で連載された。

正式名称
戦国†恋姫~乙女絢爛☆戦国絵巻~ ば~さす!
ふりがな
せんごく こいひめ おとめけんらん せんごくえまき ばーさす
原作者
BaseSon
作画
ジャンル
和風ファンタジー
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あらすじ

剣丞、人質として越後へ(第1巻)

伯父、一刀の蔵で日本刀に触れた新田剣丞は、突然光に包まれて戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこは剣丞が知っている戦国時代とは微妙に異なっており、武将が全員女性であった。そんな世界で剣丞は美濃の国主である織田【久遠】信長と知り合い、二人は夫婦となる。ある日、剣丞は足利【一葉】義輝などを加えた剣丞隊を率いて、越前一乗谷を侵攻中にの軍勢に襲撃されて窮地に追い込まれてしまう。剣丞隊は長尾【美空】影虎に助けてもらいなんとか生きながらえるが、今度は織田家への人質として美空の国である越後まで行く事となる。

剣丞、戦を起こさないために甲斐へ(第1巻~第2巻)

新田剣丞は長尾家のお家騒動解決に協力した結果、長尾【美空】影虎の信頼を得て、さらに美空の夫となる。その直後に武田家から使者として武田典厩【夕霧】信繁が訪れる。夕霧は武田家棟梁の武田【光璃】晴信からの書状を持参しており、書状には剣丞の身柄を要求し、拒否した場合は越後を攻めると書いてあった。騒動を解決したばかりの長尾家には戦う力は残っていなかったため、剣丞は長尾家と武田家が戦争にならないように、武田家の国である甲斐へ向かう事を決める。甲斐に着いて一休みしていた剣丞だったが、の軍勢が出現した事を聞き、武田家の部隊と共に出陣する。身分を偽って部隊に同行していた光璃は、鬼と戦う剣丞を見たうえで彼の真意を聞いて、剣丞の妻になる事を決めるのだった。

登場人物・キャラクター

新田 剣丞 (にった けんすけ)

現代の日本から戦国時代にタイムスリップした少年。足利【一葉】義輝からは「主様」、服部【小波】正成からは「ご主人様」、剣丞隊の一部のメンバーからは「お頭」と呼ばれている。田楽狭間の上空から舞い降りるように現れたため「田楽狭間の天人」と呼ぶ人もいる。正義感が強い性格で、女性に対して真摯に接する事から、無自覚なまま女性に好意を寄せられる事が多い。 「鬼と戦う決意をした女性を何人でも妻にできる」という蕩(たら)し御免状を幕府から認められている。身体能力は高く、タイムスリップ時に現代から持って来た日本刀で鬼と戦う。

織田【久遠】信長 (おだくおんのぶなが)

新田剣丞の正妻の一人。尾張美濃の国主。商人などの同業者による組合である座や各地にある関所を廃止して、人やお金の物流を活性化させ、さらに同盟国内での技術交流を盛んに行っている。剣丞を通じて同盟関係となった足利【一葉】義輝、長尾【美空】影虎、武田【光璃】晴信と共に、鬼を退治して天下を平定する事を目指している。

足利【一葉】義輝 (あしかがかずはよしてる)

新田剣丞の正妻の一人。お側衆の細川【幽】藤孝からは「公方さま」と呼ばれ、剣丞の事を「主様」と呼ぶ。幕府十三代将軍だが、今は剣丞隊のメンバーとして剣丞と行動を共にしている。凜とした女性だが、剣丞には子供のように甘えん坊となる事もある。剣の腕は剣丞隊の中でも随一で、大量の剣を召喚して飛ばす「足利家お家流 三千世界」は岸壁や森を吹き飛ばす威力がある。

竹中半兵衛【詩乃】重治 (たけなかはんべえしのしげはる)

新田剣丞の妻の一人。剣丞隊では軍師役を担う。「今孔明」という異名があるが、竹中半兵衛【詩乃】重治本人は快く思っていない。無自覚なままに剣丞が女性から好意を寄せられていく事にやきもちをやく。

服部【小波】正成 (はっとりこなみまさしげ)

新田剣丞の妻の一人。剣丞の事を「ご主人様」と呼ぶ。お守り袋を持つ者と、ある程度の距離なら離れても心で会話できる「服部家お家流 句伝無量」の使い手で、剣丞隊では偵察や潜入任務を担う。あまり感情を表に出さないが、剣丞から褒められると赤くなるなど、女の子らしい一面もある。

長尾【美空】影虎 (ながおみくかげとら)

越後をおさめる長尾家の女棟梁。「越後の龍」という異名があり、臣下からは「御大将」と呼ばれている。多聞天、持国天、広目天、増長天、帝釈天を召喚して攻撃させる「長尾家お家流 三昧耶曼荼羅(さまやまんだら)」の使い手。田楽狭間の上空から舞い降りるように現れ、織田【久遠】信長や足利【一葉】義輝の良人となった新田剣丞に注目し、剣丞隊を助けて織田家への人質に利用するために、剣丞を越後に連れて行く。 姉の長尾晴影の謀反により本拠地である春日山城を占拠され養女の空も人質にとられるが、剣丞隊の協力もあって、どちらも取り返す事に成功する。剣丞の事を最初は信用していなかったが、長尾家のお家騒動の解決に協力してくれた事や人柄に触れるうちに惹かれ始め、正妻の一人になる。 普段は強気な性格だが、惚れた剣丞に対しては女の子らしい態度を見せる。複雑な問題に直面すると、現実逃避して出家しようとする癖がある。

直江【秋子】景綱 (なおえあきこかげつな)

長尾【美空】影虎に仕える女性。走るだけで大きく揺れるほどの巨乳の持ち主。軍師として、新田剣丞だけでなく、竹中半兵衛【詩乃】重治や小寺【雫】孝高といった剣丞隊の主なメンバーの活動など、さまざまな情報に精通している。樋口【愛菜】兼続という女の子の養子がいる。

武田【光璃】晴信 (たけだひかりはるのぶ)

甲斐をおさめる武田家の女棟梁。「甲斐の虎」という異名があり、臣下からは「お屋形様」、長尾【美空】影虎からは「足長娘」と呼ばれている。「歩き巫女」という情報収集部隊を全国に派遣しており、あらゆる情報を把握している。さらに多数の幽霊武者を召喚できる「武田お家流 風林火山」の使い手。全国に鬼が現れるようになった事と、新田剣丞が田楽狭間の上空から現れたタイミングがほぼ同じだったため、鬼と剣丞の関係を見極めるために甲斐に呼び寄せる。 剣丞が鬼と戦う姿を見て、剣丞が鬼の出現を止めるキーマンになると結論づけ、さらに剣丞の信念を聞いて正妻の一人になる。普段は無愛想で表情をあまり表にしないが、剣丞と接するうちに徐々に笑顔を見せる回数が増える。

武田典厩【夕霧】信繁 (たけだてんきゅうゆうぎりのぶしげ)

武田【光璃】晴信の妹で、武田【薫】信廉の姉。語尾に「しやがれです」「やがります」を付ける独特の口調でしゃべる。武田【光璃】晴信の軍使として書状を越後の長尾【美空】影虎まで持って行き、新田剣丞を連れて甲斐に戻る。

武田【薫】信廉 (たけだかおるのぶかど)

武田【光璃】晴信、武田【薫】信廉の妹。見た目が光璃に似ており、影武者を務めている。穏やかでおっとりとした性格ながら芯は強い人物。長尾家と武田家とのあいだで戦になりかけた時に、新田剣丞の護衛を買って出る。

(おに)

本能のままに人を喰らい、生き血をすする異形の者。新田剣丞が田楽狭間の上空から現れたのとほぼ同じタイミングで、全国各地に出現するようになった。

集団・組織

剣丞隊 (けんすけたい)

織田【久遠】信長直属の部隊。新田剣丞が隊長を務めている。隊の主戦力は、鬼と戦う覚悟を決めて剣丞の妻となった複数の女性。全員が剣丞の事を慕い、絶対の信頼を寄せている。

クレジット

原作

BaseSon

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