すくらんぶる同盟

すくらんぶる同盟

廃部寸前のミステリー同好会。天性の勘の持ち主折原瀬名は、個性あふれる同好会のメンバーたちと様々な事件を解決していく。

正式名称
すくらんぶる同盟
ふりがな
すくらんぶるどうめい
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
推理・ミステリー
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概要・あらすじ

折原瀬名は私立探偵を父に持つ高校生。ミステリー好きが高じてミステリー同好会に入部するものの、同好会は廃部寸前。メンバーは動物が大好きな正孝、口は悪いが温かい面もある芽衣、いつも怪しい実験ばかりしている拓郎、吠えない犬川上くん瀬名は、これら個性的な面々と不可思議な事件に巻き込まれていく。

登場人物・キャラクター

折原 瀬名 (おりはら せな)

2年B組所属。ミステリー同好会のメンバー。探偵業を営む父栄三郎と2人で暮らしており、家事もこなすしっかり者。頭の上のおだんご頭がトレードマーク。推理小説の犯人当てはミステリー同好会一の勘の良さを持っている。変わり者ばかりのミステリー同好会をまとめたり、いつもお金に困っている父に振り回されたり、苦労の絶えない生活を送っている。 正孝のことは幼馴染としか思っていなかったが、次第に恋愛対象として意識していく。

加賀 正孝 (かが まさたか)

2年B組所属。ミステリー同好会のメンバー。瀬名とは幼馴染で、高校ではクラスも一緒。スラッと背が高く、顔もカッコイイため、女子の人気が高く、本人も自覚している。誰にでも優しい性格で、動物が大好き。道に捨てられた猫や犬や鳥を拾ってきては、ミステリー同好会の部室に住まわしている。 戸倉の死後、くじ引きでミステリー同好会の会長になった。瀬名同様、お互いに幼馴染として大切な存在だったが、女の子として好きなことを自覚する。

水原 芽衣 (みずはら めい)

瀬名とは幼馴染で、同じ2年B組所属。ミステリー同好会のメンバー。肩までの黒髪の美少女だが、口を開くと毒舌。同級生の男子には興味はないが、人気俳優トキオのファンだったり、ミーハーな面もある。時々気まぐれなお節介を起こしては、瀬名を振り回している。

森田 拓郎 (もりた たくろう)

ミステリー同好会のメンバー。瀬名とは幼馴染で、2年A組所属。部室に置いてある化学器具でいつも何かしら実験をしている。事件が起こると明晰な頭脳と発明品で助けてくれる頼もしい存在。メガネで物静かだが、変わり者。それでもIQ200もある天才でもある。天才がゆえに教師に一目おかれているが、ふつうに友人として接してくれている瀬名たちと一緒にいるのが一番楽しい。

川上くん (かわかみくん)

ミステリー同好会の犬。ブルテリアによく似ている。正孝が川上くんの家の前で拾ったので、この名がついた。いつも無表情で、見知らぬ人には忍び寄っていきなり噛みつくクセがある。食い意地がはっているが、いざという時は瀬名たちのピンチを知らせたりもする。実は政親という男の生まれ変わり。 しかし一瞬記憶を戻したっきり、以後は前世の記憶を忘れてしまった。誰も聞いたことのない川上くんの吠え声を聞くと、なぜか異世界の扉が開くというミラクルが起こったこともある。

戸倉 尚之 (とくら なおゆき)

高校3年生。ミステリー同好会のメンバーで同好会の会長。さらに、2年の時は前期後期通して生徒会長も務めていて、先生の覚えも良い。ミステリー小説のトリックに精通しており、話し出すと止まらない。妹の苑子を大事に思っているが、彼自身は戸倉家の養子で、家政婦をしている母と一緒に暮らしている。 とある事件をきっかけに命を落とし、瀬名たちにとって忘れられない人となった。

戸倉 苑子 (とくら そのこ)

16歳。正孝の初恋の女の子。ふわふわとしたロングヘアーの美少女で、正孝のことを恋人のように思っている。幼稚園のころ、野球のボールを取りに行ったお屋敷で出会い、3か月ほど一緒に遊んでいたが、ある日イギリスに留学していったきり会えなかった。16歳になり、帰国し同じ高校で、正孝と再会。 しかし、正孝は幼い頃一緒に遊んでいた彼女とは違う違和感を感じている。

たっくん

捜査一課の新米刑事。2年前まで瀬名の家に下宿していたころから、瀬名は兄のように思っている。瀬名たちの周りで次々起こる事件の情報を教えてくれる頼もしい存在。あまり深くこだわらない良い性格をしているが、一度スイッチが入ると熱弁が止まらない。

結城 静 (ゆいしろ せい)

瀬名の実の弟。高校1年生。別居中の母親に引き取られ、現在は田園調布の豪邸で暮らすお坊ちゃま。毎日運転手付の高級車で学校まで送り迎えしてもらっている。暇つぶしに誘拐されたりするなど、いたずら大好きでかなり性格は悪い。冷酷で性格がキツイ母親でさえ、静が嘘泣きするだけで折れてしまう。 瀬名たちと誘拐犯騒ぎの後、同じ学校に転入して来て、ミステリー同好会の部員になった。その後は、ミステリー同好会のトラブルホイホイと呼ばれている。

工藤トキオ (くどう ときお)

瀬名がヒロインの代役を務めることになった映画の相手役の若手俳優。ワイルドな外見に甘いマスクで、芽衣も隠れファンでいるほど人気が高い。映画のヒロインだった女優はトキオの恋人だったが、撮影中の事故で帰らぬ人になってしまう。そのショックのせいか、代役の瀬名に冷たく当たっている。

佐伯 裕也 (さえき ゆうや)

現生徒会長を務めており、2-E所属。ミステリー同好会に寄せられている苦情を部員に伝えに来る。眼鏡をかけており、話し方も穏やかで一見気が弱そうにも見える。ミステリー同好会に同情的で、猫を1匹引き取ったり、さらには瀬名の恋人に立候補するなどしていたが、実は誰よりもミステリー同好会のことを憎んでいる裏の顔も持っている。

セーラ

瀬名が商店街の福引で当てた地中海にあるサリア王国の王女様。日本人とのハーフで現在14歳。かつてダイヤモンド鉱石の覇権を巡ってた分裂した隣国のロレア王国の王子との結婚が控えている。髪の色以外の見た目は瀬名そっくり。川上くんにそっくりな犬も飼っている。瀬名に目をつけたセーラは側近のカイルと駆け落ちするため、瀬名を誘拐し、自分の代わりに王宮に置き去りにしてしまう。

折原 栄三郎 (おりはら えいさぶろう)

瀬名と静の父親。私立探偵を営んでおり、ペット探しから殺人事件まで何でも解決とは言いつつ、あまり仕事はしていない様子。資産家で実業家の妻とは瀬名が幼稚園のころから別居中。恐妻家で今では目を見て話すのも苦手。暇があればパチンコに行ったり、気分屋で怠け者で頼りないところはあるが、瀬名にとっては大事な家族。 しかし、母親の実家に頼ることになる時は瀬名も弟同様に、母親の結城家に引き取られる約束をしている。

集団・組織

ミステリー同好会 (みすてりーどうこうかい)

部員は、折原瀬名、加賀正孝、森田拓郎、水原芽衣という幼馴染4人組が所属。その後、瀬名の弟の静も加わり、変わり者ばかりのメンバーで構成されている。他にも正孝が拾ってきた猫や犬であふれかえっている。学校内では、正孝の動物とタクローの怪しげな実験のせいで、2人の名前を取り、「ドクターモローの島」と気味悪がれ、誰も近づかない。

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